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SVNとCompound String Textウィジェットの変換

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C SVNとCompound String Textウィジェットの変換

本付録では,構造化ビジュアル・ナビゲーション(SVN: Structured Visual Navigation)とCompound String Textウィジェットの変換に関する情報を説明します。 表 C-1では, DXmSvnウィジェットのボタン構文の変換を説明します。

表 C-1 DXmSvnウィジェットのボタン構文の変換

イベント 処理ルーチン
BSelectPress: svn_button1_down
BSelectRelease: svn_button1_ up
BSelectDrag: svn_ button1_motion
BExtendPress: svn_shiftbutton1_down
BExtendRelease: svn_button1_up
BExtendDrag: svn_button1_motion
BTogglePress: svn_ctrlbutton1_ down
BToggleRelease: svn_ button1_up
BToggleDrag: svn_button1_motion
BDragPress: svn_button2_down
BDragRelease: svn_button2_ up
BDragDrag: svn_ button2_motion
BDragToggle: (MB2-ctrl-click) svn_button2_down
BDrag: (MB2-Alt-click) svn_button2_ down
BMenu: svn_ button3_down
BFocusIn: svn_focus_in
BFocusOut: svn_focus_out
BHelp: svnhelp

表 C-2では,DXmSvnウィジェットのキーボード構文の変換を説明します。

表 C-2 DXmSvnウィジェットのキーボード構文の変換

イベント 処理ルーチン
KMenu: svn_f4_menu
KDown: svn_arrow_down
KUp: svn_arrow_up
KPageDown: svn_page_down
KPageUp: svn_page_up
KEndData: svn_scroll_to_ top
KBeginData: svn_scroll_to_bottom
KExtendUp: svn_extend_up
KExtendDown: svn_extend_down
MShiftKPageUp: svn_extend_ pageup
MShiftKPageDown: svn_extend_pagedown
MShiftKBeginData: svn_extend_to_top
MShiftKEndData: svn_extend_to_ bottom
KLeft: svn_arrow_ left
KRight: svn_arrow_ right
KBeginLine: svn_ scroll_to_left
KEndLine: svn_scroll_to_right
KPageLeft: svn_page_left
KPageUp: svn_page_right
KActivate: svn_activate_entry
MCtrlKActivate: svn_activate_ entry
KSpace: svn_ activate_entry
MCtrlKSpace: svn_activate_entry
KSelect: svn_activate_entry
KHelp: svnhelp
KSelectAll: svn_select_all
KDeSelectAll: svn_deselect_all
KNextColumn: svn_next_ column
KPrevColumn: svn_ prev_column
MShiftKTab: LclTraversePrevTabGroup
KTab: LclTraverseNextTabGroup
MCtrlKTab: LclTraversePrevTabGroup
KCancel: svn_cancel
KNextPara: svn_next_level
KPrevPara: svn_prev_level

表 C-3では,DXmSvnウィジェットの処理ルーチンを更に詳しく説明します。

表 C-3 DXmSvnウィジェットの処理ルーチン

処理ルーチン 説明
svn_button1_down 位置カーソルを現在の項目へ設定, 移動します。他の項目の選択は解除されます。
svn_button1_up ボタン1を押して開始した選択を完了します。 指定されている場合には,DXmSvnNentrySelectedCallback をアプリケーションに通知します。 このBtn UpがMB1のダブル・クリックによる終了ならば、 DXmSvnNselectAndConfirmCallbackが設定されていれば,これが呼び出されます。
svn_button1_motion マウスがその上を通過した項目も含むよう、選択を拡張します。 CTRLキーがMB1の移動と共に押された場合には,マウス選択状態で通過したすべての項目が選択されます。
svn_ shiftbutton1_down 最後に選択された項目と現在の項目の間のすべての項目を含むよう、 選択を拡張します。位置カーソルをこの現在項目に移動します。
svn_ctrlbutton1_ down 現在の項目の選択状態を切り替え,位置カーソルをこの現在項目に移動します。
svn_ button2_down ドラッグ操作を開始します。選択された項目でMB2 を押すと,選択されたすべての項目がドラッグされます。選択されていない入力でMB2 を押すと,その項目だけがドラッグされます。 DXmSvnSetApplDraggingルーチンにより、アプリケーションのドラッグが設定されている場合には,DXmSvnNdraggingCallback が設定されていれば, これが呼び出されます。
svn_button2_ up ドラッグ操作を完了します。 DXmSvnNselectionsDraggedコールバックが指定されていれば,これがアプリケーションに通知され, 入力が選択されます。DXmSvnSetApplDragging ルーチンによりアプリケーションのドラッグが設定されている場合は,DXmSvnNdraggingEndCallback が指定されていれば,これが通知されます。 マウスを移動せずにMB2をクリックした場合には, DXmSvnNentryTransferCallbackが指定されていれば,これがアプリケーションに通知されます。
svn_button2_ motion ゴースト・オブジェクトが作成され,MB2動作を伴ってマウスを追います。
svn_button3_ down DXmSvnNpopupMenuコールバックがその項目に対して指定されている場合には, これがアプリケーションに通知されます。
svn_focus_in SVN ウィジェットにフォーカスを設定します。位置カーソルを、ディスプレイ上の最後に選択された項目に移動します。
svn_focus_out SVNウィジェットからフォーカスを外します。 また,最後に選択された項目から位置カーソルを外します。
svnhelp ヘルプ・ コールバックである,DXmSvnNhelpCallbackが指定されている場合には, これがアプリケーションに通知されます。
svn_f4_menu DXmNpopupMenuCallbackが位置カーソルのある項目に指定されている場合には, これがアプリケーションに通知されます。
svn_arrow_down 位置カーソルを選択し,ディスプレイ上の次の項目に移動します。 必要な場合には,ディスプレイを下方にスクロールします。
svn_arrow_up 位置カーソルを選択し, ディスプレイ上の前の項目に移動します。必要な場合には,ディスプレイを上方にスクロールします。
svn_ page_down ディスプレイを次の項目画面にスクロールします。 位置カーソルを選択し,次の画面上の同じ位置にある項目に移動します。
svn_page_up ディスプレイを前の項目画面にスクロールします。位置カーソルを選択し, 前の画面上の同じ位置にある項目に移動します。
svn_scroll_to_top SVNディスプレイ上の最初の項目にスクロールします。 位置カーソルを選択し,この項目に移動します。
svn_scroll_to_ bottom SVNディスプレイ上の最後の項目にスクロールします。 位置カーソルを選択し,この項目に移動します。
svn_extend_up 前の項目を拡張された選択に追加します。 位置カーソルを選択し,前の項目に移動します。必要な場合には, ディスプレイをスクロールします。
svn_extend_down 次の項目を拡張された選択に追加します。 位置カーソルを選択し,次の項目に移動します。必要な場合には, ディスプレイをスクロールします。
svn_extend_pageup 次画面上のすべての項目を含むよう選択を拡張します。 位置カーソルを,次画面の同じ位置にある項目に移動します。
svn_extend_ pagedown 前画面上のすべての項目を含むよう、選択を拡張します。 位置カーソルを,前画面の同じ位置にある項目に移動します。
svn_extend_to_top 現在選択されている項目から,SVN に知られている一番上の項目に選択を拡張します。 位置カーソルをこの一番上の項目に移動します。
svn_extend_to_bottom 現在選択されている項目から,SVN に知られている一番下の項目に、選択を拡張します。 位置カーソルをこの一番下の項目に移動します。
svn_arrow_left ディスプレイを1文字分、 左にスクロールします。
svn_arrow_ right ディスプレイを1文字分、右にスクロールします。
svn_scroll_to_left ディスプレイの左端までスクロールします。
svn_scroll_to_right ディスプレイの右端までスクロールします。
svn_page_left ディスプレイを1画面幅分,左にスクロールします。
svn_page_right ディスプレイを1画面幅分、 右にスクロールします。
svn_ activate_entry 現在の項目を選択し,確認します。MB1 のダブル・クリックに相当します。
svn_ select_all SVNに知られているすべての項目を選択します。
svn_deselect_all SVNに知られているすべての項目の選択を解除します。
svn_next_column 右隣にある、次のカラム構成要素を選択します。
svn_prev_ column 左隣にある、前のカラム構成要素を選択します。
LclTraversePrevTabGroup 位置カーソル(フォーカス)を前のタブ・グループに移動します。 SVNには,スクロール可能でかつ別々のタブ・グループに属する、一次および二次ウィンドウがあります。 この機能により,SVNのほかのウィンドウにフォーカスを動かすことができます。
LclTraverseNextTabGroup 位置カーソルを次のタブ・ グループに移動します。SVNには,スクロール可能でかつ別々のタブ・ グループに属する一次および二次ウィンドウがあります。この機能により, フォーカスをSVNのほかのウィンドウに移動することができます。
svn_cancel 進行中のすべてのドラッグ操作または拡張選択をキャンセルします。 位置カーソルを, 処理開始前にカーソルがあった項目に移動します。
svn_next_level SVN階層の次のレベルの項目にスクロールします。
svn_prev_ level SVN階層の前のレベルの項目にスクロールします。

表 C-4では,DXmCSTextウィジェットのボタン構文の変換を説明します。

表 C-4 DXmCSTextウィジェット用のボタン構文の変換

イベント 処理ルーチン
BSelect Press: grab-focus()
BSelect Motion: extend- adjust()
BSelect Release: extend-end()
BExtend Press: extend-start()
BExtend Motion: extend-adjust()
BExtend Release: extend- end()
BToggle Press: move-destination()
BDrag Press: secondary-start()
BDrag Motion: secondary-adjust()
BDrag Release: copy-to()
MCtrl BDrag Press: secondary- start()
MCtrl BDrag Motion: secondary-adjust()
MCtrl BDrag Release: copy-to()
MAlt BDrag Press: secondary- start()
MAlt BDrag Motion: secondary-adjust()
MAlt BDrag Release: move-to()
KUp: process-up()
MShift KUp: process-shift- up()
MCtrl KUp: backward-paragraph()
MShift MCtrl KUp: backward-paragraph(extend)
KDown: process-down()
MShift KDown: process-shift- down()
MCtrl KDown: forward-paragraph()
MShift MCtrl KDown: forward-paragraph(extend)
KLeft: left-character()
MShift KLeft: key-select(left)
MCtrl KLeft: left-word()
MShift MCtrl KLeft: left- word(extend)
KRight: right-character()
MShift KRight: key-select(right)
MCtrl KRight: right-word()
MShift MCtrl KRight: right- word(extend)
KPageUp: previous-page()
MShift KPageUp: previous-page(extend)
KPageDown: next-page()
MShift KPageDown: next- page(extend)
MCtrl KPageUp: page-horizontal-backward()
MCtrl KPageDown: page-horizontal-forward()
MAlt KLeft: left-side-of- line()
MShift Malt KLeft: left-side-of-line(extend)
MAlt KRight: right-side-of-line()
MShift MAlt KRight: right- side-of-line(extend)
MCtrl MAlt KLeft: extreme-left-of-file()
MShift MCtrl MAlt KLeft: extreme- left-of-file(extend)
MCtrl MAlt KRight: extreme-right-of-file()
MShift MCtrl MAlt KRight: extreme-right-of-file(extexd)
Malt <Key>F17: toggle-text-path
<Key>F17: toggle-editing- path-move()
MShift <Key>F17: toggle-editing-path-stay
KTab: process-tab()
KNextField: next-tab-group()
KPrevField: prev-tab-group()
KEnter: process-return()
KActivate: activate()
KDelete: delete-next- character()
KBackSpace: delete-previous-character()
KAddMode: toggle-add- mode()
KSpace: self- insert()
KSelect: set-anchor()
KExtend: key-select()
MAny KCancel: process-cancel()
KClear: clear-selection()
KSelectAll: select-all()
KDeselectAll: deselect- all()
KCut: cut- clipboard()
KCopy: copy-clipboard()
KPaste: paste-clipboard()
KPrimaryCut: cut-primary()
KPrimaryCopy: copy- primary()
KPrimaryPaste: copy-primary()
KQuickCut: quick-cut-set()
KQuickCopy: quick-copy-set()
KQuickPaste: quick-copy- set()
KQuickExtend: do- quick-action()
KHelp: Help()
KAny: self- insert()

表 C-5では,DXmCSTextウィジェットの処理ルーチンを更に詳しく説明します。

表 C-5 DXmCSTextウィジェットの処理ルーチン

処理ルーチン 説明
activate(): XmNactivateCallbackコールバックを呼び出します。
backward- character(): 挿入カーソルを1文字分、 左へ移動します。
backward- paragraph(extend): XmNeditModeがXmMULTI_LINE_EDIT で,この処理が引数なしで呼び出されている場合,その前の最初の空白行の次にある最初のスペース以外の文字か, あるいはテキストの先頭に挿入カーソルを移動します。
  挿入カーソルがすでにパラグラフの一番先頭にある場合には,挿入カーソルを前のパラグラフの先頭に移動します。
  XmNeditModeがXmMULTI_LINE_EDITで,この処理が extend付きで呼び出されている場合,挿入カーソルを引数なしの場合と同様に移動し, 選択を拡張します。
backward-word(extend): この処理が引数なしで呼び出されている場合, 挿入カーソルを、左側の最初のスペース文字の次に来る、 最初のスペース以外の文字,または行頭に移動します。 挿入カーソルがすでに単語の先頭にある場合は,挿入カーソルを一つ前の単語の先頭に移動します。
  extend付きで呼び出されている場合には, 挿入カーソルを引数なしの場合と同様に移動し,選択を拡張します。
beep(): 端末が警告音を発します。
beginning-of- file(extend): この処理が引数なしで呼び出されている場合には, 挿入カーソルをテキストの先頭に移動します。
  extend付きで呼び出されている場合には, 挿入カーソルを引数なしの場合と同様に移動し, 選択を拡張します。
beginning-of- line(extend): この処理が引数なしで呼び出されている場合には, 挿入カーソルを行頭に移動します。
  extend付きで呼び出されている場合には, 挿入カーソルを引数なしの場合と同様に移動し,選択を拡張します。
clear-selection(): <Return>以外の各文字を<space>文字で置き換えて,現在の選択を解除します。
copy-clipboard(): クリップボードに現在の選択をコピーします。
copy-primary(): 挿入カーソルに一次選択をコピーします。
copy-to(): 二次選択が存在する場合には,二次選択を挿入カーソルにコピーします。
  二次選択が存在しない場合には, 一次選択をポインタ位置にコピーします。
cut-clipboard(): 現在の選択をクリップボードに切り抜きます。
cut-primary(): 一次選択を挿入カーソルに切り抜きます。
delete-next- character(): XmNpendingDeleteがTRUEで,カーソルが選択内にある場合, 選択全部を削除します。または,挿入カーソルの次の文字を削除します。
delete- next-word(): XmNpendingDeleteがTRUEで,カーソルが選択内にある場合, 選択全部を削除します。または,挿入カーソルの後ろにある各文字を、 次のスペース,タブ、または行末の文字まで削除します。
delete-previous- character(): XmNpendingDeleteがTRUEで,カーソルが選択内にある場合, 選択全部を削除します。または,挿入カーソルの直前のテキスト文字を削除します。
delete- previous-word(): XmNpendingDeleteがTRUEで,カーソルが選択内にある場合, 選択全部を削除します。または,挿入カーソルの前にある各文字を, 次のスペース,タブまたは行頭の文字まで削除します。
delete-selection(): 現在の選択を削除します。
delete-to- end-of-line(): 挿入カーソルの後ろにある文字を、次の行末の文字まで削除します。
delete-to- start-of-line(): 挿入カーソルの前にある各文字を、 前の行頭の文字まで削除します。
deselect- all(): 現在の選択を解除します。
do-quick-action(): 二次選択の末尾に印をつけます。quick- copy-set またはquick-cut-set処理で開始されたクイック処理を実行します。
end-of- file(extend): この処理が引数なしで呼び出された場合, 挿入カーソルをテキストの末尾まで移動します。
  extend付きで呼び出されている場合には, 引数なしの場合と同様に挿入カーソルを移動し,選択を拡張します。
end-of-line(extend): この処理が引数なしで呼び出されている場合,挿入カーソルを行末まで移動します。
  extend付きで呼び出されている場合には,引数なしの場合と同様に挿入カーソルを移動し, 選択を拡張します。
extend-adjust(): アンカからポインタ位置のテキストを選択し, この範囲外のテキストの選択を解除します。 数行にわたってポインタを動かすと,アンカからポインタが動いた各行の行末まで, および現在の行のポインタの位置までテキストが選択されます。
extend-end(): 挿入カーソルをポインタの位置に移動します。
extend-start(): バランス・ビーム方式を使ってアンカを調整します。 アンカからポインタ位置までのテキストを選択し, この範囲外のテキストの選択を解除します。
extreme-left-of-file(extend): この処理が引数なしで呼び出され, 現在のテキスト・パスが左から右の場合, 挿入カーソルをテキストの先頭に移動します。
  この処理が引数なしで呼び出され,現在のテキスト・ パスが右から左の場合,挿入カーソルをテキストの末尾に移動します。
  extend付きで呼び出されている場合には, 挿入カーソルを引数なしの場合と同様に移動し, 選択を拡大します。
  DXmNtextPathリソースを使用して,または会話式でテキスト・パスを初期設定できます(toggle-text-path を参照)。
extreme-right-of-file(extend): この処理が引数なしで呼び出され, 現在のテキスト・パスが左から右の場合, 挿入カーソルをテキストの末尾に移動します。
  この処理が引数なしで呼び出され,現在のテキスト・ パスが右から左の場合,挿入カーソルをテキストの先頭に移動します。
  extend付きで呼び出されている場合には, 挿入カーソルを引数なしの場合と同様に移動し, 選択を拡大します。
  DXmNtextPathリソースを使用して,または会話式で、テキスト・パスを初期設定できます(toggle-text-path を参照)。
forward-character(): 挿入カーソルを1文字分、 右に移動します。
forward- paragraph(extend): XmNeditModeがXmMULTI_LINE_EDIT で,この処理が引数なしで呼び出されている場合,次の空白行の次にある、 最初のスペース以外の文字に挿入カーソルを移動します。挿入カーソルがすでにパラグラフの先頭にある場合には, 次のパラグラフの先頭に挿入カーソルを移動します。
  XmNeditModeがXmMULTI_LINE_EDITで,この処理がextend付きで呼び出されている場合, 引数なしの場合と同様に挿入カーソルを移動し, 選択を拡張します。
forward- word(extend): この処理が引数なしで呼び出されている場合, 次のスペース以外の文字の後にある、最初のスペース文字または行末に挿入カーソルを移動します。 挿入カーソルがすでに単語の末尾にある場合には, 次の単語の末尾に挿入カーソルを移動します。
  extend付きで呼び出された場合, 引数なしの場合と同様に挿入カーソルを移動し,選択を拡張します。
grab-focus(): このキー設定は,マウスのクリック回数によって,XmNselectArray 内の処理を実行します。省略時設定の選択アレイ順序によると,クリック1回で挿入カーソルをポインタ位置に移動し, クリック2回で単語を選択し, クリック3回でテキストの1行を選択し,クリック4回でテキスト全体を選択します。
Help(): XmNhelpCallbackコールバックが存在すれば、これを呼び出します。 このウィジェットのヘルプ・コールバックが存在しない場合には, ヘルプ・コールバックを持つもっとも近い親から、ヘルプ・ コールバックを呼び出します。
insert- string(string): XmNpendingDeleteがTRUEで,カーソルが選択内にある場合, 選択全体を削除します。挿入カーソルの位置に引数,"string" を挿入します。
key- select(direction): "right"引数付きで呼び出された場合, 挿入カーソルを1文字分、右に移動し,選択を拡張します。"left"引数付きで呼び出された場合には, 挿入カーソルを1文字分、左に移動し, 選択を拡張します。引数なしで呼び出された場合には,選択を拡張します。
kill-next-character(): XmNpendingDeleteがTRUEで,カーソルが選択内にある場合,選択全体を削除します。 または,挿入カーソルの後ろにある文字を無効にし,文字をカット・ バッファに格納します。
kill- next-word(): XmNpendingDeleteがTRUEで,カーソルが選択内にある場合, 選択全体を削除します。または,挿入カーソルの後ろにある、 次のスペース・タブあるいは行末の文字まで各文字を無効にし, これらの文字をカット・バッファに格納します。
kill-previous-character(): XmNpendingDelete がTRUEで,カーソルが選択内にある場合,選択全体を削除します。または, 挿入カーソル直前のテキスト文字を無効にし,文字をカット・ バッファに格納します。
kill-previous- word(): XmNpendingDeleteがTRUEで,カーソルが選択内にある場合, 選択全体を削除します。または,挿入カーソルの前にある、 スペース・タブあるいは行頭の文字までの各文字を無効にし,これらの文字をカット・ バッファに格納します。
kill-selection(): 現在選択されているテキストを無効にし, テキストをカット・バッファに格納します。
kill-to-end-of-line(): 挿入カーソルの後ろにある, 次の行末文字までの各文字を無効にし,これらの文字をカット・ バッファに格納します。
kill-to- start-of-line(): 挿入カーソルの前にある,次の行頭文字までの各文字を無効にし, これらの文字をカット・バッファに格納します。
left-character(): 挿入カーソルを1文字分左に移動します。
left-side-of-line(extend): この処理が引数なしで呼び出され, 現在のテキスト・パスが左から右の場合,挿入カーソルを行頭に移動します。
  この処理が引数なしで呼び出され,現在のテキスト・パスが右から左の場合, 挿入カーソルを行末に移動します。
  extend付きで呼び出された場合には, 引数なしの場合と同様に挿入カーソルを移動し,選択を拡張します。
  テキスト・ パスをDXmNtextPathリソースを使用して,または会話式で初期設定します(toggle-text-path を参照)。
left- word(extend): この処理が引数なしで呼び出され,現在のテキスト・ パスが左から右の場合,挿入カーソルを、左側の最初のスペース文字の次にある、 最初のスペース以外の文字,または行頭に移動します。 挿入カーソルがすでに単語の先頭にある場合には,挿入カーソルを前の単語の先頭に移動します。
  この処理が引数なしで呼び出され,現在のテキスト・ パスが右から左の場合,挿入カーソルを、次のスペース文字の次にある、 最初のスペース文字,または行末に移動します。挿入カーソルがすでに単語の末尾にある場合には, 挿入カーソルを次の単語の末尾に移動します。
  extend付きで呼び出された場合には, 引数なしの場合と同様に挿入カーソルを移動し, 選択を拡大します。
  テキスト・パスをDXmNtextPathリソースを使用して、または会話式で初期設定します(toggle-text-path を参照)。
move-destination(): 既存の選択を変更することなく, 挿入カーソルをポインタ位置に移動します。選択が存在しない場合は, 宛先カーソルもポインタ位置に移動します。
move-to(): 二次選択が存在する場合には, 二次選択を挿入カーソルに切り抜きます。二次選択が存在しない場合には, 一次選択をポインタ位置に切り抜きます。
new-line(): XmNpendingDeleteがTRUEで,カーソルが選択内にある場合, 選択全体を削除します。挿入カーソルの位置に新しい行を挿入します。
newline-and- backup(): XmNpendingDeleteがTRUEで,カーソルが選択内にある場合, 選択全体を削除します。新しい行を挿入し,挿入カーソルを、 新しい行の前の行の行末に移動します。
newline-and-indent(): XmNpendingDeleteがTRUE で,カーソルが選択内にある場合,選択全体を削除します。新しい行を挿入し, 前の行の行頭にあるものと同じ数のスペース文字を挿入します。
next-line(): 挿入カーソルを次の行に移動します。
next- page(extend): この処理が引数なしで呼び出された場合, 挿入カーソルを1ページ分、前に移動します。
  extend付きで呼び出された場合には, 引数なしの場合と同様に挿入カーソルを移動し,選択を拡張します。
next-tab-group(): 次のタブ・グループまでトラバースします。
page-horizontal-backward(): 現在のテキスト・ パスが左から右の場合,表示ウィンドウをテキストのパス一つ分,左にスクロールします。
  現在のテキスト・ パスが右から左の場合,表示ウィンドウをテキストのパス一つ分, 右にスクロールします。
  テキスト・パスをDXmNtextPathリソースを使用して、または会話式で初期設定します(toggle-text-path を参照)。
page-horizontal-forward(): 現在のテキスト・ パスが左から右の場合,表示ウィンドウをパス一つ分,右にスクロールします。
  現在のテキスト・パスが右から左の場合,表示ウィンドウをテキストのパス一つ分, 左にスクロールします。
  テキスト・パスをDXmNtextPathリソースを使用して, または会話式で初期設定します(toggle-text-pathを参照) 。
page-left(): 表示ウィンドウを1ページ分, 左にスクロールします。
page-right(): 表示ウィンドウを1ページ分, 右にスクロールします。
paste- clipboard(): クリップボードの内容を、挿入カーソルの前にペーストします。
prev-tab- group(): 前のタブ・グループまでトラバースします。
previous-line(): 挿入カーソルを前の行に移動します。
previous-page(extend): この処理が引数なしで呼び出された場合, 挿入カーソルを一ページ分、前に戻します。
  extend付きで呼び出された場合, 引数なしの場合と同様に挿入カーソルを移動し,選択を拡張します。
process-cancel(): 現在のextend-adjust()または,secondary -adjust()処理をキャンセルし, 選択状態を処理以前の状態に戻します。
process-down(): XmNeditModeがXmSINGLE_LINE_ EDITで,XmNnavigationTypeがXmNONEの場合,タブ・グループ内の現在のウィジェットの下のウィジェットまでトラバースします。
  XmNeditModeがXmMULTI_LINE_EDITの場合, 挿入カーソルを一行下に移動します。
process-home(): 挿入カーソルを行頭に移動します。
process-return(): XmNeditModeがXmSINGLE_LINE_EDITの場合,XmNactivateCallback コールバックを呼び出します。XmNeditModeがXmMULTI_LINE_EDITの場合には, 新しい行を挿入します。
process- shift-down(): XmNeditModeがXmMULTI_LINE_EDITの場合, 挿入カーソルを一行下に移動します。
process-shift-up(): XmNeditModeがXmMULTI_LINE_ EDITの場合,挿入カーソルを一行上に移動します。
process-tab(): XmNeditModeがXmSINGLE_ LINE_EDITの場合,次のタブ・グループへトラバースします。XmNeditMode がXmMULTI_LINE_EDITの場合には,タブを挿入します。
process-up(): XmNeditModeがXmSINGLE_LINE_EDIT で,XmNnavigationTypeがXmNONEの場合,タブ・ グループ内の現在のウィジェットの上のウィジェットへトラバースします。
  XmNeditMode がXmMULTI_LINE_EDITの場合,挿入カーソルを一行上に移動します。
quick-copy-set(): クイック・コピーで使用できるように,二次選択の先頭に印をつけます。
quick-cut-set(): クイック・カットで使用できるように,二次選択の先頭に印をつけます。
redraw-display(): テキスト・ウィンドウの内容を書き直します。
right-character(): 挿入カーソルを1文字分、 右に移動します。
right-side-of- line(extend): この処理が引数なしで呼び出され,現在のテキスト・ パスが左から右の場合,挿入カーソルを行末に移動します。
  この処理が引数なしで呼び出され, 現在のテキスト・パスが右から左の場合,挿入カーソルを行頭に移動します。
  extend付きで呼び出された場合には,引数のない場合と同様に挿入カーソルを移動し, 選択を拡張します。
  テキスト・パスをDXmNtextPathリソースを使用して, または会話式で初期設定します(toggle-text-pathを参照) 。
right-word(extend): この処理が引数なしで呼び出され,現在のテキスト・パスが左から右の場合, 次のスペース以外の文字の後にある、最初のスペース文字あるいは行末に挿入カーソルを移動します。 挿入カーソルがすでに単語の末尾にある場合には, 挿入カーソルを次の単語の末尾に移動します。
  この処理が引数なしで呼び出され, 現在のテキスト・パスが右から左の場合, 左側の最初のスペース文字の後にある、最初のスペース以外の文字、 または行頭に挿入カーソルを移動します。挿入カーソルがすでに単語の先頭にある場合には, 一つ前の単語の先頭にカーソルを移動します。
  extend付きで呼び出された場合には, 引数なしの場合と同様に挿入カーソルを移動し, 選択を拡張します。
  テキスト・パスをDXmNtextPathリソースを使用して,または会話式で初期設定します(toggle-text-path を参照)。
scroll-one-line-down(): テキスト領域を一行下にスクロールします。
scroll-one- line-up(): テキスト領域を一行上にスクロールします。
secondary-adjust(): 二次選択をポインタ位置まで拡張します。
secondary-notify(): 二次選択を宛先カーソルにコピーします。
secondary- start(): 二次選択の先頭に印をつけます。
select-adjust(): 選択を拡張します。 選択されるテキストの量は,XmNselectionArrayリソースに指定されている, マウスのクリック回数によって異なります。
select-all(): テキスト全体を選択します。
select-end(): 選択を拡張します。選択されるテキストの量は,XmNselectionArray リソースに指定されている,マウスのクリックの回数によって異なります。
select-start(): 新しい選択領域の先頭に印をつけます。
self-insert(): XmNpendingDeleteがTRUEで,カーソルが選択内にある場合, 選択全体を削除します。挿入カーソルの位置で押されたキーに対応する文字を挿入します。
set-anchor(): 拡張された選択用にアンカ・ ポインタをリセットします。二次選択の処理の宛先をリセットします。
set-insertion-point(): 挿入ポイントを設定します。
set- selection-hint(): テキスト・ソースと選択の位置を設定します。
toggle-add-mode(): 追加モードの状態を切り替えます。
toggle-editing-path-move(): 編集パス方向を切り替えます。
  方向が右から左への編集に切り替えられた場合, 挿入カーソルは現在の位置に留まります。
  方向が左から右への編集に切り替えられた場合, 挿入カーソルは,前の右から左へのテキストの一番右の位置に移動します。
toggle-editing-path-stay(): 編集パスの方向を切り替えます。 挿入カーソルは現在の位置に留まります。
toggle-text-path(): テキスト全体のテキスト・ パス方向を切り替えます。各セグメントの方向を逆転し, オリジナル・テキストのミラー・イメージを作成します。
traverse-home(): タブ・グループの最初のウィジェットへトラバースします。
traverse-next(): タブ・グループの次のウィジェットへトラバースします。
traverse- prev(): タブ・グループの前のウィジェットへトラバースします。
unkill(): 最後に無効にされたテキストを、挿入カーソルの位置に復元します。

表 C-6では,DXmCSText ウィジェットの追加動作について説明します。

表 C-6 DXmCSTextの追加動作

イベント 説明
<FocusIn>: 挿入カーソルを表示し,カーソルの点滅を開始します。
<FocusOut>: カーソルの点滅を終了します。


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