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OpenVMS マニュアル


 

OpenVMS ドキュメント
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タイトルページ
目次
まえがき
第 1 章:日本語 EVE 概要
第 2 章:日本語EVEの拡張機能
第 3 章:DECwindows で起動する日本語 EVE
第 4 章:日本語 EVE コマンド・ディクショナリ
コマンド一覧
付録 A :定義済みキー一覧表
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日本語 EVE リファレンス・マニュアル


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形式

SELECT


説明

COPYFILLREMOVEOPEN SELECTEDUPPERCASE WORD コマンドなどの編集操作のために,テキストを選択します。 Buffer List バッファの内部では,バッファ名の上にカーソルを移動することにより,その名前のバッファを表示できます。

【操作方法】

  1. 選択を開始する位置にカーソルを移動します。

  2. SELECTコマンドを使用してテキストの選択を開始します。

  3. テキストを選択するためにカーソルを移動します。カーソルが通過したテキストは反転表示されます。ブランク行は強調表示されません。カーソルを順方向に移動する場合には,選択領域は現在の文字から開始されます。カーソルを逆方向に移動する場合には,選択領域はカーソルの左側の文字から開始されます。 FINDFIND NEXTWILDCARD FIND コマンドのいずれかを使用して,順方向にカーソルを移動する場合には,選択範囲は検索した文字列の先頭で終了します。つまり,検索されたテキストは選択領域の一部になりません。

この後, 表 4-6 に示されている日本語 EVE コマンド, EDT キーパッド・キー,WPS キーパッド・キーを選択領域に対して使用できます。

表 4-6 選択領域の編集に使用できるコマンドとキー
日本語 EVE コマンド:
CAPITALIZE WORD
DELETE
   (保留削除が可能な場合)
FILL または FILL RANGE
FIND SELECTED
LOWERCASE WORD
OPEN SELECTED
REMOVE または CUT
SPELL
   (システムにDECspell がインストールされている場合)
STORE TEXT または COPY
UPPERCASE WORD
EDT キーパッド・キー:
Append( [ KP9 ] )
EDT Replace ( [ GOLD-KP9 ] )
Subs( [ GOLD-Enter ] )
WPS キーパッド・キー:
WPS Copy( [ GOLD-MINUS ] )
WPS Cut( [ MINUS ] または [ Remove ] )
Lower Case( [ GOLD-KP3 ] )
WPS Replace( [ GOLD-' ] または [ GOLD-" ] )
Upper Case( [ KP3 ] )

DECwindows では,次に示す方法で MB1 を使用することによりテキストを選択できます。カーソルはマウスともに移動します。

マウスの動作 選択
1回のクリック 選択を取り消す。
2回のクリック 現在のポインタの位置にある単語全体を選択する。
3回のクリック 現在のポインタの位置にある行全体を選択する。
4回のクリック 現在のポインタの位置にある段落全体を選択する。
5回のクリック バッファ全体を選択する。
ドラッグ
(ボタンを押したまま移動し解除する)
MB1を押したときにポインタが設定されている文字から始まり,MB1を解除したときにポインタが設定されている文字まで,テキスト・ブロックを選択する。

選択を取り消す場合には,次のいずれかの操作を実行します。

  • RESETコマンドを使用する。

  • SELECTコマンドを繰り返す(たとえば,[ Select ] キーを再度押すことにより)。

  • MB1 を1回クリックする。

  • マウスをクリックまたはドラッグすることにより選択した場合には,選択領域の外部にカーソルを移動するだけでよい(たとえば,[↓]キーを押すことにより)。

現在の位置が Buffer List バッファの内部である場合には,SELECT は特にバッファの内容を表示するように再定義されています。

  1. SHOW BUFFERSコマンドを使用して,ユーザが作成したバッファのリストを表示するか,またはSHOW SYSTEM BUFFERSコマンドを使用して,日本語 EVE が作成したバッファのリストを表示します。

  2. リスト内の適切なバッファ名の上にカーソルを移動し, SELECT を使用します。

日本語 EVE はそのバッファを現在のウィンドウに表示します。この操作は実際には,BUFFER コマンドを使用するのと同じですが,バッファ名を入力する必要はありません。


次の例では,編集操作のためにテキストを選択する方法を示しています。

  1. Command: SELECT
    カーソルを動かして,テキストを SELECT してください
    Command: END OF LINE
    Command: UPPERCASE WORD
    


    現在の文字から始まり,行の最後までのテキストを選択し,そのテキスト全体を大文字に変換します。

  2. Command: SELECT
    カーソルを動かして,テキストを SELECT してください
    Command: FIND digital
    Command: REMOVE
    


    現在の文字から始まり,指定した検索文字列(digital)の先頭までのテキストを選択し,そのテキストを削除し,それを他の場所に挿入できるようにします。検索操作が順方向で実行された場合には,検索されたテキストは選択領域の一部にはなりません。したがって,検索されたテキストは削除されません。


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