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HP C ランタイム・ライブラリ・リファレンス・マニュアル (下巻)


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POSIX ID が無効化されている場合には,プログラムの移植性のために setgidが実装されており,何の機能も持ちません。成功を示す 0 を返します。

POSIX ID が有効になっている場合には, setgidはグループ ID を設定します。


形式

#include <types.h>

#include <unistd.h>

int setgid (__gid_t gid); (_DECC_V4_SOURCE)

int setgid (gid_t gid); (not _DECC_V4_SOURCE)


引数



gid

グループ ID に設定する値。

説明

setgid関数は, POSIX スタイル識別子が有効の場合でも無効の場合でも使用できます。

POSIX 形式の ID は, OpenVMS Version 7.3-2 およびそれ以降でサポートされています。

POSIX ID が無効化されている場合, setgid関数はプログラムの移植性のために実装されており,何の機能も持ちません。成功を示す 0 を返します。

POSIX ID が有効になっている場合には,次の処理が行われます。

  • プロセスが IMPERSONATE 特権を持っている場合, setgid関数は実グループ ID,実効グループ ID,および保存済みセット・グループ ID を gid に設定する。

  • プロセスが適切な特権を持っていないが,gid が実グループ ID または保存済みセット・グループ ID と等しければ, setgid関数は実効グループ ID を gid に設定する。実グループ ID と保存済みセット・グループ ID は変更されない。

  • 呼び出し元プロセスの補助グループ ID はすべて変更されない。

POSIX 形式の ID を有効または無効にする方法については,『HP C ランタイム・ライブラリ・リファレンス・マニュアル(上巻)』第 1.6 節を参照してください。


戻り値

0 成功を示します。
-1    エラーを示します。関数は errno を以下のいずれかの値に設定します。

  • EINVAL -- gid 引数の値が無効で,実装によってサポートされていない。

  • EPERM -- プロセスは適切な特権を持っておらず, gid は実グループ ID または保存済みセット・グループ ID と一致しない。


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