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日本語 Compaq DECwindows Motif for OpenVMS では,次の構成要素がオプションとして提供されます。
日本語キーマップ (Japanese Keymaps)
日本語 75dpi フォント (75dpi Japanese Font)
日本語 100dpi フォント (100dpi Japanese Font)
日本語 Compaq OpenVMS オペレーティング・システムのインストール時にすでにこれらの構成要素がインストールされている場合は,オプションのインストールは不要です。そうでない場合,あるいは不明の場合はすべてのオプションをインストールしてください。また,従来のバージョンの日本語 Compaq DECwindows Motif を削除して日本語 Compaq DECwindows Motif V1.2-6 をインストールする場合も,すべてのオプションをインストールしてください。
オプション構成要素ファイルは次のとおりです。
SYS$COMMON:[SYS$KEYMAP.DECW.SYSTEM]JAPANESE_*.* |
SYS$COMMON:[SYSFONT.DECW.75DPI]JDECW_GOTHIC_*.* SYS$COMMON:[SYSFONT.DECW.75DPI]JDECW_KMENU_*.* SYS$COMMON:[SYSFONT.DECW.75DPI]JDECW_MINCHO_*.* SYS$COMMON:[SYSFONT.DECW.75DPI]JDECW_SCREEN_*.* |
SYS$COMMON:[SYSFONT.DECW.100DPI]JDECW_GOTHIC_*.* SYS$COMMON:[SYSFONT.DECW.100DPI]JDECW_MINCHO_*.* |
この節では,標準的な各種保守手順について説明します。
1.6.1 グローバル・ページおよびグローバル・セクション値の計算
日本語 Compaq DECwindows Motif for OpenVMS をインストールして実行するためには,十分な未使用のグローバル・ページとグローバル・セクションが必要です。まず最初に,システムの未使用のグローバル・ページおよびグローバル・セクションの量を確認します。続いて,必要に応じて, AUTOGENユーティリティを使用してグローバル・ページおよびグローバル・セクションのシステム・パラメータ値を大きくします。
次のDCLコマンドを入力すると,使用可能なグローバル・ページ数が表示されます。
$ DIR/SIZE SYS$LIBRARY:DCLTABLES.EXE |
F$GETSYI レキシカル関数を使用して WRITE コマンドを入力し,連続する未使用グローバル・ページおよびグローバル・セクションの数を確認します。ご使用の端末からこの情報を得る方法の例を次に示します (SYS$OUTPUTの省略時の設定)。
$ WRITE SYS$OUTPUT F$GETSYI("CONTIG_GBLPAGES") 15848 $ WRITE SYS$OUTPUT F$GETSYI("FREE_GBLSECTS") 24 |
付録 A.1.8.4.4 項 に, AUTOGENユーティリティを使用してこれらの値を大きくする方法を説明してあります。
1.6.2 AUTOGENユーティリティを使用したシステム・パラメータの変更
AUTOGENユーティリティを使用して,システム・パラメータを変更します。 AUTOGENは,ユーザがマニュアル操作でリセットした値に対応するパラメータの値を自動的に調整します。 AUTOGEN を使用してシステム・パラメータを変更するには, SYS$SYSTEM:MODPARAMS.DATファイルを編集してください。
このファイルに入っているパラメータ値を変更するには,そのパラメータに対応する現在値を削除し,新しい値を入力してください。
新しいパラメータを追加する場合は,次に示す例のようにファイルに1行追加して,パラメータ名とその値を書き込んでください。
WSMAX = 8096 |
グローバル・ページおよびグローバル・セクションなどのパラメータの現在の値に特定の値を追加する場合は,ADD_ を使用します。次の例では,グローバル・ページの値に 2000 を追加します。
ADD_GBLPAGES = 2000 |
ページ・ファイル・クォータを設定する場合,システムで使用可能なページ・ファイル・スペースを超える値を使用することはできないことに注意してください。
変更をすべて入力したらファイルの編集を終了し, AUTOGENユーティリティを実行してシステム・パラメータを再度計算します。次のコマンドを入力して,システム・パラメータを再度計算し,システムを再ブートします。
$ @SYS$UPDATE:AUTOGEN GETDATA REBOOT |
REBOOTを指定すると, AUTOGENユーティリティが自動的にシステムをシャットダウンした後,システムを再ブートします。シャットダウン中にシステムにログインしたユーザは,シャットダウン時に自動的にシステムから切断されます。自動再ブートにより,新しいパラメータ値が有効となります。
AUTOGEN ユーティリティは,最新の再ブート以降のリソースの消費量を基にいくつかの SYSGEN パラメータ値を自動的に調整します。この自動調整を無効とする場合は, AUTOGEN コマンド行に NOFEEDBACK を指定してください。
AUTOGENの使用法についての詳細は,『OpenVMS システム管理者マニュアル』を参照してください。
インストレーション時にエラーが発生した場合は, 付録 C を参照してください。
日本語Compaq DECwindows Motif V1.2--6 for OpenVMS は,Alpha版とVAX版でインストールの方法が異なります。 |
日本語Compaq DECwindows Motif V1.2--6 for OpenVMS Alpha は,標準版OpenVMS Alpha の POLYCENTER ソフトウェア・インストレーション・ユーティリティ(PCSI) 形式のキットを提供します。これにより,より迅速,かつ分かり易いインストール環境を提供します。キット名は DEC-AXPVMS-JDECW-V0102-6-1.PCSI です。
日本語Compaq DECwindows Motif V1.2--6 for OpenVMS Alpha では,POLYCENTER ソフトウェア・インストレーション・ユーティリティを使用してインストールを行います。従来の VMSINSTAL ではインストール出来ませんのでご注意ください。 |
インストレーション・プロシージャ実行時にシステムからの問い合わせがある場合は,通常プロンプトの大括弧 ([]) 内に省略時の応答が表示されます。
次の手順に従って,日本語 Compaq DECwindows Motif V1.2--6 for OpenVMS Alphaをインストールします。
Username: SYSTEM Password: |
$ PRODUCT INSTALL product_name / SOURCE= kit_location |
コマンド以下の要素は次のように定義されます。
product_name
プロダクト名です。キット名ではありません。
日本語Compaq DECwindows Motif for OpenVMS Alpha の場合,次のプロダクト名を使用します。
JDECW
product_location
日本語 Compaq DECwindows Motif for OpenVMS Alpha のキット DEC-AXPVMS-JDECW-V0102-6-1.PCSI を含むディレクトリ (装置名を含む) を指定します。
DKA400:[DWMA_JA_JPU6012.KIT] |
となります。この場合の PRODUCT コマンド全体の指定は,次のとおりです。
$ PRODUCT INSTALL JDECW /SOURCE= DKA400:[DWMA_JA_JPU6012.KIT] |
PRODUCT コマンド起動後,次の問い合わせに対して Return キーを押して,インストレーションを開始してください。
The following product has been selected: DEC AXPVMS JDECW V1.2-6 Layered Product Do you want to continue? [YES] |
Do you want the defaults for all options? [YES] |
日本語 Compaq DECwindows Motif for OpenVMS では,次の構成要素がオプションとしてインストールされます。
日本語キーマップ (Japanese Keymaps)
日本語 75dpi フォント (75dpi Japanese Font)
日本語 100dpi フォント (100dpi Japanese Font)
Do you want the defaults for all options? [YES] Do you want to review the options? [NO] yes DEC AXPVMS JDECW V1.2-6: DECwindows Motif /Japanese Do you need to install Japanese keymaps?: YES Do you need to install 100dpi Japanese font?: YES Do you need to install 75dpi Japanese font?: YES Are you satisfied with these options? [YES] |
Do you want the defaults for all options? [YES] no Do you need to install Japanese keymaps? [YES] no Do you need to install 100dpi Japanese font? [YES] no Do you need to install 75dpi Japanese font? [YES] no Do you want to review the options? [NO] yes DEC AXPVMS JDECW V1.2-6: DECwindows Motif /Japanese Do you need to install Japanese keymaps?: NO Do you need to install 100dpi Japanese font?: NO Do you need to install 75dpi Japanese font?: NO Are you satisfied with these options? [YES] |
Execution phase starting ... The following product will be installed to destination: DEC AXPVMS JDECW V1.2-6 DISK$ALPHASYS:[VMS$COMMON.] Portion done: 0%...10%...20%...30%...40%...50%...60%...70%...80%...90%...100% The following product has been installed: DEC AXPVMS JDECW V1.2-6 Layered Product DEC AXPVMS JDECW V1.2-6: DECwindows Motif /Japanese This product requires the following SYSGEN parameters: GBLPAGES add 1600 This product requires the following SYSGEN parameters: GBLSECTIONS add 12 Installation Verification Procedure can be run after reboot. Run the Installation Verification Procedure (IVP) after the installation is completed and the system is rebooted. The IVP is located in the following directory: SYS$TEST:DECW$IVP.COM. Installation of DECwindows Motif /Japanese for OpenVMS AXP V1.2-6 is now complete. Check whether this product have the following PAKs registerd and loaded. PAK Name DW-MOTIF DW-MOTIF-UI-JAPANESE These are required to run any DECwindows Motif /Japanese for OpenVMS application. If your system is already running DECwindows Motif, restart DECwindows Motif with the following DCL command: $@SYS$MANAGER:DECW$STARTUP RESTART If your system has not run DECwindows Motif yet, start DECwindows Motif with the following DCL command: $@SYS$MANAGER:DECW$STARTUP |
これでインストレーションは完了しました。 DECwindows Motif のインストレーション前のシステム構成に応じて,DECwindowsを起動,または再起動する必要があることに注意してください。
2.2 日本語Compaq DECwindows Motif V1.2--6 for OpenVMS VAX のインストレーション
日本語Compaq DECwindows Motif V1.2--6 for OpenVMS VAX は Alpha版と異なり, VMSINSTALユーティリティを使用してインストールします。
Username: SYSTEM Password: $ SET DEFAULT SYS$UPDATE |
@VMSINSTAL saveset-name saveset-location option-list |
VMSINSTALはSYS$UPDATEディレクトリにあります。 VMSINSTALコマンドの形式は次のとおりです。
VMSINSTAL save-setname saveset-location option-list |
コマンド以下の要素は次のように定義されます。
saveset-name
インストレーション名です。
日本語 Compaq DECwindows Motif for OpenVMS VAX では,次のインストレーション名を使用します。
DWMV_JA_JPU6012
saveset-location
日本語 Compaq DECwindows Motif for OpenVMS のセーブセット DWMV_JA_JPU6012.* を含むディレクトリ (装置名を含む) を指定します。
たとえば,日本語 Compaq OpenVMS VAX オペレーティング・システム V7.3 CD-ROM が DKA400 にマウントされている場合, saveset-location は
DKA400:[DWMV_JA_JPU6012.KIT]
となります。option-list
option-listには,OPTIONSに続けて 表 2-1 に示すA,G,L, N,Rのいずれか1つ,あるいは複数を指定します。
表 2-1 インストレーション・オプション指定 オプション 意味 説明 A Auto_answer
自動応答VMSINSTAL の問い合わせに対する応答を含むファイルを最初に作成します。続いて,このオプション (および応答ファイル) を使用することにより,再インストレーション (通常,システムのアップグレード後) にかかる時間を節約することができます。 G Get saveset
G device:[directory]
セーブセットのコピーキットのセーブセットを device:[directory] にコピーします。高速なシステム・ストレージ装置を指定することにより,その装置からのインストレーションの速度を速くすることが可能です。あるいは,グループで使用するディストリビューション・リソースとすることもできます。 L File Log
ログ表示インストレーション時のログを端末に表示します。 N Display or Print the Release Notes
リリース・ノートの表示あるいは印刷インストレーション時に,リリース・ノートに関する問い合わせを表示するように指定します。 N オプションを指定しない場合, VMSINSTAL はリリース・ノートに関する問い合わせを行いません。リリース・ノートに付加的な情報が含まれている場合は,インストレーションを進める前にその内容を確認しておく必要があります。 インストレーションを再度実行していて,すでにリリース・ノートの内容を確認している場合は, N オプションを省略することができます ( 日本語 Compaq DECwindows Motif for OpenVMS リリース・ノートは, VMSINSTAL により SYS$HELP ディレクトリにコピーされ,利用可能です)。 R Alternate Root
代替ルート稼動しているシステムのルートとは異なるルートに日本語 Compaq DECwindows Motif for OpenVMS をインストールします。
これらのソフトウェア・インストレーション・オプションについての詳細は,『OpenVMS システム管理者マニュアル』を参照してください。複数のオプションを指定する場合は,各オプションをカンマで区切ります。次の例を参照してください。
OPTIONS A,N
$ @VMSINSTAL DWMV_JA_JPU6012 DKA400: [ DWMV_JA_JPU6012 .KIT] OPTIONS N OpenVMS VAX Software Product Installation Procedure V7.3 It is dd-mmm-yyyy at hh:mm. Enter a question mark (?) at any time for help. |
製品名あるいは装置名のいずれかを指定しない場合, VMSINSTAL は後でこの情報を問い合わせます。
VMSINSTAL を起動した場合,特権アカウントにログインしていることをチェックします。システム管理者アカウントでログインし,省略時の装置およびディレクトリを SYS$UPDATE に設定しておくことを推奨します。
続いて,VMSINSTAL は別のユーザがシステムにログインしていないかどうかをチェックします。ユーザがログインしている場合, VMSINSTAL はインストレーションを継続するかどうかを問い合わせます。
* Are you satisfied with the backup of your system disk [YES]? |
システム・ディスクのバックアップを行っている場合は, Return キーを押します。そうでない場合は,NO を入力してインストレーションを中止します。システム・ディスクのバックアップを行った後,インストレーションを再度実行することができます。
VMSINSTAL コマンド行で装置名を省略した場合,次の問い合わせが表示されます。
* Where will the distribution volumes be mounted: |
このプロンプトが表示された場合は,日本語 Compaq DECwindows Motif for OpenVMS キット (セーブセット) を含む
saveset-location を入力します。たとえば,メディアが CD-ROM ドライブ DKA400: に装着された CD-ROM である場合,次の問い合わせに対して DKA400:[DWMV_JA_JPU6012.KIT] と入力します。
装置のタイプおよび措置がすでにマウントされているかどうかに応じて,次のようなプロンプトが表示される場合があります。
Please mount the first volume of the set on DKA400: . * Are you ready? YES %MOUNT-I-MOUNTED, DKA400: mounted |
まだマウントしていない場合は, VMSINSTAL を起動した際に指定した装置にディストリビューション・ボリュームを装着しなければなりません。問い合わせの前の行に装置名が表示されます。続いて,VMSINSTAL はインストレーションを継続してよいかどうかを問い合わせます。
YES と応答して,すでに準備ができていることを通知すると, VMSINSTAL は日本語 Compaq DECwindows Motif for OpenVMS を含むメディアが指定された装置にすでにマウントされていて,インストレーションが開始されたことを示すメッセージを表示します。
VMSINSTAL を起動した際に間違った装置名を指定して,インストレーションを再度実行する必要がある場合は, "Are you ready?" という問い合わせに NO と応答します。別の理由によりインストレーションを中断する場合は, Ctrl/Y を押します。
The following products will be processed: DWMV_JA_JPU6 V1.2 Beginning installation of DWMV_JA_JPU6 V1.2 at hh:mm %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product saveset A... |
製品名およびバージョン番号が表示されます。最初のセーブセット (A) が SYS$UPDATE のサブディレクトリにリストアされます。
Release Notes Options: 1. Display release notes 2. Print release notes 3. Both 1 and 2 4. Copy release notes to SYS$HELP * Select option [2]: |
VMSINSTAL を起動した際にオプション N を指定した場合,リリース・ノートの内容を確認するためのオプションの 1 つを選択するための問い合わせがあります。いずれのオプションを選択しても,リリース・ノートは SYS$HELP にコピーされます。
オプション 1 を選択した場合, VMSINSTAL は直ちにリリース・ノートをコンソール端末に表示します。 Ctrl/C を押すことにより,任意の時点でその表示を停止することができます。
オプション 2 を選択した場合, VMSINSTAL は印刷するプリント・キュー名を問い合わせます。使用するプリント・キュー名を指定するか, Return キーを押して省略時のプリント装置にファイルを送信します。次の例を参照してください。
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