日本-日本語
日本HPホーム 製品 & サービス OpenVMS製品情報
≫  お問い合わせ


OpenVMS マニュアル


 

OpenVMS
ドキュメント・ライブラリ

タイトルページ
目次
まえがき
リファレンス・セクション
    ≫ コマンド一覧
    ≫ レキシカル関数
付録 A:廃止されたコマンド
付録 B:DCL整数表現の範囲を超える数値の処理
索引
PDF    Vol.1   Vol.2
OpenVMS ホーム

HP OpenVMS
DCL ディクショナリ


目次 索引

F$DELTA_TIME

指定した時刻から終了時刻までの時間の差を返します。終了時刻は開始時刻と同じかそれより遅い時刻でなければなりません。

形式

F$DELTA_TIME (開始時刻,終了時刻,形式)

戻り値


開始時刻から終了時刻までの差を示す文字列。戻される文字列の形式は次のとおりです。

dddd hh:mm:ss.cc 


引数



開始時刻

開始時刻を次のような形式の絶対時刻表記で指定します。

dd-mmm-yyyy hh:mm:ss.cc 



終了時刻

終了時刻を次のような形式の絶対時刻表記で指定します。

dd-mmm-yyyy hh:mm:ss.cc 



形式

時刻の差(経過時間)の戻り値の形式を指定します。次のキーワードを使用できます。

  • ASCTIM: ASCII 時刻形式

  • DCL: DCL 経過時間形式 - この形式の値は,DCL の時間関係のレキシカル関数およびコマンドの入力として使用することができます。


#1
$ START=F$TIME() 
$ END=F$TIME() 
$ SHOW SYMBOL START  
 START = "15-JUL-2003 16:26:35.77" 
$ SHOW SYMBOL END 
 END = "15-JUL-2003 16:26:41.39" 
$ WRITE SYS$OUTPUT F$DELTA_TIME(START,END) 
 0 00:00:05.62 
 

この例では,レキシカル関数 F$TIME() を使用して開始時刻と終了時刻のシンボルを定義しています。その後,F$DELTA_TIME を使用して開始時刻と終了時刻の差を表示しています。

#2
$  WRITE SYS$OUTPUT F$DELTA_TIME(START,END,"DCL") 
0-00:00:11.91 
$  WRITE SYS$OUTPUT F$DELTA_TIME(START,END,"ASCTIM") 
   0 00:00:11.91 
 

この例では,開始時刻と終了時刻の差を DCL および ASCII 形式で返しています。

#3
 WRITE SYS$OUTPUT F$DELTA_TIME ("BOOT", "LOGIN") 
   0 10:24:18.92 
$ WRITE SYS$OUTPUT F$DELTA_TIME ("BOOT", "LOGIN", "DCL") 
0-10:24:18.92 
$ WRITE SYS$OUTPUT F$DELTA_TIME ("BOOT", "LOGIN", "ASCTIM") 
   0 10:24:18.92 

この例では,ブート時刻とログイン時刻を DCL および ASCII 形式で返しています。


目次 索引

© 2012 Hewlett-Packard Development Company, L.P.