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V1.2
次のトランスレーションを DECW$XDEFAULTS.DAT ファイルに追加しておくと, emacs を使い慣れたユーザには便利です。
*XmText.translations: Mod1<Btn3Down>: scroll-cursor-vertically()\n\ Mod1<Btn3Motion>: scroll-cursor-vertically()\n\ Ctrl<key>a: beginning-of-line()\n\ Ctrl<key>b: backward-character()\n\ Ctrl<key>d: delete-next-character()\n\ Ctrl<key>e: end-of-line()\n\ Ctrl<key>f: forward-character()\n\ Ctrl<key>g: beep()\n\ Ctrl<key>h: delete-previous-character()\n\ Ctrl<key>i: cut-primary()\n\ Ctrl<key>j: newline-and-indent()\n\ Ctrl<key>k: set-anchor() end-of-line() key-select() cut-clipboard()\n\ Ctrl<key>l: redraw-display()\n\ Ctrl<key>m: newline()\n\ Ctrl<key>n: next-line()\n\ Ctrl<key>o: newline-and-backup()\n\ Ctrl<key>p: previous-line()\n\ Ctrl<key>v: next-page()\n\ Ctrl<key>w: cut-clipboard()\n\ Ctrl<key>y: paste-clipboard()\n\ Ctrl<key>z: scroll-one-line-up()\n\ Mod1<key>b: backward-word()\n\ Mod1<key>d: delete-next-word()\n\ Mod1<key>f: forward-word()\n\ Mod1<key>h: delete-previous-word()\n\ Mod1<key>i: copy-primary()\n\ Mod1<key>k: delete-to-end-of-line()\n\ Mod1<key>v: previous-page()\n\ Mod1<key>w: copy-clipboard()\n\ Mod1<key>z: scroll-one-line-down()\n\ Mod1 Shift<key>greater: end-of-file()\n\ Mod1<key>less: beginning-of-file()\n\ Mod1<key>]: forward-paragraph()\n\ Mod1<key>[: backward-paragraph() |
viewプログラムは, Motifの国際化サポートを使用した DCL コマンドの TYPE/PAGE と似ています。このプログラムによって,ファイルを数カ国語で表示することができます。
用意されているコマンド・ファイル DECW$EXAMPLES:FILEVIEW.COM を使用して,各国の言語を選ぶことができます。有効な言語は,フランス語,英語,およびドイツ語です。言語を選択するには,次のコマンドを実行してください。
$ SET DEFAULT DECW$USER_DEFAULTS $ @DECW$EXAMPLES:FILEVIEW language |
このコマンド・ファイルでは, .UID および .DAT の各ファイルを現在のディレクトリに複写するとともに,適切なロケールを設定し,ファイル表示のための view プログラム例を実行します。
アプリケーションが起動されると,1次の最上位のシェルが作成されます。 1次の最上位のシェルから,2次シェルを作成することができます。
各最上位のシェルはメイン・ウィンドウの親に当たります。メイン・ウインドウの作業領域が PanedWindow です。
メニュー・バーには,次のエントリがあります。
ファイル・メニューには次のオプションが含まれています。
表示メニューには,次のオプションが含まれています。
1つのウィンドウ内でもう1つ別のファイルを開こうとすると,アプリケーションは突然終了します。この場合,表示メニューは正常に作動しません。
B.4.12 Xmpiano プログラム例
xmpiano プログラムは MIDI (Motif Interface to Dumb Instruments) アプリケーションの書き込み方法を示します。譜表は,楽譜を書くためにも,キーボードのためにも使用することができます。
ウィンドウの下部には,譜表上で使用するための音符のセットがあります。音符ボタンの1つを選択すると,それに従って使用される音符が変わります。選択した音符は,マウスのカーソルとして表示されます。
選択できる音符の種類は制限されたものですが,自然音階のほかに,シャープも選択可能です。プログラムのインタフェースは,フラットの音階をサポートしていません。譜表は,音符が書き加えられて右端を超えると自動的に延長されます。右端を超えたところにある音符は,必要に応じて楽譜のウィンドウをスクロールすることで表示できます。
このアプリケーションを使用するには,表示された譜表の上でマウスの右ボタンを押します。これによって次のメニュー項目が表示されます。
本バージョンでは,音符を操作して編曲することはできません。編曲するには,譜表を消去して再度入力するか,保管ファイルからデータを読み込みます。
音符の色を設定するには,アプリケーションの前景色を変更します。このためにはコマンド・ラインで -fg オプションを使用します。次の例を参照してください。
$ xmpiano :== $DECW$EXAMPLES:xmpiano $ xmpiano -fg blue |
表 B-6 の表には, Motif ツールキットのさまざまな機能の一覧が掲載されています。
ファイル名 | 説明 |
---|---|
xmdialogs.c | ダイアログ・サンプラ |
xmfonts.c | フォント検索用 |
xmeditor.c | テキスト・エディタ |
xmlist.c | 例の一覧表示用 |
xmprotocol.c | ウィンドウ・マネージャ・プロトコルの例 |
xmter.c | 図形とアニメーションの例 |
xmform.c | フォーム・アタッチメントの例 |
xmforc.c | フォーム・アタッチメントと行・列の例 |
xmmap.c | 描画領域とスクロールされたウィンドウの例 |
xmgetres.c | リソース取り出しの例 |
xmapdef.c | app の定義によるスクロールされたウィンドウの例 |
これらのサンプル・プログラムには,次の項目が適用されます。
$ xmform :== $DECW$EXAMPLES:xmform $ xmform string |
stringの変数はオプションです。 stringを指定する場合に使用できる文字は,F,I,M,O,T です。使用する文字列は必ず大文字で,引用符(" ")で囲まなければなりません。 stringが省略された場合,xmform は"MOTIF"に戻ります。
$ xmgetres :== $DECW$EXAMPLES:xmgetres $ xmgetres WidgetClass |
WidgetClass の変数はオプションです。 WidgetClass が省略された場合, "Widget"という省略時のクラスに戻ります。 "All"のクラスも使用できます。この設定では Xt と Motif のすべてのウィジェットに対するリソースが表示されます。
xmtravel プログラムは,旅行代理店関係やフライト・データベース向けのプログラム例です。このプログラムによって,『OSF/Motif スタイル・ガイドリリース 1.2』に準拠した様々なユーザ・インタフェースの設計概念を知ることができます。
このプログラムはほんの一例に過ぎず,装備されていない機能も多く,使用を目的とした定義済設定も行われていません。
B.4.15 プログラム例のリソース・ファイル
プログラム例の多くには,それらの表示属性を定義する関連リソース・ファイルがあります。これらのリソース・ファイルを使用するには, DECW$EXAMPLES ディレクトリからユーザの DECW$USER_DEFAULTS ディレクトリに複写を行うか,あるいはファイルの内容をユーザの DECW$XDEFAULTS.DAT ファイルに追加します。
プログラム例ファイルおよびその関連リソース・ファイルの一覧を次の表に示します。
プログラム例 | リソース・ファイル |
---|---|
DECW$CDPLAYER.EXE | DECW$CDPLAYER.DAT |
FILEVIEW.EXE | FILEVIEW.DAT |
PERIODIC.EXE | PERIODIC.DAT |
MOTIFANM.EXE | MOTIFANIM.DAT |
XMAPDEF.EXE | XMDEMOS.DAT |
XMDIALOGS.EXE | XMDEMOS.DAT |
XMEDITOR.EXE | XMDEMOS.DAT |
XMFONTS.EXE | XMDEMOS.DAT |
XMFORC.EXE | XMDEMOS.DAT |
XMFORM.EXE | XMDEMOS.DAT |
XMGETRES.EXE | XMDEMOS.DAT |
XMLIST.EXE | XMDEMOS.DAT |
XMMAP.EXE | XMDEMOS.DAT |
XMPROTOCOL.EXE | XMDEMOS.DAT |
XMTER.EXE | XMDEMOS.DAT |
XMTRAVEL.EXE | XMTRAVEL.DAT |
リソース・ファイルが見つからない場合には,プログラム例は実行されますが,正しく表示されないこともあります。
B.4.16 プログラム例用 UID ファイル
プログラム例が使用する UID ファイルは,現在のディレクトリまたはユーザのDECW$USER_DEFAULTS ディレクトリに入れておかなければなりません。 UID ファイルが見つからない場合,アプリケーションは正常に起動することができません。UID ファイルは DECW$EXAMPLES ディレクトリから複写することができます。
B.5 OSF/Motif の既知の問題のリスト
DECwindows Motif ソフトウェアには,OSF/Motif の既知の問題について記述した OSF ファイルが含まれています。このファイルは,インストレーション中にキットから SYS$HELP:DECW$MOTIF_OSF_BUGLIST_V12.TXT にコピーされます。
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