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HP C ランタイム・ライブラリ・リファレンス・マニュアル (下巻)


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error_code の中のエラー番号を,ロケール依存のエラー・メッセージ文字列にマップします。

形式

#include <string.h>

char *strerror (int error_code); (ANSI C)

char *strerror (int error_code[, int vms_error_code]); (HP C Extension)


引数



error_code

エラー・コード。

vms_error_code

OpenVMS エラー・コード。

説明

strerror関数は, error_code の中のエラー番号を使用して,適切なロケール依存のエラー・メッセージを取得します。エラー・メッセージ文字列の内容は,プログラムの現在のロケールの LC_MESSAGES カテゴリによって決定されます。

プログラムが標準関連の機能テスト・マクロ ( 『HP C ランタイム・ライブラリ・リファレンス・マニュアル(上巻)』第 1.4.1 項を参照 ) を指定せずにコンパイルされた場合, strerrorは以下のように使用される第 2 の引数 (vms_error_code) を取ります。

  • error_code が EVMSERR で,第 2 引数が存在する場合には,その第 2 引数が vaxc$errno値として使用される。

  • error_code が EVMSERR で,第 2 引数が存在しない場合には, vaxc$errnoを参照して OpenVMS エラー条件を取得する。

「例」の項を参照してください。

第 2 の引数は, strerrorの ANSI C の定義には含まれていないので,移植性はありません。

エラーを示す戻り値は予約されていないため,アプリケーションは errnoの値を 0 に設定した後に strerrorを呼び出し, errnoの値をテストしなくてはなりません。ゼロ以外の値はエラー条件を示します。


戻り値

x 該当するエラー・メッセージを含んでいるバッファへのポインタ。プログラム内でこのバッファを変更しないでください。また, strerror 関数の呼び出しにより,このバッファは新しいメッセージで上書きされることがあります。


#include <stdio.h> 
#include <errno.h> 
#include <string.h> 
#include <stdlib.h> 
#include <ssdef.h> 
 
main() 
{ 
    puts(strerror(EVMSERR)); 
    errno = EVMSERR; 
    vaxc$errno = SS$_LINKEXIT; 
    puts(strerror(errno)); 
    puts(strerror(EVMSERR, SS$_ABORT)); 
    exit(1); 
} 

この例のプログラムを実行すると,次の出力が生成されます。

nontranslatable vms error code: <none> 
network partner exited 
abort 


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