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System Generation ユーティリティ(SYSGEN)は,装置を接続し,装置ドライバをロードし,オペレーティング・システムとドライバが動作を調整する場合に使用するデータ構造を作成し,装置初期化ルーチンを呼び出します。通常,SYSGEN は,システム・スタートアップ・コマンド・プロシージャ SYS$SYSTEM:STARTUP.COM の最後の部分で実行されます。
STARTUP.COM が SYSGEN コマンドの AUTOCONFIGURE ALL を実行すると,SYSGEN の自動構成機能が VAXstation 2000 と MicroVAX 2000 の装置テーブルをチェックし ( 表 K-2 を参照),どの装置がシステムに接続されているかを調べ,テーブルの情報を使用して既存装置を設定します。
STARTUP.COM は,できるだけ省略時の設定のままで使用してください。特定の装置を設定対象から除外する場合は,SYSBOOT の NOAUTOCONFIG パラメータを設定して STARTUP.COM による自動構成を禁止する必要があります。非同期の基本シリアル・ポートは,次のコマンドを入力して必ず自動構成するようにしてください。
SYSGEN> AUTOCONFIGURE ALL/SELECT=TT: |
AUTOCONFIGURE ALL/EXCLUDE=(装置名[,...]) を実行した場合も,シリアル回線が含まれます。CONNECT コマンドの /CSR 修飾子には, 表 K-2 に示す csr_addr 値を指定します。csr_addr 値は,VAXstation 2000 と MicroVAX 2000 の入出力空間 EXE$GL_CPUNODSP の先頭からのオフセットであるので,CONNECT コマンドで UNIBUS 装置に従来指定していたバス・アドレスとは異なります。
装置 | 名前 | ドライバ | CSR | ベクタ数 | 第 1 ベクタ | ベクタ・ オフセット |
---|---|---|---|---|---|---|
標準シリアル回線 | TT | YEDRIVER | ^X0800 | 2 | ^O300 | 4 |
ディスク・コントローラ ST506 | DU | DVDRIVER | ^X0C00 | 1 | ^O774 | --- |
テープ・コントローラ TK50 | MU | TVDRIVER | ^X0C80 | 1 | ^O770 | --- |
イーサネット・コントローラ | ES | ESDRIVER | ^X4E00 | 1 | ^O120 | --- |
MicroVAX 2000 シリアル回線 | YF | YFDRIVER | ^X6800 | 2 | ^O104 | 4 |
32 チャネル同期回線 | ZS | ZSDRIVER | ^X6800 | 1 | ^O110 | --- |
カラー・ビデオ・オプション | VA | VFDRIVER | ^X6A00 | 2 | ^O104 | 4 |
白黒ビデオ・オプション | VC | VEDRIVER | ^X5000 | 1 | ^O104 | --- |
VAXstation 2000 と MicroVAX 2000 の装置に対する CONNECT コマンドの実行例を次に示します。
CONNECT ESA0 /ADAP=0 /CSR=%X4E00 /VECT=%O120 /NUMV=01 /DRIVER=ESDRIVER CONNECT MUA0 /ADAP=0 /CSR=%X0C80 /VECT=%O770 /NUMV=01 /DRIVER=TVDRIVER CONNECT DUA0 /ADAP=0 /CSR=%X0C00 /VECT=%O774 /NUMV=01 /DRIVER=DVDRIVER CONNECT DUA1 /ADAP=0 /CSR=%X0C00 /VECT=%O774 /NUMV=01 /DRIVER=DVDRIVER CONNECT DUA2 /ADAP=0 /CSR=%X0C00 /VECT=%O774 /NUMV=01 /DRIVER=DVDRIVER CONNECT VCA0 /ADAP=0 /CSR=%X5000 /VECT=%O104 /NUMV=01 /DRIVER=VEDRIVER CONNECT VCA0 /ADAP=0 /CSR=%X5000 /VECT=%O104 /NUMV=02 /DRIVER=VFDRIVER |
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