BOX SELECTコマンドにより選択されたボックス領域を切り取り, Insert Here バッファにその内容を格納します。
切り取ったボックス領域の内容は,BOX PASTEコマンドを使用して任意の場所に回復することができます。
BOX CUTおよびBOX PASTEコマンドの動きは SET BOX [NO]PADコマンドの設定により異なります。
SET BOX [NO]PADコマンド(
SET BOX PAD を参照)の設定によりそれぞれ以下のような動きになります。
SET BOX PAD(省略時設定)
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削除したボックス領域の後は空白で置き換えられます。ボックス領域の右にあるテキストのカラム位置は変わりません。回復したときには,ボックス領域は既存の文字の上に上書きされます。
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SET BOX NOPAD
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バッファのモードに依存して動きが変わります。バッファが挿入モード(Insert)のときには,ボックス領域を削除した後は空白で置き換えられません。そのため,そのボックス領域を閉じるように領域の右にあったテキストは左に移動します。また,ボックス領域が回復されると,下にあったテキストは右に押し出されます。
バッファが重ね書きモード(Overstrike)のときには,省略時と同様に削除したボックス領域の後を空白で埋め,回復は上書きで行います。
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SET BOX [NO]PADコマンド(
SET BOX PAD を参照)の設定に関係なく明示的に上のどちらかの動作をさせたい場合には BOX CUT INSERTまたはBOX CUT OVERSTRIKE コマンドを使用してください。
もし unmodifiable 属性(ステータス・ラインの右から3つめがUnmodifiable)のバッファ上でBOX CUTコマンドを実行した場合,BOX COPYコマンドと同じようにボックス領域を切り取らずに Insert Here バッファにその内容を格納します。
現在のバッファが Buffer List バッファである時,BOX CUTコマンドを使用することにより,バッファの削除を行うことができます。カーソルを Buffer List 上の削除したいバッファのバッファ名の上に移動し,BOX CUTコマンドを使用してください。Buffer List はSHOW BUFFERコマンドで表示できます。