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HP C ランタイム・ライブラリ・リファレンス・マニュアル (下巻)


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この関数を使用すると,他の言語から HP C RTL を呼び出したり,メイン関数が C で作成されていないときに HP C RTL を使用することができます。この関数は実行時環境を初期化し,終了ハンドラと条件ハンドラの両方を設定します。 VAXC$CRTL_INITDECC$CRTL_INITの同意語です。どちらの名前も同じルーチンを起動します。

形式

#include <signal.h>

void DECC$CRTL_INIT(void);


説明

次の例は, DECC$CRTL_INIT関数を使用して HP C RTL を呼び出す Pascal プログラムを示しています。

$ PASCAL EXAMPLE1 
$ LINK EXAMPLE1 
$ TY EXAMPLE1.PAS 
PROGRAM TESTC(input, output); 
PROCEDURE DECC$CRTL_INIT; extern; 
BEGIN 
   DECC$CRTL_INIT; 
END 

共用可能イメージでこの関数を呼び出す必要があるのは,そのイメージにシグナル処理,環境変数,I/O,終了処理,デフォルト・ファイル保護マスクのための HP C 関数が含まれている場合や,コンテキストを継承する子プロセスである場合だけです。

初期化処理の多くは 1 回だけ実行されますが, DECC$CRTL_INITは複数回呼び出しても安全です。

現在の呼び出しスタック内の少なくとも 1 つのフレームで, UNIX シグナルにマッピングされる OpenVMS 例外に対してハンドラが設定されている必要があります。


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