罫線固定モードに入ります。
罫線固定モードでは,罫線を含む行の分割,罫線の削除,罫線上での文字入力などが禁止されます。入力,貼り付けなどを行った文字列が罫線に重なった場合には,罫線の枠内に入るように自動的に修正されて書き込まれます。罫線を含まない行に対しては通常と同じように編集を行うことが出来ます。
このコマンドは,EDTキーパッド・キーおよびWPSキーパッド・キーには対応していません。
罫線固定モードでは,以下の機能が変更されます。
- 改行
カーソルを罫線枠内の次の行へ移動します。
- Tab
次の罫線枠へカーソルを移動します。
- 文字入力(無変換モード)
文字を入力します。もし同じ行の罫線枠内にそれ以上スペースがなくなると,それ以上の入力を受付ません。
- 変換確定
罫線をまたがる領域をカット/コピーすることはできません。選択領域の始点と終点が同じ罫線枠内にある場合のみ,その枠内の文字列をカット/コピーすることができます。カット/コピーした領域は貼り付ける際には枠内いっぱいに収まるように書き込まれます。INSERT,OVERSTRIKE の動きの違いは変換確定の場合と同様です。フォーマットを維持したままでカット・アンド・ペーストしたいときは,ボックスカット・アンド・ペーストを使用します。
- REPLACE
REPLACEコマンドで検索文字列の指定より長い文字列を置き換えとして指定した場合,置き換えの結果が同じ行の罫線枠内には入り切らなくなる恐れがあります。このような場合は,置き換え文字列の一部だけ(先頭から同じ行の枠内に入る文字数分だけ)が書き込まれます。
WILDCARD REPLACEコマンドは罫線固定モードでは使用できません。
- FILL
罫線を含む領域を
FILL することはできません。また,罫線を含む行は空白行,VAX DOCUMENT タグなどと同じように段落区切りとして扱われます。
- Wrap
罫線を含む行ではRight Margin を越えて文字を入力した場合にも自動的に改行は行われません。