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OpenVMS マニュアル |
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日本語 HP OpenVMS
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SAVE EXTENDED EVE |
SAVE EXTENDED EVE section-filespec
section-filespec
作成するセクション・ファイル。省略時のファイル・タイプは .XTPU$SECTION です。ファイル指定では論理名を使用できますが,ワイルドカードは使用できません。たとえば,セクション・ファイルを作成する場所として装置やディレクトリを指定するために,SYS$LOGIN や他の論理名を使用できます。省略時の設定では,セクション・ファイルは現在の(省略時の)ディレクトリに作成されます。ファイルを指定しなかった場合には,日本語 EVE はファイルを要求するプロンプトを表示します。プロンプトに対して[ Return ]キー,または[ Do ] キーだけを押し,ファイルを指定しなかった場合には,操作は取り消されます。
ユーザが指定したセクション・ファイルを作成し,将来の編集セッションのために現在のキー定義や他の拡張機能を保存します ( SAVE EXTENDED XTPU コマンドと同じ )。【操作方法】
- 日本語 EVE を拡張するために作成した DEC XTPU プロシージャをコンパイルします。編集セッションの途中で EXTEND コマンドを使用することができ,また,( /COMMAND 修飾子を使用して ) エディタを起動したときに実行したコマンド・ファイルにプロシージャを登録できます。
- DEFINE KEYコマンド,LEARNコマンド, SET GOLD KEYコマンド,SET KEYPAD コマンドを使用することにより,必要なキーを定義します。編集セッションの途中でコマンドを実行することができ,また,日本語 EVE イニシャライゼーション・ファイルにコマンドを登録することも可能です。
- セクション・ファイルを作成するために,SAVE EXTENDED EVE コマンドを使用し,セクション・ファイルの名前を指定します。省略時のファイル・タイプは .XTPU$SECTION です。たとえば,次のコマンドは MYEVE.XTPU$SECTION というセクション・ファイルを現在の ( 省略時の ) ディレクトリに作成します。
Command: SAVE EXTENDED EVE myeve
- セクション・ファイルを使用する場合には,/SECTION 修飾子を使用してエディタを起動するか,または XTPU$SECTION という論理名を定義します(特に,すべてまたは大部分のセッションに対して使用するセクション・ファイルが存在する場合)。たとえば,次のコマンドはトップ・ディレクトリ(またはログイン・ディレクトリ) の MYSEC.XTPU$SECTION というセクション・ファイルを使用してエディタを起動します。
$ EDIT/XTPU/SECTION=sys$login:mysec
セクション・ファイルを指定する場合には,装置とディレクトリを指定します。これらを指定しなかった場合には,DEC XTPU はセクション・ファイルが SYS$SHARE に存在するものと判断します。
セクション・ファイルはバイナリ形式です。したがって,短時間に実行されます。セクション・ファイルは一度に1つずつ使用します。セクション・ファイルは累積され,現在のキー定義と編集セッションで作成した拡張機能を保存すると,それは使用中のセクション・ファイルに保存されている内容に追加されます。このように,セクション・ファイルはユーザ固有の日本語 EVE をカスタマイズしたバージョンです。しかし,セクション・ファイルはマージンやタブ,およびその他の設定を保存しません。したがって,編集設定を保存する場合には,日本語 EVE イニシャライゼーション・ファイルを使用する必要があります。
省略時のセクション・ファイルは
SYS$SHARE:JEVE$SECTION_V3.XTPU$SECTION です。SAVE だけを単独で指定した場合には,それは SAVE EXTENDED EVE と同意語であると解釈され, SAVE FILE コマンドや SAVE FILE AS コマンドと混同されることはありません。
次の例では,EDT キーパッドを有効にし,他のキーを定義し,その後, MYEVE.XTPU$SECTION というセクション・ファイルを作成します。
Command: SET KEYPAD EDT Command: DEFINE KEY . . . Command: SAVE EXTENDED EVE myeve
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