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HP OpenVMS HP C ランタイム・ライブラリ・リファレンス・マニュアル (下巻)
引数をヌル区切りの ASCII 数字列に変換し,文字列のアドレスを返します。
形式
#include <stdlib.h>
char *gcvt (double value, int ndigit, char *buffer);
関数バリアント
gcvt関数には,
_gcvt32および
_gcvt64という名前のバリアントがあり,それぞれ 32 ビット・ポインタ・サイズおよび 64 ビット・ポインタ・サイズで使用されます。ポインタ・サイズ固有の関数の使い方の詳細については,『HP C ランタイム・ライブラリ・リファレンス・マニュアル(上巻)』第 1.9 節を参照してください。
引数
valueヌル区切りの ASCII 数字列に変換される
double型のオブジェクト。
ndigit変換後の数字列で使用される ASCII 数字の桁数。 ndigit が 6 未満の場合は,値は 6 になります。
buffer変換後の数字列を格納する記憶域の位置。
説明
gcvt関数は,変換された文字列をバッファに格納し,バッファのアドレスを返します。可能な場合は,
gcvtは F 形式で有効桁 ndigit 桁の数字を生成します。不可能な場合は E 形式で生成します。後続の 0 は削除されます。
ecvt,
fcvt,
gcvt関数は,浮動小数点演算に関して IEEE 標準で指定されている次の特殊な値を表します。
クワイエット NaN
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NaNQ
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シグナリング NaN
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NaNS
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+無限大
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無限大
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- 無限大
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- 無限大
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これらの各値に割り当てられる符号は,sign
引数に格納されます。 IEEE 浮動小数点表現では,0 (ゼロ) という値は正の場合も負の場合もあり,どちらであるかは sign 引数によって設定されます。
fcvtおよび
ecvtも参照してください。
戻り値
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