HP OpenVMS HP C ランタイム・ライブラリ・リファレンス・マニュアル (下巻)
ファイルの保護を変更します。
形式
#include <stat.h>
int chmod (const char *file_spec, mode_t
mode);
引数
file_specOpenVMS 形式または UNIX 形式のファイル指定の名前。
mode
ファイル保護。モードは, 表 1-2 に示した値のビット単位の論理和 (OR) を求めることにより作成されます。
表 1-2 ファイル保護の値とその意味
| 0400
|
OWNER:READ
|
| 0200
|
OWNER:WRITE
|
| 0100
|
OWNER:EXECUTE
|
| 0040
|
GROUP:READ
|
| 0020
|
GROUP:WRITE
|
| 0010
|
GROUP:EXECUTE
|
| 0004
|
WORLD:READ
|
| 0002
|
WORLD:WRITE
|
| 0001
|
WORLD:EXECUTE
|
mode の値が 0 の場合は,
chmod関数はファイルにユーザのデフォルト・ファイル保護を割り当てます。
システムにはオーナと同じ特権が与えられます。 WRITE 特権を割り当てると,DELETE 特権も暗黙に割り当てられます。
説明
ファイルのモードを変更するには,そのファイルに対して WRITE 特権が必要です。
C RTL では,S_ISVTX ビットをサポートしていません。したがって,S_ISVTX モードを設定しても効果はありません。
戻り値
| 0
|
モードが正しく変更されたことを示します。
|
| -1
|
変更が失敗したことを示します。
|
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