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OpenVMS マニュアル | 
    
  
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HP OpenVMS
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省略時のデバイス・シード値は,/UNIT_NUMBER_MAXIMUM 修飾子で設定する最大ユニット番号の約半分です。会話型ポートと CREATE PORT/LOGICAL コマンドで作成するポートには,指定したデバイス・シード値から最大ユニット番号までの値のユニット番号が設定されます。最大ユニット番号までに到達すると,以降のポートには,使用できるユニット番号の範囲の中で一番低いもの (LTA1:) から割り当てられます。
/UNIT_NUMBER_MAXIMUM 修飾子を指定するたびに,デバイス・シード値は,新たに指定された最大ユニット番号の約半分に再設定されます。
システムのユーザがSET HOST/LATコマンドを入力したときに, LATサーキットのセッション・リミットに到達したことを示すエラー・メッセージ(%LAT-F-VCSESLIM)が表示された場合には, /FORWARD_SESSION_LIMIT修飾子の値を大きくしなければなりません。ただし,この値を変更するときは,接続が確立されていない状態でなければなりません。
ネットワーク管理者は,LAT ネットワーク内のターミナル・サーバ・ノード数にもとづき,ターミナル・サーバ・ノードをグループ別に分類します。この結果,1 つのサービス・ノードに接続できるターミナル・サーバ・ノード数が限定されます。
LAT ネットワークでは,最高 256 個のグループに対して 0 〜 255 の番号を設定することができます。省略時の設定では,ターミナル・サーバ・ノードと,発信接続をサポートするノードはすべて,グループ 0 に属しています。入力するグループ・コードが 1 つだけの場合,括弧で囲む必要はありません。使用中のサービス・ノードに許可されているグループのリストを表示するには,SHOW NODE コマンドを使用します。
/GROUPS 修飾子には,オプションがいくつかあります。いずれのオプションでも,複数のグループを指定する方法として次の 2 種類があります。
オプションは,次のとおりです。
| ENABLE= グループ・コード [,...] | 使用中のサービス・ノードへのアクセスを指定したグループに許可する。 | 
| DISABLE= グループ・コード [,...] | 使用中のサービス・ノードへのアクセスを指定したグループに禁止する。指定したグループは,それまでアクセスが許可されていたグループである。 | 
| ENABLE=
グループ・コード [,...],
 DISABLE= グループ・コード [,...]  | 
アクセスを許可するグループと禁止するグループを同時に 1 行のコマンド行に指定する方法。次のように, ENABLE と DISABLE を括弧で囲む。 /GROUP=(ENABLE=(10,12),
 DISABLE=(1-30))  | 
例の 2 に,SET NODE コマンドにおける /GROUPS 修飾子の使用例を示します。
識別文字列は,64 文字以内の ASCII 文字です(SYS$ANNOUNCE が 65 文字以上の場合は,最初の 64 文字に切り捨てられます)。文字列を引用符 (" ") で囲んでください。
この修飾子を使用できるのは,使用中のノードが発信接続を許可している場合だけです (/CONNECTIONS=OUTGOING_ONLY または /CONNECTIONS=BOTH)。
省略時の値は 20 です。通常の LAN 環境には,この値を使用してください。負荷が高い LAN には,これより高い値を指定してください。設定できる値は,10 から 255 です。サービス・ノードに障害が発生したときに,迅速な通知とフェールオーバが必要となるアプリケーションの場合には,低い値を使用してください。実行中または保留中の接続が存在する場合,この値は変更できません。
/NOLARGE_BUFFER 修飾子を使用しなければならない場合には (たとえば,パケット・サイズがイーサネットの最大サイズより大きくならないようにするため),すべての論理 LAT リンクを作成した後, LAT ノードをオンに設定する前に,このコマンドを指定してください。たとえば,LAT$SYSTARTUP.COM で次のコマンドに注意してください。
$! $! Create each logical LAT link with a unique name and $! unique LAN address (forced with /NODECNET). $! $ LCP CREATE LINK FDDI_1 /DEVICE=FCA0 /NODECNET $ LCP CREATE LINK FDDI_2 /DEVICE=FCB0 /NODECNET $! $! Don't use large buffer support (force packet $! sizes to be no larger than what Ethernet can $! support). $! $ LCP SET NODE /NOLARGE_BUFFER $! $! Turn on the LAT protocol. $! $ LCP SET NODE /STATE=ON  | 
データベースの上限にノード数が到達すると,使用中のローカル・ノードがサービス通知メッセージを受信しても,それ以上のノードはデータベースに追加されません。/USER_GROUPS 修飾子で,ローカル・ノードから他のサービス・ノードへのアクセスを制限すれば,ノード上限値に到達しないようにできます。
省略時の設定では,制限はありません。0 は,制限がないことを意味します。
この修飾子を使用できるのは,使用中のノードが発信接続を許可している場合だけです (/CONNECTIONS=OUTGOING_ONLY または /CONNECTIONS=BOTH)。
指定できる値は,4 から 120 までです。省略時の値は 8 です。ネットワークに使用している物理リンクのタイプとネットワークのトラフィック量によって,指定する値は異なります。実行中または保留中の接続が存在する場合,この値は変更できません。
/SERVICE_RESPONDER が指定されたシステムは,LAT 特殊マルチキャスト・メッセージに応答します。/NOSERVICE_RESPONDER が指定されたシステムは,LAT 特殊マルチ・キャスト・メッセージに応答しません。1 つの LAN でサービス・レスポンダ・ノードとして設定するノードは,1 つまたは 2 つだけにしてください。サービス・レスポンダ・ノードには,LAN 内で最大のデータベースが必要です。このオプションを使用できるのは,使用中のノードが発信接続を許可している場合だけです (/CONNECTIONS=OUTGOING_ONLY または /CONNECTIONS=BOTH)。
省略時の設定では,システムは LAT 特殊マルチキャスト・メッセージに応答しません。
/SESSION_LIMIT 修飾子には,オプションがいくつかあります。
| INCOMING= 値 | 着信接続専用のセッション上限を設定する。省略時は,制限なし (0)。 | 
| OUTGOING= 値 | 発信接続専用のセッション上限を設定する。省略時は,制限なし (0)。 | 
| INCOMING= 値,OUTGOING= 値 | 発信接続と着信接続の上限を設定する。 /SESSION_LIMIT=(INCOMING=20, OUTGOING=25) のように,括弧で囲む。 | 
上限値に到達すると,会話型ユーザは新しいセッションを作成できなくなります。この場合,セッション上限を上げるか,使用されていない接続を切断する必要があります。
0 から 255 までの値を指定してください。 0 を指定すると,作成できるセッション数に制限がなくなります。セッションの作成を禁止するには,/CONNECTIONS 修飾子を使用します。
省略時の設定では,/SESSION_LIMIT 修飾子を指定しない場合,着信セッションと発信セッションの数には制限がありません。
![]()  |   重要 SET NODE/STATE=OFF コマンドまたは SET NODE/STATE=SHUT コマンドで LAT ソフトウェアを停止すると,LAT 印刷シンビオント LATSYM は,処理中の印刷キューをすべてシャットダウンします。印刷キューが停止されたことを示す OPCOM メッセージが出力されます。印刷キューの再起動は,手作業で行わなければなりません。  | 
| ON | 使用中のノードの LAT ポート・ドライバと LAT プロトコル・ソフトウェアを起動する。
 アプリケーション・ポートや専用ポートを作成する前に, SYS$MANAGER:LAT$SYSTARTUP.TEMPLATE に指定されている形式で LATCH の SET NODE/STATE=ON コマンドを必ず実行してください。その理由は,次のとおりです。 
 
  | 
| OFF | 使用中のノードの LAT ポート・ドライバと LAT プロトコル・ソフトウェアを停止する。既存の LAT 接続は強制終了され,LATCP で変更または設定した特性は失われる。
  使用中のノードの LAT プロトコルを再び起動するには,
  | 
| SHUT | 新しい LAT 接続を使用中のローカル・ノードに作成することはできないが,既存の接続は続行できることを指定する。
 LAT プロトコルは,最後の実行中セッションが切断されると停止します。同時に,LTDRIVER も停止し,ノードは OFF 状態となります。  | 
/STATE=オプションを指定しなければ,使用中のノードの LAT ポート・ドライバと LAT プロトコル・ソフトウェアが起動されます (ON)。
次の点にも注意してください。
最大ユニット番号は,99 から 9999 までの値です。省略時の値は 9999 です。 /UNIT_NUMBER_MAXIMUM 修飾子を指定するたびに, LTA デバイス・シード値は,最大ユニット番号の約半分に再設定されます。
この修飾子が有効であるのは,発信接続がローカル・ノードで許可されている場合です (/CONNECTIONS=OUTGOING_ONLY または /CONNECTIONS=BOTH)。
使用中のノードで許可されているユーザ・グループ (サービス・グループ) のリストを表示するには,SHOW NODE コマンドを使用します。
/USER_GROUPS 修飾子には,オプションがいくつかあります。いずれのオプションでも,複数のグループを指定する方法として次の 2 種類があります。
オプションは,次のとおりです。
| ENABLE= グループ・コード[,...] | 指定したユーザ・グループへのアクセスを使用中ノードに許可する。 | 
| DISABLE= グループ・コード[,...] | 指定したグループへのアクセスを使用中ノードに禁止する。指定したグループは,それまでアクセスが許可されていたグループである。 | 
| ENABLE=
グループ・コード[,...],
 DISABLE= グループ・コード[,...]  | 
アクセスを許可するグループと禁止するグループを同時に 1 行のコマンド行に指定する方法。次のように, ENABLE と DISABLE を括弧で囲む。 /GROUP=(ENABLE=(10,12),
 DISABLE=(1-30))  | 
通常,SET NODE コマンドは,システム固有の LAT 設定コマンド・プロシージャ LAT$SYSTARTUP.COM の中から実行されます。 SET NODE コマンドでは,次のような特性を指定できます。
- ノード名
 - ノード識別子
 - サービス・グループとユーザ・グループ
 - サービス通知のタイミング
 - ノード上で同時に許可される LAT セッションの最大数
 - 発信セッションと着信会話型セッションの最大数
 LATCP コマンドは特性を動的に変更するので (つまり,変更内容が直ちに有効となるので),LAT ポート・ドライバが実行中であれば,いつでも SET NODE コマンドを使用できます。変更内容は, LAT ポート・ドライバが停止すると無効となります。次に LAT ポート・ドライバを起動したときにも同じ変更内容を有効とするには, LAT$SYSTARTUP.COM を編集し,変更した LAT$SYSTARTUP.COM で LAT ポート・ドライバを起動します。
『OpenVMS システム管理者マニュアル』では,LAT ネットワークの概要とサービス・ノードについて説明しています。
注意 
他のコマンドを正常動作させるには,LTDRIVER をロードして LATACP を起動した後,他のコマンドを使用する前に必ず SET NODE コマンドを実行する必要があります。
| #1 | 
|---|
LATCP> SET NODE DUKE /IDENT="NODE DUKE, SALES VAXCLUSTER"  | 
使用中のローカル・ノードに DUKE というノード名を指定しています。識別文字列 "NODE DUKE, SALES VAXCLUSTER" は,ノード DUKE からマルチキャストされます。
| #2 | 
|---|
LATCP> SET NODE /MULTICAST_TIMER=50 /GROUPS=(ENABLE=(1-3,8,11),DISABLE=5)  | 
ローカル・ノードからマルチキャスト・メッセージを 50 秒ごとに送出し,DUKE のサービスをターミナル・サーバに通知しています。さらに,ローカル・ノードへのアクセスをグループ 1,2,3,8,11 には許可し,それまで許可されていたグループ 5 には禁止しています。
| #3 | 
|---|
LATCP> SET NODE /CONNECTIONS=BOTH /USER_GROUPS=(ENABLE=(24,121-127),DISABLE=0)  | 
着信接続と発信接続の両方をローカル・ノードに許可しています。使用中のローカル・ノードのユーザは,24 と 121 から 127 までのユーザ・グループに属するサービス・ノードにアクセスできますが,グループ 0 のサービス・ノードにはアクセスできません。
| #4 | 
|---|
LATCP> SET NODE /CIRCUIT_TIMER=80 /KEEPALIVE_TIMER=20 - _LATCP> /RETRANSMIT_LIMIT=20 /CONNECTIONS=BOTH /MULTICAST_TIMER=60- _LATCP> /GROUPS=(DISABLE=0,ENABLE=73) /SESSION_LIMIT=(OUTGOING=10,INCOMING=0)  | 
ノード DUKE に対し,多数の特性を一度に設定しています。
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