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HP OpenVMS HP C ランタイム・ライブラリ・リファレンス・マニュアル (下巻)
共用可能イメージから検索したシンボル名のアドレスを返します。
形式
#include <dlfcn.h>
void *dlsym (void *handle, char *name);
引数
handle共用可能イメージを指すポインタ。
nameシンボル名を指すポインタ。
説明
dlsym関数は,共用可能イメージから
handle に対応するシンボル名を検索して,そのアドレスを返します。シンボルが見つからない場合は,NULL ポインタを返します。
OpenVMS Version 7.3-2 以降では,小文字が含まれるライブラリ・シンボルを
dlsym関数を使用してロードできるようになりました。全体的に,ライブラリを動的にロードする関数 (
dlopen,
dlsym,
dlclose,
dlerror) は,以下の機能を提供するように拡張されました。
- 大文字と小文字が混じったシンボル名を持つライブラリのサポート
- 完全ファイルパスを
dlopenに渡すことが可能
- 指定されたライブラリ名の検証
戻り値
x
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検索されたシンボル名のアドレス。
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NULL
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シンボルが見つからなかったことを示します。
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