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HP OpenVMS HP C ランタイム・ライブラリ・リファレンス・マニュアル (下巻)
指定された数のワイド文字を,1 つのワイド文字配列から別のワイド文字配列にコピーします。
形式
#include <wchar.h>
wchar_t wmemmove (wchar_t *dest, const wchar_t *source, size_t n);
関数バリアント
wmemmove関数は,それぞれ 32 ビットと 64 ビットのポインタ・サイズで使用するための
_wmemmove32と
_wmemmove64という名前のバリアントを持っています。ポインタ・サイズ固有の関数の使用方法については,『HP C ランタイム・ライブラリ・リファレンス・マニュアル(上巻)』第 1.9 節を参照してください。
引数
destデスティネーション配列へのポインタ。
sourceソース配列へのポインタ。
n移動するワイド文字の数。
説明
wmemmove関数は, source がポイントする位置の n 個のワイド文字を, dest がポイントする位置にコピーします。
wmemmoveルーチンと
wmemcpyルーチンは同じ機能を実行しますが,
wmemmoveは,2 つの配列がオーバラップする場合でも,ソース配列の内容を確実にデスティネーション配列にコピーします。このようなオーバラップが生じる可能性がある場合,移植性を必要とするプログラムは
wmemcpyではなく
wmemmoveを使用するようにしてください。
戻り値
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