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OpenVMS マニュアル |
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HP OpenVMS
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ttyname, ttyname_r |
ターミナルのパス名を見つけます。
#include <unixio.h> (Compatability)char *ttyname (void); (Compatability)
#include <unistd.h> (OpenVMS V7.3-2 and higher)
char *ttyname (int filedes); (OpenVMS V7.3-2 and higher)
int ttyname_r (int filedes, char *name, size_t namesize); (OpenVMS V7.3-2 and higher) , (Integrity, Alpha)
filedes
オープン・ファイルの記述子。name
ターミナル名が格納されるバッファへのポインタ。namesize
name 引数が指すバッファの長さ。
引数のない ttyname関数は,旧版との互換性のためにのみ用意されています。この旧式の実装では,デフォルトの入力デバイス ( stdin) であるファイル記述子 0 に対応するターミナル・デバイスの, null で終了する名前へのポインタを返します。 SYS$INPUT が TTY デバイスでない場合,値 0 が返されます。ttyname_r関数と, filedes 引数をとる ttynameの実装は, UNIX 標準に準拠しています。また,OpenVMS Version 7.3-2 およびそれ以降でのみ利用できます。
標準に準拠している ttyname関数は,ファイル記述子 filedes に対応するターミナルの, null で終了するパス名からなる文字列へのポインタを返します。戻り値は,呼び出しのたびに内容が上書きされる,静的データを指しています。 ttynameインタフェースは,リエントラントとは限りません。
ttyname_r関数は,ファイル記述子 filedes に対応するターミナルの, null で終了するパス名を格納する領域へのポインタを, name という名前の文字配列として受け取ります。この配列の長さは,namesize 文字で,名前と末尾の null 文字用の領域が必要です。ターミナル名の最大長は,TTY_NAME_MAX です。
成功すると, ttynameは文字列へのポインタを返します。失敗すると,NULL ポインタが返され,エラーを示す値が errnoに設定されます。
成功すると, ttyname_rは, name が指すバッファに null で終了する文字列としてターミナル名を格納し,0 を返します。失敗すると,エラーを示すエラー番号が返されます。
x 成功して終了すると, ttyname は, null で終了する文字列へのポインタを返します。 NULL 失敗すると, ttyname は NULL ポインタを返し,失敗を示す値を errno に設定します。
- EBADF -- fildes 引数が,正しいファイル記述子ではありません。
- ENOTTY -- fildes 引数が,ターミナル・デバイスを指していません。
0 成功して終了すると, ttyname_r は 0 を返します。 n 失敗すると, ttyname_r は失敗を示す値を errno に設定し,同じ errno コードを返します。
- EBADF -- fildes 引数が,正しいファイル記述子ではありません。
- ENOTTY -- fildes 引数が,TTY デバイスを指していません。
- ERANGE -- namesize の値が,返却する文字列 (末尾の null 文字を含む) の長さよりも小さくなっています。
0 旧式の ttyname で, SYS$INPUT が TTY デバイスではないことを示します。
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