getuid関数は POSIX 形式の識別子または UIC ベースの識別子に対して使用できます。
POSIX 形式の ID は, OpenVMS Version 7.3-2 およびそれ以降でサポートされています。
POSIX 形式の ID が無効に設定されている場合 (デフォルト),
geteuid関数と
getuid関数は同じであり,次に示すように現在の UIC からメンバ番号を返します。
- _VMS_V6_SOURCE 機能テスト・マクロを設定してコンパイルされたプログラムや,
<unistd.h>ヘッダ・ファイルを取り込まないプログラムの場合,
getuid関数と
geteuid関数は OpenVMS UIC のメンバ番号を返します。たとえば,UIC が [313,31] の場合,メンバ番号 31 を返します。
- _VMS_V6_SOURCE 機能テスト・マクロを設定せずにコンパイルされたプログラムで,
<unistd.h>ヘッダ・ファイルを取り込むプログラムの場合は,完全な UIC を返します。たとえば,UIC が [313, 31] の場合は,13303833 を返します (13303833 = 25 + 203 * 65536; 31(8進)=25(10進) ; 313(8進)=203(10進) )。
POSIX 形式の ID が有効に設定されている場合,
geteuidは呼び出しプロセスの実効ユーザ ID を返し,
getuidは呼び出しプロセスの実ユーザ ID を返します。
POSIX 形式の ID を有効または無効にする方法については,『HP C ランタイム・ライブラリ・リファレンス・マニュアル(上巻)』第 1.6 節を参照してください。
getegidおよび
getgidも参照してください。