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HP OpenVMS HP C ランタイム・ライブラリ・リファレンス・マニュアル (下巻)
環境変数を設定します。
形式
#include <stdlib.h>
int putenv (const char *string);
引数
string
name=value 文字列へのポインタ。
説明
putenv関数は,既存の変数を変更するか,新しい変数を作成することによって,環境変数の値を設定します。 string 引数は
name=value の形の文字列をポイントします。
name は環境変数, value はその環境変数の新しい値を示します。
string がポイントする文字列は環境の一部になるので,この文字列を変更すると環境が変更されます。新しい文字列定義名が
putenvに渡されると, string が使用していたスペースは使用されなくなります。
| 注意
putenv関数は
environ外部変数がポイントしている環境を操作するもので,
getenvと組み合わせて使用することができます。ただし,main 関数の第 3 の引数 (環境ポインタ) は変更されません。
putenv関数は,
malloc関数を使用して環境を拡大します。
putenvの呼び出しでは,引数として自動変数を使用し,
string がまだ環境の一部である間に呼び出し元関数を終了すると,エラーが発生することがあります。
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戻り値
0
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成功を示します。
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-1
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エラーを示します。
errno
は ENOMEM に設定されます。環境リストを拡大するためのメモリが十分にありません。
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説明
putenv関数は 64 ビット・アドレスを取ることができません。『HP C ランタイム・ライブラリ・リファレンス・マニュアル(上巻)』第 1.9 節を参照してください。
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