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HP C ランタイム・ライブラリ・リファレンス・マニュアル (下巻)


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putcマクロと同様ですが, flockfilefunlockfileで保護された範囲内だけで使用します。

形式

#include <stdio.h>

int putc_unlocked (int character, FILE *file_ptr);


引数



character

書き込む文字。

file_ptr

出力ストリームへのファイル・ポインタ。

説明

リエントラント版である putcマクロは,複数スレッドからの同時呼び出しに対してロックされます。その結果,ストリームの一貫性を保証するためのオーバヘッドが生じます。アンロック版である putc_unlockedを使用すると,このオーバヘッドを避けることができます。 putc_unlockedマクロは putcマクロと機能的に同じですが,スレッド・セーフな方法で実装する必要がない点が異なります。 putc_unlockedマクロは, flockfile関数と funlockfile関数を対で使用して保護された範囲内でだけ,安全に使用することができます。呼び出し元は, putc_unlockedを使用する前に,ストリームを確実にロックする必要があります。

putc_unlockedはマクロであるため,副作用のあるファイル・ポインタ引数は正しく評価されないことがあります。このような場合は,代わりに fputc_unlocked関数を使用してください。

__UNIX_PUTC マクロを定義してコンパイルすれば,この関数の高速インライン版を使用して,最適化できます。

flockfileftrylockfile,および funlockfileも参照してください。


戻り値

x ファイルに書き込まれた文字。成功を示します。
EOF ファイルの終端 (EOF) またはエラーを示します。


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