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HP C ランタイム・ライブラリ・リファレンス・マニュアル (下巻)


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呼び出し元スレッドを中断し,シグナル通知が到着するのを待ちます。

形式

#include <signal.h>

int sigwaitinfo (const sigset_t set, siginfo_t *info);


引数



set

待機するシグナルのセット。

info

siginfo構造体へのポインタ。この構造体には,シグナルをポストする際に指定されたアプリケーション定義データなど,シグナルを示すデータが格納されます。

説明

info 引数が NULL の場合, sigwaitinfo関数は, sigwait関数と同じ動作を行います。

info 引数が NULL でない場合, sigwaitinfo関数は, sigwait関数と同じ動作を行います。ただし,選択されたシグナル番号は, siginfo構造体の si_signoメンバに格納され,またシグナルの原因が, si_codeメンバに格納されます。選択されたシグナルに,キューイングされている値がある場合,キューイングされている 1 番目の値がキューから外され,その値が infosi_valueメンバに格納されます。シグナルのキューイングに使用されているシステム・リソースは解放され,他のシグナルのキューイングに利用できるようになります。キューイングされている値がない場合, si_valueメンバの内容は未定義です。選択されたシグナルに対して,他にキューイングされているシグナルがない場合は,そのシグナルの保留表示がリセットされます。

sigtimedwaitsigwaitも参照してください。

シグナル処理についての詳細は,『HP C ランタイム・ライブラリ・リファレンス・マニュアル(上巻)』第 4.2 節を参照してください。


戻り値

x 成功すると,選択されたシグナル番号が返されます。
-1    エラーの発生を示します。 errno には,以下のいずれかの値が設定されます。

  • EINVAL -- set 引数が,不正なシグナル番号,またはサポートされていないシグナル番号を含んでいます。

  • EINTR -- 待機が,ブロックされていないシグナルのキャッチで割り込まれました。


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