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HP C ランタイム・ライブラリ・リファレンス・マニュアル (下巻)


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指定されたアクセス・モードがファイルで許可されているかどうかを確認します。この関数は UIC 保護のほか,OpenVMS ACL (Access Control List) を確認します。

  注意
access関数は,引数としてネットワーク・ファイルを受け付けません。


形式

#include <unistd.h>

int access (const char *file_spec, int mode);


引数



file_spec

OpenVMS 形式または UNIX 形式のファイル指定を示す文字列。ファイル指定には通常のデフォルトおよび論理名変換が適用されます。

mode

表 1-1 に示すように解釈されます。

表 1-1 mode 引数の解釈
mode 引数 アクセス・モード
F_OK ファイルが存在するかどうかの判定
X_OK 実行
W_OK 書き込み (暗黙に削除アクセスも示す)
R_OK 読み込み

アクセス・モードの組み合わせは値の論理和 (OR) によって指定します。たとえば,ファイルで RWED アクセス・モードが許可されているかどうかを確認するには,次のように指定して accessを呼び出します。

access (file_spec, R_OK | W_OK | X_OK); 


戻り値

0 アクセスが許可されていることを示します。
-1    アクセスが許可されていないことを示します。


#include <unistd.h> 
#include <stdlib.h> 
#include <stdio.h> 
 
main() 
{ 
    if (access("sys$login:login.com", F_OK)) { 
        perror("ACCESS - FAILED"); 
        exit(2); 
    } 
} 


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