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HP C ランタイム・ライブラリ・リファレンス・マニュアル (下巻)


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デフォルト・ディレクトリを変更します。

形式

#include <unistd.h>

int chdir (const char *dir_spec); (ISO POSIX-1)

int chdir (const char *dir_spec, ...); (HP C Extension)


引数



dir_spec

OpenVMS 形式または UNIX 形式の指定でディレクトリ名を指定するヌル区切り文字列。

...

この引数は,標準関連の機能テスト・マクロ ( 『HP C ランタイム・ライブラリ・リファレンス・マニュアル(上巻)』第 1.4 節を参照 ) が定義されておらず,厳密な ANSI C モード (/STANDARD=ANSI89) でコンパイルしていないときに使用できる HP C の拡張機能です。引数は int型の省略可能なフラグであり,USER モードから chdirを呼び出す場合にのみ有効です。

フラグの値が 1 の場合は,新しいディレクトリは複数のイメージ間で有効です。値が 1 でない場合は,イメージが終了するときに元のデフォルト・ディレクトリが復元されます。


説明

chdir関数はデフォルト・ディレクトリを変更します。永久的な変更または一時的な変更が可能です。永久的な変更とは,イメージが終了した後も,新しいディレクトリがデフォルト・ディレクトリとして有効になることを示します。一時的な変更とは,イメージが終了したときに,デフォルト・ディレクトリがイメージの実行前のディレクトリに戻されることを示します。

永久的な変更は次の 2 種類の方法で行うことができます。

  • 2 番目の引数を l に設定して, USER モードから chdirを呼び出す方法。

  • 2 番目の引数の値にかかわらず,SUPERVISOR モードまたは EXECUTIVE モードから chdirを呼び出す方法。

この 2 種類の方法以外の場合は,変更は一時的になります。


戻り値

0 指定された名前にディレクトリを変更する処理が正常終了したことを示します。
-1    変更が失敗したことを示します。


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