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OpenVMS マニュアル


 

OpenVMS ドキュメント
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タイトルページ
目次
まえがき
第 1 章:システムの概要
第 2 章:DECwindows Motif の起動
第 3 章:ディスプレイ・サーバの構成
第 4 章:DECwindows の使用方法
付録 A :DECwindows システムのチューニング
付録 B :DECwindows Motif キーマップ名
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HP DECwindows Motif for OpenVMS

HP DECwindows Motif for OpenVMS
管理ガイド


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インストール時に選択したものとは異なるデスクトップをロードするには, DECW$PRIVATE_APPS_SETUP.COM 内の DECW$START_NEW_DESKTOP シンボルに TRUE ( New Desktop ) または FALSE ( Traditional DECwindows Desktop ) を設定します。

ファイル SYS$MANAGER:DECW$PRIVATE_APPS_SETUP.COM が存在しない場合には,次のようにしてテンプレートから作成します。

$   COPY SYS$MANAGER:DECW$PRIVATE_APPS_SETUP.TEMPLATE -
_$  SYS$COMMON:[SYSMGR]DECW$PRIVATE_APPS_SETUP.COM



4.4.3 IPv6 サポートを有効にする

IPv6 の利用を有効にするには, DECW$PRIVATE_APPS_SETUP.COM ファイル内でグローバル・シンボル DECW$IPV6_SUPPORT を定義します。ユーザは,必要に応じて,この結果得られるシステム全体の論理名を設定変更することができます。以下の値のいずれかを使用してシンボルを定義します。

  • TCP_IS_INET6
    ネットワークが IPv6 をサポートするように構成されている場合には,この値を使用します。トランスポート名 TCPIP および TCP は, INET6 トランスポートの同義語として解釈されます。 INET6 トランスポートでは, IPv6 が利用可能な場合にはそれを使おうとしますが, IPv6 が使用される保証はありません。個々のプログラムでは,トランスポート・オプション INET6 または INET を明示的に指定することができるためです。
    この値を設定したときに,ドメイン・ネーム・サーバが IPv6 を扱うように構成されていない場合は,ディスプレイ接続のオープン時に遅延が発生します。

  • DISABLED
    この値は,アプリケーションが,ユーザ・モードの AST ルーチンからディスプレイ接続をオープンする場合にだけ使用します。トランスポート名 TCPIP および TCP は,INET トランスポートの同義語として解釈されます。 INET6 トランスポート・オプションは使用できません。

  • その他の値
    この値は,ネットワークが IPv6 をサポートしていないか,一部の IPv6-over-IPv4 トンネルのためだけに IPv6 を使用している場合に使用します。トランスポート名 TCPIP および TCP は INET トランスポートの同義語です。 DISABLED オプションと異なり,個々のプログラムがトランスポート・オプション INET6 または INET を明示的に指定することができます。これは,論理名が定義されていない場合のデフォルト値です。

この論理名のデフォルトの動作により,以前のバージョンの DECwindows Motif と同じディスプレイ名とクライアント-サーバ接続機能が提供されます。

  注意
TCP_IS_INET6 オプションでは TCP/IP Services の gethostbyaddr 関数の代わりに, getaddrinfo 関数を使用します。 TCP/IP Services では,AST ルーチンからの getaddrinfo 関数の利用はサポートされていません。使用するアプリケーションが AST ルーチン内から DECwindows トランスポートをオープンする場合には,DISABLED オプションを使用することをお勧めします。 DECwindows Motif アプリケーションは,すべて TCP_IS_INET6 オプションをサポートしています。



独自のロゴを表示する個別のアプリケーションを実行することで,デフォルトの HP ロゴを別のロゴで置き換えることができます。

それには, DECW$PRIVATE_APPS_SETUP.COM ファイル内でグローバル・シンボルを定義し,ロゴを表示するコマンドが格納された DCL コマンド・ファイルを作成する必要があります。たとえば,ログイン画面に独自のロゴを表示するには,以下の手順を実行します。

  • コマンド・ファイル (たとえば SYS$MANAGER:LOGO.COM) を作成します。

  • SYS$MANAGER:DECW$PRIVATE_APPS_SETUP.COM 内でグローバル・シンボル DECW$LOGINLOGO を定義します。シンボルの値には,コマンド・ファイルの名前を設定します。このコマンド・ファイルはシステム・アカウントで実行される点に注意してください。

カスタム・ロゴを作成するには,以下の手順を実行します。

  1. SYS$MANAGER ディレクトリにコマンド・ファイルがない場合は,テンプレート・ファイルをコピーしてコマンド・ファイルとします。

    $ COPY SYS$COMMON:[SYSMGR]DECW$PRIVATE_APPS_SETUP.TEMPLATE -
    _$ SYS$SPECIFIC:[SYSMGR]DECW$PRIVATE_APPS_SETUP.COM/LOG
    

  2. ファイルを編集し,カスタム・ロゴを表示するコマンド・ファイルを指すようにシンボル DECW$LOGINLOGO を定義します。
    次の行を追加します。

    $ DECW$LOGINLOGO == "SYS$MANAGER:MYLOGO.COM" 
    

  3. ロゴを表示するコマンド・ファイルを作成します。ファイル名とディレクトリ名は,ステップ 2 で指定したものに合わせる必要があります。コマンド・ファイルは,SYSTEM アカウントで独立プロセスとして実行される点に注意してください。カスタム・ロゴを通じて,システム・アカウントへのアクセスをユーザに許可してしまわないように注意してください。カスタム・ロゴとして FileView や DECterm などのアプリケーションを実行しないようにしてください。
    たとえば,ファイル SYS$MANAGER:MYLOGO.COM に,プログラム例として添付されている,二十面体を表示する次のコマンドを記述します。

    $ RUN DECW$EXAMPLES:ICO
    

  4. DECW$STARTUP を次のように実行してワークステーションをリブートし, DECwindows を再起動します。

    $ @SYS$STARTUP:DECW$STARTUP RESTART
    


    HP ロゴを復元するには, DECW$PRIVATE_APPS_SETUP.COM ファイルから DECW$LOGINLOGO の定義を削除し, DECwindows を再起動します。



4.4.5 個人使用ライセンスを使用したシステムでのロゴの表示 ( Traditional DECwindows Desktop のみ)

DECwindows Motif のライセンスが SYSTEM アカウントに対して登録されていない場合, DECwindows はカスタマイズされたログイン・ロゴを表示しません。これは, DECwindows Motif の個人使用ライセンスを使用したシステムで,許可された DECwindows ユーザの一覧に SYSTEM が含まれていない場合に起こります。

個人使用ライセンスを使用した DECwindows Motif でカスタマイズされたロゴを表示するには,次の定義を SYS$MANAGER:DECW$PRIVATE_APPS_SETUP.COM ファイルに追加します。

$ DECW$LOGINLOGOSUB == "TRUE" 

設定ファイルを編集したら,次のようにして DECwindows Motif を再起動します。

$ @SYS$MANAGER:DECW$STARTUP RESTART

DECwindows Motif ログインは,独立プロセスとしてではなく,サブプロセスとしてロゴ・プロセスを起動します。

4.4.6 コンソール・メッセージの表示

Console Window アプリケーションを使用して,オペレータ・メッセージ (OPCOM) をコンソール・ウィンドウに表示することができます。コンソール・ウィンドウは,画面上部の 6 行の表示領域です。

  注意
コンソール通信用に代替ポート (OPA0: 以外) を選択した場合は, DECwindows Console Window は無効となり,コンソール・ブロードキャストが有効となります。代替コンソールポートの選択についての詳細は,使用しているワークステーションのオーナズ・ガイドを参照してください。

メッセージの表示方法を指定するには, DECW$PRIVATE_APPS_SETUP.COM ファイル内でグローバル・シンボル DECW$CONSOLE_SELECTION を定義します。値には,WINDOW,DISABLE,ENABLE のいずれかを設定します。

  • WINDOW
    Console Window アプリケーション内にコンソール・メッセージを表示します。値 WINDOW を指定すると,デフォルトではログイン画面の右下に Console Window が表示され,ユーザがシステムにログインした後も表示されたままになります。
    Console Window アプリケーションは,Message Window と同じ実行可能ファイルを共有し,表示も似ています。ただし,Console Window にはメニュー・バーが表示されません。また,リソースは DECW$MESSAGEPANEL.DAT ファイルからではなく DECW$CONSOLE.DAT ファイルから読み込まれます。内部的には,実行可能ファイル DECW$MESSAGEPANEL.EXE にコマンド行オプション -console を指定することで Console Window が起動されます。
    Console Window の初期位置と,有効になっている OPCOM 出力のクラスを制御するには,ファイル SYS$MANAGER:DECW$PRIVATE_APPS_SETUP.COM 内でグローバル・シンボル DECW$CONSOLE_GEOMETRY を定義します。
    DECW$CONSOLE_GEOMETRY シンボルは, DECW$MESSAGEPANEL.EXE コマンド行の -geometry オプションの値を指定します。このコマンドは, Console Window アプリケーションを起動するために使用されます。デフォルト値は "-0-0" で,画面の右下にウィンドウを表示することを指定します。
    たとえば,ウィンドウを画面の左下に表示するには,コマンド・ファイル SYS$MANAGER:DECW$PRIVATE_APPS_SETUP.COM に次の行を追加します。

    $ DECW$CONSOLE_GEOMETRY == "+0-0" 
    

  • DISABLE (デフォルト)
    OPA0: デバイスへのブロードキャストを無効にします。コンソール・メッセージは表示されません。

  • ENABLE
    コンソール・ウィンドウにコンソール・メッセージを表示します。

      注意
    DECwindows Motif の以前のバージョンでは ENABLE がデフォルトでしたが,このオプションは使用しないことをお勧めします。コンソール・メッセージをデフォルトでコンソール・ウィンドウに表示すると,ワークステーションのディスプレイの表示内容が崩れることがあります。



4.4.7 専用アカウントの作成 ( Traditional DECwindows Desktop のみ)

システム管理者は,特定のアプリケーションだけを実行するユーザ・アカウントを設定することができます。たとえば, Bookreader アプリケーションだけをユーザに使用させたい場合があります。

ここでは,専用の DECwindows アカウントを作成する以下の 3 つの方法について説明します。

  • セッション・マネージャのコマンド・プロシージャを変更する方法

  • セッション・マネージャの実行可能ファイルを変更する方法

  • セッション・マネージャのプロファイル・ファイルを変更する方法



SYS$MANAGER:DECW$PRIVATE_APPS_SETUP.COM ファイル内でグローバル・シンボル DECW$SESSIONCOM を定義することで,ユーザがログインしたときに, LOGINOUT によって DECW$STARTSM.COM 以外のコマンド・ファイルが実行されるようにすることができます。この動作によって,セッション・マネージャが完全に迂回されます。

例 4-1 では,DECW$PRIVATE_APPS_SETUP.COM 内で,プライベート・コマンド・プロシージャ SYS$MANAGER:PRIVATE_SESSIONCOM.COM を指すように DECW$SESSIONCOM が定義されています。デフォルトのコマンド・ファイルは SYS$MANAGER:DECW$STARTSM.COM です。

DECW$SESSIONCOM はシステム論理名テーブルで定義されているため,すべてのユーザ名のセッション・マネージャのスタートアップに影響を与えます。プライベート・コマンド・ファイルでは,実行元のユーザ名を確認し,専用アカウント以外のアカウントに対しては,通常の DECW$STARTSM.COM を実行する必要があります。

  注意
この方法では,スタートアップ・コマンド・プロシージャ SYLOGIN.COM, LOGIN.COM,DECW$SYLOGIN.COM,および DECW$LOGIN.COM は実行されません (通常は DECW$STARTSM.COM から実行されます)。

セッション・マネージャのコマンド・プロシージャを変更するには,以下の手順を実行します。

  1. 例 4-1 に示すコマンド・プロシージャを作成します。

    例 4-1 プライベート・セッション・マネージャ・コマンド・ファイルの使用例
     
    $ CREATE SYS$MANAGER:PRIVATE_SESSIONCOM.COM 
    $! 
    $! Check to see whether this is the dedicated DECwindows account. 
    $! If it isn't, run the normal procedure to start Session Manager. 
    $! 
    $ username = F$USER() 
    $ IF F$LOCATE("BOOK_READER", username) .NE. F$LENGTH(username) - 
     THEN GOTO dedicated 
    $! 
    $! Normal, nondedicated DECwindows login 
    $! 
    $ @SYS$MANAGER:DECW$STARTSM 
    $ EXIT 
    $! 
     
    $! Dedicated DECwindows login.  Run Bookreader and then exit. 
    $! 
    $ dedicated: 
    $! 
    $ RUN SYS$SYSTEM:DECW$WSINIT 
    $ display = F$TRNLNM("DECW$DISPLAY") 
    $ RUN/DETACHED/OUTPUT='display' SYS$SYSTEM:DECW$MWM  (1)
    $ RUN SYS$SYSTEM:DECW$BOOKREADER 
    $ endsession := $DECW$ENDSESSION (2)
    $ endsession -noprompt (3)
    $ STOP/ID=0  (4)
    

    1. DECW$MWM は Motif Window Manager です。独立プロセス内で DECW$DISPLAY が正しく設定されるように,その SYS$OUTPUT 定義には,DECW$DISPLAY の展開結果を設定する必要があります。

    2. DECW$ENDSESSION はサーバをリセットし,「Start Session」ダイアログ・ログイン・ボックスを表示します。

    3. -noprompt 修飾子を指定することで,DECW$ENDSESSION は,セッションを終了するかどうかをユーザに確認しなくなります。 (ユーザがセッション終了動作をキャンセルすると,Bookreader が終了してもログイン・ボックスが表示されないため,ワークステーションが使用できなくなります。)

    4. STOP/ID=0 は,エラー・メッセージを SYS$OUTPUT に書き込まずにプロセスをログアウトさせます。

  2. DECW$PRIVATE_APPS_SETUP.COM 内で DECW$SESSIONCOM シンボルを次のように定義します。

    $ DECW$SESSIONCOM :== SYS$MANAGER:PRIVATE_SESSIONCOM.COM 
    


    SYS$MANAGER:DECW$PRIVATE_APPS_SETUP.COM がない場合は,次のようにしてテンプレート・ファイルから作成します。

    $ COPY SYS$MANAGER:DECW$PRIVATE_APPS_SETUP.TEMPLATE -
    _$ SYS$COMMON:[SYSMGR]DECW$PRIVATE_APPS_SETUP.COM
    

  3. 次のコマンドを入力して,DECwindows を再起動します。

    $ @SYS$MANAGER:DECW$STARTUP RESTART
    


    このステップは,DECW$PRIVATE_APPS_SETUP.COM への変更を有効にするために必要です。

  4. 専用アカウントで DECwindows システムにログインします。
    専用アカウントのユーザ名とパスワードを入力すると, Bookreader が起動し,セッション・マネージャは表示されません。ユーザが Bookreader を終了すると, PRIVATE_SESSIONCOM.COM プロシージャがセッション操作を終了し,ログアウトします。 End Session コマンドによって「Start Session」画面が表示されます。



SYS$MANAGER:DECW$PRIVATE_APPS_SETUP.COM ファイル内で DECW$SESSIONMAIN を定義することで, DECW$STARTSM.COM が,DECW$SESSION.EXE の代わりに,指定されたコマンド・ファイルを実行するようにすることができます。セッション・マネージャはリソース・ファイルを読み込み,ログイン・コマンド・ファイルを実行しますが,セッション・マネージャのメニュー・バーは表示されません。この方法では,End Session コマンドが確認を促さないようにしてください。

DECW$STARTSM.COM が起動すると (すなわち,DECW$SESSIONCOM がデフォルト値の場合),論理名 DECW$SESSIONMAIN に格納されている DCL コマンドを実行することでセッション・マネージャが起動されます。この論理名を定義するには,SYS$MANAGER:PRIVATE_APPS_SETUP.COM を編集して,グローバル・シンボル DECW$SESSIONMAIN に,実行する DCL コマンドを定義します。

この方法は, 第 4.4.7.1 項 で説明した方法と似ていますが,この方法では DECW$STARTSM.COM がコマンド・プロシージャ SYLOGIN.COM, LOGIN.COM,DECW$SYLOGIN.COM,および DECW$LOGIN.COM を実行します。また,DECW$STARTSM.COM は,プライベート・コマンド・プロシージャで実行しなくてもすむように, DECW$WSINIT.EXE を実行します。

セッション・マネージャの実行可能ファイルを変更するには,以下の手順を実行します。

  1. 例 4-2 に示すコマンド・プロシージャを作成します。

    例 4-2 セッション・マネージャの実行可能ファイルを変更する
     
    $ CREATE SYS$MANAGER:PRIVATE_SESSIONMAIN.COM 
    $! 
    $! Check to see whether this is the dedicated DECwindows account. 
    $! If it isn't, run the normal procedure to start Session Manager. 
    $! 
    $ username = F$USER() 
    $ IF F$LOCATE("BOOK_READER", USERNAME) .NE. F$LENGTH(USERNAME) - 
     THEN GOTO dedicated 
    $! 
    $! Normal, nondedicated DECwindows login 
    $! 
    $ RUN SYS$SYSTEM:DECW$SESSION 
    $ EXIT 
    $! 
    $! Dedicated DECwindows login.  Run Bookreader and then exit. 
    $! 
    $ dedicated: 
    $! 
    $ display = F$TRNLNM("DECW$DISPLAY") 
    $ RUN/DETACHED/OUTPUT='display' SYS$SYSTEM:DECW$MWM   (1)
    $ RUN SYS$SYSTEM:DECW$BOOKREADER 
    $ endsession := $DECW$ENDSESSION   (2)
    $ endsession -noprompt   (3)
    $ STOP/ID=0   (4)
     
    

    1. DECW$MWM は,Motif Window Manager です。独立プロセス内で DECW$DISPLAY が正しく設定されるように,その SYS$OUTPUT 定義には, DECW$DISPLAY の展開結果を設定する必要があります。

    2. DECW$ENDSESSION はサーバをリセットし,新しい「Start Session」画面を表示します。

    3. -noprompt 修飾子を指定することで,DECW$ENDSESSION は,「End Session」プロンプトを表示しなくなります。 (ユーザが「End Session」プロンプトをキャンセルすると, Bookreader が終了しても Start Session 画面が表示されないため,ワークステーションが使用できなくなります。)

    4. STOP/ID=0 は,メッセージを SYS$OUTPUT に書き込まずにプロセスをログアウトさせます。

  2. DECW$PRIVATE_APPS_SETUP.COM 内で DECW$SESSIONMAIN シンボルを定義します。
    このコマンド・プロシージャを編集し,DECW$SESSIONMAIN を定義します。シンボルには DCL コマンドを定義する必要がある点に注意してください (コマンド・プロシージャ名を定義する DECW$SESSIONCOM とは異なります)。

     $ DECW$SESSIONMAIN :== @SYS$MANAGER:PRIVATE_SESSIONMAIN.COM 
    


    SYS$MANAGER:DECW$PRIVATE_APPS_SETUP.COM が存在しない場合は,次のようにしてテンプレート・ファイルから作成します。

     $ COPY SYS$MANAGER:DECW$PRIVATE_APPS_SETUP.TEMPLATE -
     _$  SYS$COMMON:[SYSMGR]DECW$PRIVATE_APPS_SETUP.COM
    

  3. 次のコマンドを入力して DECwindows を再起動します。

     $ @SYS$MANAGER:DECW$STARTUP RESTART
    


    このステップは,DECW$PRIVATE_APPS_SETUP.COM に対する変更を有効にするために必要です。

  4. 専用アカウントで DECwindows システムにログインします。

専用アカウントのユーザ名とパスワードを入力すると, Bookreader が起動し,セッション・マネージャのメニュー・バーは表示されません。ユーザが Bookreader を終了すると, PRIVATE_SESSIONMAIN.COM プロシージャがセッション終了処理を実行し,ログアウトします。 End Session コマンドによってDECwindows の「Start Session」画面が表示されます。


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