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フォーリン・マウントされたマルチ・ボリュームの磁気テープ・セットをサポートするユーティリティで第 2 以降のボリュームを処理する必要があり,かつ OpenVMS の Mount コマンドが解釈できるラベルがそれらのボリュームに付いていない場合に,この修飾子を使用します。

省略時の設定では,すべてのテープ・ボリュームに対して OpenVMS の Mount コマンドのアクセス・チェックが行われます。 OpenVMS バージョン 5.0 より前に開発されたサード・パーティ製のユーティリティやユーザが作成したユーティリティの中には,フォーリン・テープ・セット内の最初のテープだけをマウントするものがあります。新しいバージョンの OpenVMS との互換性をとるには,セット内の各リールについて $MOUNT と $DISMOU のシステム・サービスを明示的に呼び出すよう,これらのユーティリティを変更します。これらのユーティリティで使用する磁気テープ・セットを /MULTI_VOLUME 修飾子でマウントする方法もあります。

/MULTI_VOLUME 修飾子は /FOREIGN 修飾子と併用する必要があります。また,ユーザ特権 VOLPRO が必要です。省略時の設定では,/NOMULTI_VOLUME です。

  注意
OpenVMS Backup ユーティリティ (BACKUP) は,フォーリン・マウントされた磁気テープ・セットの各リールで $MOUNT システム・サービスと $DISMOU システム・サービスを明示的に呼び出します。詳しくは『OpenVMS システム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル (上巻 ) 』の BACKUP および複数のボリューム・セーブ・セットに関する節を参照してください。


以下のコマンドは,テープ・ボリューム・セットをマウントしています。最初のボリュームにアクセス・チェックを行いますが,第 2 以降のリールに対しては,チェックを行わずに処理を進めます。

$ MOUNT/FOREIGN/MULTI_VOLUME MUA0:



/OVERRIDE=(キーワード[,...])

MOUNT コマンドによる 1 つまたは複数の保護チェックを禁止します。

/FOREIGN 修飾子と /OVERRIDE=(ACCESSIBILITY, EXPIRATION) を指定するには,ユーザ特権 OPER と VOLPRO が必要です。これらの特権がない場合,磁気テープは読み込まれません。

複数のキーワードを指定する場合,キーワードをコンマで区切り,リスト全体を括弧で囲みます。

次の表は,この修飾子のためのキーワードの一覧です。

キーワード 説明
ACCESSIBILITY 磁気テープ専用。ボリュームのアクセス可能フィールドに定義されている文字を無効にします。このキーワードを使用するかどうかは,各システムで決定します。つまり,このフィールドの処理に磁気テープ・ファイル・システムが使用するルーチンを,システムごとに指定できます。省略時の設定では,このフィールドを次のようにチェックするルーチンが,OpenVMS オペレーティング・システムに用意されています。

  • ANSI のバージョン 3 に準拠する OpenVMS で磁気テープを作成した場合

    ASCII 空白文字以外のすべての文字をこのキーワードで無効にしてください。

  • OpenVMS 保護が指定されており,かつバージョン 3 より後の ANSI 標準に磁気テープが準拠する場合 ASCII の 1 以外のすべての文字をこのキーワードで無効にしてください。

キーワード ACCESSIBILITY を使用するには,ユーザ特権 VOLPRO を持っているか,またはボリュームの所有者でなければなりません。

EXPIRATION ボリュームとそのファイルの満了日付を無効にします。満了日付を変更したいファイルの最初のファイル・ヘッダ・ラベルに定義されているデータが,満了日付にまだ達していない場合に使用できます。ユーザ特権 VOLPRO を持っているか,またはボリュームの UIC と同じ UIC を持っている必要があります。
IDENTIFICATION ボリューム識別子の処理を無効にします。ラベルが不明であるボリュームをマウントする場合や,ラベルの最初の 12 文字が一意でない ISO 9660 ボリュームをマウントする場合に使用します。無効となるのは,ボリューム識別子フィールドだけであり,ボリューム保護は変更されません。ボリュームは,明示的にまたは省略時の設定として, /NOSHARE でマウントしてください。

/OVERRIDE=IDENTIFICATION 修飾子は /GROUP および /SYSTEM 修飾子と互換性がありません。

LIMITED_SEARCH 予想される位置からホーム・ブロックを検索できないときに, Mount コマンドがデバイス全体からホーム・ブロックを検索することを許可します。省略時の設定では,ホーム・ブロックの検索は制限され,有効なホーム・ブロックが存在しないときに,余分な検索時間を費やさないようにしています。
LOCK マウント時にエラーが発生したため,ボリュームをライト・ロックしないことを指示します。破損したボリュームを ANALYZE/DISK_STRUCTURE コマンドで処置するためマウントする場合に使用します。キーワード LOCK を使用するには,ユーザ特権 VOLPRO を持っているか,またはボリュームの所有者でなければなりません。
NO_FORCED_ERROR 装置またはコントローラが強制エラー処理をサポートしていない場合でも,シャドウイングを続行することを支持します。サポートされていない SCSI ディスクを使用すると,修正できないエラーが発生した場合にシャドウ・セットからメンバが削除されることがあります。これは,SCSI ディスクではディスクの不良ブロックを修復する READL コマンドおよび WRITEL コマンドを使用できないことがあるためです。
OWNER_IDENTIFIER 磁気テープ専用。所有者識別子フィールドの処理を無効にします。保護された磁気テープを OpenVMS と別の HP のオペレーティング・システムとの間で交換する場合に使用します。
SECURITY ボリュームに無効の SECURITY.SYS ファイルが登録されているために,エラーが戻された場合,ボリュームのマウントを継続することを許可します。このキーワードを使用するには,VOLPRO ユーザ特権を持つか,またはボリュームを所有していなければなりません。
SETID 磁気テープ専用。継続ボリューム上の最初のファイルの最初のファイル・ヘッダ・ラベルのファイル・セット識別子のチェックを禁止します。 ANSI 継続ボリューム上の最初のファイルのファイル・セット識別子が,マウントした最初のボリュームの最初のファイルのファイル・セット識別子と異なる場合に使用します。
SHADOW_MEMBERSHIP 以前のシャドウ・セット・メンバの書き込み保護を無効にすることを許可します。このパラメータを使用できるのは,ボリューム・シャドウイング・オプションが用意されている場合だけです。『Volume Shadowing for OpenVMS 説明書』を参照してください。

この修飾子でボリュームをマウントすると,ボリューム・シャドウイング作成番号が消去されます。シャドウ・セット内のボリュームを再マウントしようとすると,関連しないボリュームであるとみなされ,現在のシャドウ・セット・メンバの中の 1 つがフル・コピーされます。

以下のコマンドはボリューム識別フィールドを無効にし,MFA0 上の磁気テープをラベル指定なしでマウントしています。

$ MOUNT/OVERRIDE=IDENTIFICATION MFA0:



/OWNER_UIC=uic

ボリュームをマウントするときに,ボリュームの所有権を指定した UIC に対して設定し,ボリュームに記録されている所有権を無効にすることを指示します。 /FOREIGN 所有権でボリュームをマウントする場合は,現在の使用中 UIC 以外の所有者 UIC を要求します。

パラメータ,UIC(ユーザ識別コード) を次の形式で指定します。

[グループ,メンバ]

UIC 指定は,大括弧で囲みます。グループ番号は,0 〜 37776 の 8 進値です。メンバ番号は,0 〜 177776 の 8 進値です。

Files-11 ボリュームに対して /OWNER_UIC 修飾子を使用するには,ユーザ特権 VOLPRO を持っているか,またはボリュームの UIC と同じ UIC を持っている必要があります。


以下のコマンドはWORK というラベルのディスク装置を DRA3 にマウントし,所有者 UIC [016,360] を設定しています。

$ MOUNT/OWNER_UIC=[016,360] DRA3: WORK



/POLICY=[NO]MINICOPY[=(OPTIONAL)], REQUIRE_MEMBERS, [NO]VERIFY_LABEL

シャドウ・セットのセットアップと使用を制御します。ボリューム・シャドウイングの詳細については,『Volume Shadowing for OpenVMS 説明書』を参照してください。

次の表に,この修飾子のキーワードを示します。

キーワード 説明
[NO]MINICOPY [=OPTIONAL] (Alpha/Integrity のみ) シャドウイング・ミニコピー機能のセットアップと使用を制御します。

ビットマップを作成するには,LOG_IO (論理 I/O) 特権が必要です。

MOUNT /POLICY 修飾子のキーワード [NO]MINICOPY[=OPTIONAL] の意味は,次のようにシャドウ・セットの状態に依存します。

  1. スタンドアロン・システムか任意のクラスタ・メンバ上で,シャドウ・セットがマウントされておらず,MINICOPY=OPTIONAL が指定されている場合には,シャドウ・セットがマウントされ,書き込みビットマップが作成されます。書き込みビットマップはシャドウイング・ミニコピー操作を可能にします。シャドウイング・ミニコピー操作を可能にするためには,スタンドアロン・システム上かクラスタ内で,シャドウ・セットの最初のマウントで /MOUNT /POLICY=MINICOPY[=OPTIONAL] を指定する必要があります。

    OPTIONAL キーワードを指定すると,システムが書き込みビットマップを開始できなかった場合でもマウントを続行することができます。ビットマップが開始できない理由としては,シャドウ・セットが正しくディスマウントされなかった,シャドウ・セットがマージ操作を必要としている場合や,その他のさまざまなリソース関連の問題が考えられます。OPTIONAL キーワードが省略され,システムが書き込みビットマップを開始できなかった場合には,シャドウ・セットはマウントされません。

    /POLICY=MINICOPY=OPTIONAL 修飾子を指定しており,シャドウ・セットがすでにクラスタ内の別のノード上で /POLICY=MINICOPY[=OPTIONAL] なしでマウントされていた場合,MOUNT コマンドは成功しますが,書き込みビットマップは作成されません。

    NOMINICOPY が指定された場合,シャドウ・セットはマウントされますが,書き込みビットマップは作成されません。

  2. シャドウ・セットの前のメンバが,ミニコピーが有効になっているシャドウ・セットに戻された場合には,フル・コピーの代わりにミニコピーが開始されます。これは省略時の動作であり,/POLICY=MINICOPY[=OPTIONAL] を省略した場合でも行われます。ミニコピーの開始が成功しても,何らかの理由で実行に失敗した場合には,フル・コピーが実行されます。

    ミニコピーが開始できなかった場合,キーワード OPTIONAL が省略されていれば,マウントは失敗します。

    NOMINICOPY が指定された場合には,ミニコピーはたとえ可能であっても実行されません。

REQUIRE_MEMBERS MOUNT コマンドが実行される条件として,MOUNT コマンドが発行されたときに, /SHADOW 修飾子で指定されたすべての物理デバイスがアクセス可能でなければならないかどうかを制御します。メンバはコマンド行で指定されるか, /INCLUDE 修飾子によってディスク上で検索されます。

この修飾を指定しなかった場合,(接続障害など) 何らかの理由で 1 つ以上のメンバにアクセスできないときには,アクセス可能なメンバとの仮想ユニットが作成されます。

このオプションを使用すると,イベント後に正しいメンバシップが選択されるので,耐障害クラスタでリカバリを行うときに特に有効です。

[NO]VERIFY_LABEL シャドウ・セットに追加されるすべてのメンバが,'SCRATCH_DISK' というボリューム・ラベルを持たなければならないようにします。

これにより,間違ったディスクが誤ってシャドウ・セットに追加されるのを防ぐことができます。VERIFY_LABEL を使用する場合には,セットに追加されるディスクをラベル 'SCRATCH_DISK' で初期化するか,SET VOLUME/LABEL を実行する必要があります。

省略時の動作は NOVERIFY_LABEL で,コピー・ターゲットのボリューム・ラベルはチェックされません。



/PROCESSOR=キーワード

磁気テープと Files-11 構造レベル 1 ディスクの場合に,補助制御プロセス (ACP) をボリューム処理に使用することを指定します。 /PROCESSOR 修飾子により,ACP を装置と対応づける省略時の方式を無効にします。

Files-11 構造レベル 2 および 5 のディスクの場合は,ブロック・キャッシュの割り当てを制御します。

次の表は,この修飾子のキーワードの一覧です。

キーワード 説明
UNIQUE 磁気テープ,Files-11 ODS-1,ISO 9660,High Sierra でフォーマットされた媒体のいずれかをマウントするときに,これらをサポートする省略時の補助制御プロセッサ (ACP) イメージを実行するプロセスを作成します。

Files-11 構造レベル 2 および 5 のディスクの場合は,独立したブロック・キャッシュを割り当てます。

SAME:装置 磁気テープ,Files-11 ODS-1,ISO 9660,High Sierra でフォーマットされた媒体のいずれかをマウントするときに,これらをサポートする ACP イメージを実行するプロセスとして,既存プロセスを使用します。

Files-11 構造レベル 2 および 5 のディスクの場合は,指定した装置に割り当てられているブロック・キャッシュを取り外します。

ファイル指定 ファイル指定で指定した ACP イメージ (変更を施した ACP やユーザが作成した ACP など) を実行するプロセスを作成します。ワイルドカード文字,ノード名,ディレクトリ名は,ファイル指定に使用できません。

このキーワードを使用するためには,CMKRNL と OPER の特権が必要です。

/PROCESSOR 修飾子を使用するには,オペレータ・ユーザ特権 OPER が必要です。


以下のコマンドは,現在 MTA1 に設定されている ACP プロセスを使用して MFA0 に磁気テープをマウントしています。

$ MOUNT/PROCESSOR=SAME:MTA1: MFA0:



/PROTECTION=キーワード

ボリュームに設定する保護コードを指定します。

次の表は,この修飾子のキーワードを記述します。

キーワード 説明
保護コード ユーザ保護指定の標準構文規則 (システム / 所有者 / グループ / ワールド) に準拠した保護コードを指定します。保護カテゴリを省略すると,そのカテゴリのユーザにはすべてのアクセスが禁止されます。

保護コードを指定しない場合,初期化時にボリュームに設定された保護が使用されます。

XAR 拡張レコード属性 (XAR) アクセス制御の適用を許可します。 XAR についての詳しい説明は『OpenVMS Record Management Services Reference Manual』を参照してください。
DSI DEC システム識別子 (DSI) を格納した XAR に対して XAR Owner アクセスおよび Group アクセスを許可します。詳しくは『OpenVMS Record Management Services Reference Manual』を参照してください。

/SYSTEM または /GROUP でボリュームをマウントするときに /PROTECTION 修飾子を指定した場合,他の修飾子によるすべてのアクセス権は無効となります。

/FOREIGN 修飾子を指定した場合,実行 (E) アクセス権または作成 (C) アクセス権と削除 (D) アクセス権は,論理入出力 (L) の場合と物理入出力 (P) の場合で同義です。しかし,物理入出力 (P) と論理入出力 (L) のどちらか一方または両方のアクセス・コードを指定すれば,複数のユーザ・カテゴリが実行できる入出力操作を制限できます。

Files-11 ボリュームに対して /PROTECTION 修飾子を使用するには,ユーザ特権 VOLPRO を持っているか,ボリュームの UIC と同じ UIC を持っている必要があります。


以下のコマンドは,WORKDISK というラベルの装置を DKA1 にマウントし,保護コードを設定しています。このボリュームへのアクセスは,SYSTEM ユーザの場合 READ,WRITE,CREATE,OWNER の場合 READ,WRITE,CREATE,DELETE, GROUP ユーザの場合 READ,CREATE,WORLD カテゴリの場合 READ だけです。

$ MOUNT/PROTECTION=(SYSTEM:RWE,O:RWED,G:RE,W:R) DKA1: WORKDISK



/QUOTA (省略時の設定)

/NOQUOTA

指定したディスク・ボリュームにクォータを実施するかどうかを制御します。

省略時の設定では,各ユーザに対してクォータを実施する /QUOTA です。 /NOQUOTA は,このチェックを禁止します。/QUOTA 修飾子を指定するには,ユーザ特権 VOLPRO を持っているか,またはボリュームの UIC と同じ UIC を持っている必要があります。


以下のコマンドは,DRA3 にマウントされている,WORK というラベルのディスク・ボリュームに対し,所有者 UIC [016,360] を設定し,クォータを実施しないことを指定しています。

$ MOUNT/OWNER_UIC=[016,360]/NOQUOTA DRA3: WORK



/REBUILD (省略時の設定)

/NOREBUILD

ディスク・ボリュームに対し,リビルド動作を行うかどうかを制御します。

システム障害などのためディスク・ボリュームが正しくディスマウントされていない場合,ボリュームをリビルドして,ディスマウント時に許可されていたキャッシング制限を回復する必要があります。省略時の設定では,リビルドが行われます。使用可能なすべての空き空間の再利用も行う正常なリビルドを実行するには,すべてのボリューム・セット・メンバをマウントする必要があります。

ボリューム上のファイル数によっては,リビルドにかなりの時間がかかります。クォータを使用している場合のファイル所有者の数も,リビルドにかかる時間に影響します。

ボリュームをディスマウントする前に許可されていたキャッシュとしては,以下のキャッシュが考えられます。

  • 割り当て済み空き空間 (EXTENT キャッシュ)

  • 割り当て済みファイル番号 (FILE_ID キャッシュ)

  • ディスク・クォータ使用量キャッシング (QUOTA キャッシュ)

割り当て済み空き空間やファイル番号のキャッシングが許可されていた場合,最も多くのファイルがボリュームに存在したときのファイル数にリビルド時間が比例します。ディスク・クォータ・キャッシングが許可されていた場合,ディスク・クォータ・ファイルのエントリ数の二乗に比例する時間がかかると思われます。

いずれのキャッシングも許可されていなかった場合,リビルドは不要であるため実行されません。

/NOREBUILD 修飾子を使用すると,ただちに装置をアクティブ状態に戻せます。リビルドを改めて実行する場合は,DCL の SET VOLUME/REBUILD コマンドを使用します。

システム・ディスクのリビルド方法については,『OpenVMS システム管理者マニュアル』を参照してください。


この例では,WORKDISK というボリュームが NODE$DKA2 にマウントされています。このボリュームは正しくディスマウントされておらず,また /REBUILD 修飾子が指定されているので,メッセージが出力され,ボリュームがリビルドされます。

$ MOUNT/REBUILD NODE$DKA2: WORKDISK
%MOUNT-I-MOUNTED, WORKDISK         mounted on _NODE$DKA2:
%MOUNT-I-REBUILD, volume was improperly dismounted; rebuild in 
progress

ボリューム WORKDISK が正しくディスマウントされていませんが, /NOREBUILD 修飾子が指定されているので,リビルドは実行されません。ただし,リビルドが必要であることを示すメッセージが表示され, WORKDISK をこのままの状態で使用可能にしようとしています。 DCL の SET VOLUME/REBUILD コマンドを使用すれば,リビルドを行えます。

$ MOUNT/NOREBUILD NODE$DKA2: WORKDISK
%MOUNT-I-MOUNTED, WORKDISK          mounted on _NODE$DKA2:
%MOUNT-I-REBLDREQD, rebuild not performed; some free space 
unavailable; diskquota usage stale



/RECORDSIZE=n

磁気テープ・ボリュームの各レコードに格納する文字数を指定します。


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