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OpenVMS マニュアル


 

OpenVMSドキュメント
ライブラリ

タイトルページ
目次
まえがき
第 1 章:概要
第 2 章:日本語ライブラリの使用例
第 3 章:汎用ライブラリ
第 4 章:基本ライブラリ
第 5 章:かな漢字変換ライブラリ
第 6 章:漢字コード変換ライブラリ
付録 A :変換キー配列
付録 B :変換対応表
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第 2 章
日本語ライブラリの使用例

この章では,OpenVMS オペレーティング・システムでサポートされる各プログラミング言語からの日本語ライブラリの簡単な使用例を示します。標準の実行時ライブラリと同じように使用することができ,日本語エディタでプログラムを作成することにより,注釈や文字リテラルにも日本語を使用することができます。

2.1 FORTRAN における日本語の使用例

     JSY$EXAMPLES:GETINPUT.FOR 
 
$ 
$ type getinput.for 
 program         sample 
 character buff*40 
 integer  stat 
 
! 注釈に日本語が使えます。 
 
 type *,'DEC FORTRAN では、文字リテラルに日本語が使えます。'
 
 do while (jlb$get_input(buff,'データ入力 : ',leng)) 
    type *,'データ出力 : ',buff 
 end do 
 
 end 
$ 
$ fortran getinput 
$ link    getinput,jsy$library:jsyshr/option 
$ run     getinput 
DEC FORTRAN では,文字リテラルに日本語が使えます。 
データ入力 : 日本語データの 
データ出力 : 日本語データの 
データ入力 : 入出力が可能です。 
データ出力 : 入出力が可能です。 
データ入力 : *EXIT* 
$ 



2.2 C における日本語の使用例

     JSY$EXAMPLES:GETINPUT.C 
 
$ 
$ type getinput.c 
#include <stdio.h> 
#include <ssdef.h> 
#include <descrip.h> 
main () /* 注釈に日本語が使えます。*/ 
{ 
   static char buff[40]; 
   static char prom[] = "データ入力 : "; 
   $DESCRIPTOR(buf,buff); 
   $DESCRIPTOR(pro,prom); 
   short len; 
 
   printf("\nDEC C では、文字リテラルに日本語が使えます。\n"); 
   while (jlb$get_input(&buf,&pro,&len) == SS$_NORMAL) { 
      buff[len] = 0; 
      printf("データ出力 : %s\n",buff); 
   } 
} 
$ 
$ cc    getinput 
$ link  getinput,sys$input:/option 
sys$share:jsyshr.exe/share 
*EXIT* 
$ run   getinput 
DEC C では,文字リテラルに日本語が使えます。 
データ入力 : 日本語データの 
データ出力 : 日本語データの 
データ入力 : 入出力が可能です。 
データ出力 : 入出力が可能です。 
データ入力 : *EXIT* 
$ 



2.3 MACRO における日本語の使用例

     JSY$EXAMPLES:GETINPUT.MAR 
  
$ 
$ type getinput.mar 
 .title test 
 
 .psect data 
 .show 
 .macro string str 
 .ascid /str/ 
 .endm string 
 
data1: .ascid /MACRO では、文字リテラルに日本語が使えます。/
data2: string <MACRO では、マクロに日本語が使えます。>
inp: string <データ入力 : > 
oup: .long b3-b1 
 .address b1 
buff: .long b3-b2 
 .address b2 
b1: .ascii /データ出力 : / 
b2: .blkb 40 
b3: 
   .psect code 
 .entry test,^m<> ; 注釈に日本語が使えます。 
 pushaq data1 
 calls #1,g^lib$put_output 
 pushaq data2 
 calls #1,g^lib$put_output 
loop: 
 pushaq inp 
 pushaq buff 
 calls #2,g^jlb$get_input 
 blbc r0,eof 
 pushaq oup 
 calls #1,g^lib$put_output 
 brb loop 
eof: 
 $exit_s 
 
 .end test 
 
$ 
$ macro getinput 
$ link  getinput,jsy$library:jsyshr/option 
$ run   getinput 
MACRO では,文字リテラルに日本語が使えます。 
MACRO では,マクロに日本語が使えます。 
データ入力 : 日本語データの 
データ出力 : 日本語データの 
データ入力 : 入出力が可能です。 
データ出力 : 入出力が可能です。 
データ入力 : *EXIT* 
$         


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