現在のバッファの入力モード(挿入モードまたは重ね書きモード)を切り替えます。バッファのモードはステータス・ラインに表示されます。バッファのモードはテキスト入力のみでなく, 表 4-2 に示す日本語 EVE コマンド,EDT キーパッド・キー,および WPS キーパッド・キーにも影響を与えます。
表 4-2 モードの影響を受けるコマンドとキー
日本語 EVE コマンド:
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DELETE
ERASE CHARACTER
QUOTE
RESTORE CHARACTER
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EDT キーパッド・キー:
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Del C (
[ COMMA ] )
SpecIns (
[ GOLD-KP3 ] )
restore character (
[ GOLD-COMMA ] )
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WPS キーパッド・キー:
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Delete Character (
[ PF4 ] )
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DECwindows 版日本語 EVE の場合には,ステータス・ラインに表示された Insert または Overstrike の上で MB1 をクリックすることにより,バッファのモードを切り替えることができます。これは CHANGE MODE コマンドと同じ機能です。
ユーザが作成したバッファの場合には,省略時の設定は挿入モードです。モードの設定はそのバッファでのみ有効なので,バッファごとにモードを切り替えることができます。
コマンド・ラインの編集では,省略時のモードはターミナルの設定( DCL の SET TERMINAL コマンドによる設定)に依存します。コマンド・ラインを編集しているときに,モードを変更する場合には, [ Ctrl/A] または
CHANGE MODE として定義されている他のキーを押します。このモードは再度変更するまで有効なので,コマンド入力が終わっても元には戻りません。このモードはテキスト・バッファのモードとは関係ありません。
SET BUFFER READ_ONLY コマンドなどを用いて,バッファを変更できないように設定すると,Insert または Overstrike のかわりに Unmodifiable がステータス・ラインに表示されます。変更できないバッファのモードを切り替えるときは,まず SET BUFFER MODIFIABLE コマンドを実行してください。