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OpenVMS マニュアル |
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HP OpenVMS
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キュー特性に数値を割り当てます。/CHARACTERISTIC 修飾子は省略できません。特性にすでに値が割り当てられている場合にその特性の割り当てを変更するには,その既存の特性を削除し,定義し直さなければなりません。OPER(オペレータ)特権が必要です。
注意
1 つの番号に対して複数の特性名を定義することはできません。
DEFINE/CHARACTERISTIC 特性特性番号
特性名
定義する特性に名前を割り当てます。特性名は,既存の特性名であるか,または新しい特性を定義する 1 ~ 31 文字の文字列です。文字列には,英字の大文字と小文字,数字,ドル記号 ($),およびアンダースコア (_) が使用できます。ただし,少なくとも 1 文字は英字でなければなりません。各番号に対し特性名を 1 つだけ定義することができます。特性番号
定義する特性に 0 ~ 127 の範囲の番号を割り当てます。
システム管理者またはオペレータは,DEFINE/CHARACTERISTIC コマンドを使用して,システムのキューの特定の特性に名前と番号を割り当てます。特性は,環境に対して意味を持つ印刷ジョブまたはバッチ・ジョブの任意の属性を参照できます。特性の名前と番号は任意ですが,その特性に対して一意でなければなりません。
注意
V6.0 より前のバージョンの OpenVMS は,DEFINE/CHARACTERISTIC コマンドを使用すると,複数の特性名を 1 つの番号に定義できました。ただし,この機能はサポートされていませんでした。DEFINE/CHARACTERISTIC コマンドでは,複数の特性名を 1 つの番号に定義できなくなりました。ただし,キューの構成によって単一の番号に複数の特性名を定義する必要がある場合,論理名を定義することで同じ結果を得ることができます。たとえば,次のようなコマンドを入力できます。
$ DEFINE/CHARACTERISTIC SECOND_FLOOR 2 $ DEFINE/SYSTEM/EXECUTIVE_MODE SALES_FLOOR SECOND_FLOOR $ DEFINE/SYSTEM/EXECUTIVE_MODE SALES_DEPT SECOND_FLOOR
この例では,特性名 SECOND_FLOOR が,特性番号 2 に割り当てられます。次に,論理名 SALES_FLOORとSALES_DEPT が,特性名 SECOND_FLOOR と等価であると定義されます。その結果,論理名 SALES_FLOOR と SALES_DEPT が,それぞれで特性名 SECOND_FLOOR と特性番号 2 と等価になります。これらの論理名は,任意の /CHARACTERISTIC=属性名 修飾子に対して,属性名の値として指定できます。
OpenVMS Cluster 環境では,論理名が必要なすべてのノードで,論理名を定義しなければなりません。
特性を定義すると,印刷ジョブまたはバッチ・ジョブ,および実行キューに対応付けることができます。ジョブに特性を指定する場合についての詳細は, PRINT および SUBMIT コマンドの /CHARACTERISTICS 修飾子の説明を参照してください。
現在システムに定義されている特性を調べるには, SHOW QUEUE/CHARACTERISTICS コマンドを使用します。特定のキューに指定されている特性を調べるには,SHOW QUEUE/FULL コマンドを使用します。キューに特性を対応付ける場合についての詳細は,INITIALIZE/QUEUE, SET QUEUE,および START/QUEUE コマンドの /CHARACTERISTICS 修飾子の説明を参照してください。
DELETE/CHARACTERISTIC コマンドは,定義済みの特性を削除します。
キュー特性を指定する場合についての詳細は,『OpenVMS システム管理者マニュアル』を参照してください。
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$ DEFINE/CHARACTERISTIC REDINK 3 |
この例の DEFINE/CHARACTERISTIC コマンドは,番号 3 を値とする特性 REDINK を定義しています。コマンド PRINT/CHARACTERISTICS=REDINK ( または PRINT/CHARACTERISTICS=3) を入力した場合,そのジョブは,プリンタ・キューに REDINK または 3 の特性があると設定されていれば印刷されます。
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