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HP OpenVMS HP C ランタイム・ライブラリ・リファレンス・マニュアル (下巻)
セッションを作成し,プロセス・グループ ID を設定します。
形式
#include <unistd.h>
pid_t setsid (void);
説明
setsid関数は,呼び出し元プロセスがプロセス・グループ・リーダでなければ,新しいセッションを作成します。戻ったときには,呼び出し元プロセスは,この新しいセッションのセッション・リーダとなっており,また新しいプロセス・グループのプロセス・グループ・リーダとなっています。制御端末は持っていません。呼び出し元プロセスのプロセス・グループ ID には,呼び出し元プロセスのプロセス ID と同じ値が設定されます。呼び出し元プロセスは,新しいプロセス・グループ内で唯一のプロセスであり,また新しいセッション内で唯一のプロセスです。
setsid関数のプロトタイプが見えるようにするには, __USE_LONG_GID_T 機能マクロを有効にする必要があります。
戻り値
x
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呼び出し元プロセスのプロセス・グループ ID です。
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(pid_t)-1
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エラーを示します。この関数は,次の値を
errno
に設定します。
- EPERM -- 呼び出し元プロセスがすでにプロセス・グループ・リーダであるか,呼び出し元プロセス以外のプロセスのプロセス・グループ ID が,呼び出し元プロセスのプロセス ID と一致しています。
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