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まえがき
第1章:DEC入力サーバライブラリ
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日本語 HP DECwindows Motif for OpenVMS

日本語 HP DECwindows Motif for OpenVMS
DEC 入力サーバ・ライブラリ


目次




このコールバック関数は,拡張(非標準) XIMの属性値を取得するために呼び出されます。



フォーマット

int getExtIMValuesCb (client_data, attributes, value_len, value)


引数



Opaque *client_data;  
char *attributes;  
short *value_len; (呼び出し側へ返す)
Oparque **value; (呼び出し側へ返す )


戻り値

1
このコールバックが正常終了した場合,IMSSL に1が返されます。このコールバックが異常終了した場合,IMSSL に0が返されます。

説明

getExtIMValuesは,リソースDIMsNgetExtIMValuesCbによって指定されるコールバック関数です。 DIMsNgetExtIMValuesCbについては, 第 1.4.9 項 を参照してください。 IMS は,拡張(非標準) XIMのいくつかの属性を定義することができ,クライアントは, XGetIMValues を呼び出してこれらの属性の値を検索することができます。 IMSに拡張XIM属性を追加する方法については, 第 1.4.4 項 を参照してください。

client_data リソース DIMsNclientdataによって指定されるデータのポインタを指定します。詳細については, 第 1.4.54 項 を参照してください。
attributes XIM属性名を指定します。
value_len 属性値のサイズ(バイト単位)を呼び出し元へ返します。 valueのデータ型がstring_tではない場合,このフィールドは任意です。 第 1.4.4 項 を参照してください。
value 呼び出し側に属性値のポインタを返します。 IMSプログラマは,このデータにメモリを割り当てなければなりません。これは後にIMSSLによって解放されます。




このコールバック関数は,入力コンテキストおよびそれに対応するDIMsウィジェットが作成される場合に呼び出されます。



フォーマット

int createICCb (w, client_data, widget_data)


引数



Widget w;  
Opaque *client_data;  
Opaque **widget_data; 呼び出し側へ返す


戻り値

1
コールバックが正常終了した場合,IMSSLに1が返されます。コールバックが異常終了した場合,IMSSLに0が返されます。

説明

createICCbは,リソースDIMsNcreateICCbによって指定されるコールバック関数です。 DIMsNcreateICCbについては, 第 1.4.10 項 を参照してください。この段階ではクライアントと IMS はまだ接続されていないため,このコールバックで次のルーチンを呼び出すことはできません。
DIMsPreEditStart()
DIMsPreEditDone()
DIMsPreEditDraw()
DIMsPreEditCaret()
DIMsStatusStart()
DIMsStatusDone()
DIMsStatusDraw()
DIMsGeometryNegotiation()
DIMsSetEventsForward()
DIMsCommit()
DIMsSetTriggerKeys()

w 入力コンテキストに対応するDIMsウィジェットを指定します。
client_data リソース DIMsNclientdata によって指定されるデータのポインタを指定します。 DIMsNclientdataについての詳細は, 第 1.4.54 項 を参照してください。
widget_data ウィジェットに対応する入力コンテキスト固有データのポインタを呼び出し側に返します。このデータは, DIMsUserData(w)を呼び出して後で検索することができます。 IMSプログラマは,このデータにメモリを割り当て, destroyICCbを使用して解放する必要があります。




このコールバック関数は,入力コンテキストおよびそれに対応するDIMsウィジェットを破棄する場合に呼び出されます。



フォーマット

int destroyICCb (w, client_data)


引数



Widget w;
Opaque *client_data;


戻り値

1
コールバックが正常終了した場合,IMSSLに1が返されます。コールバックが異常終了した場合,IMSSLに0が返されます。

説明

destroyICCbは,リソースDIMsNdestroyICCb によって指定されるコールバック関数です。 DIMsNdestroyICCbについては, 第 1.4.11 項 を参照してください。

w 入力コンテキストに対応するDIMsウィジェットを指定します。
client_data リソース DIMsNclientdata によって指定されるデータのポインタを指定します。 DIMsNclientdataについては, 第 1.4.54 項 を参照してください。




このコールバック関数は,拡張(非標準) XIC属性の値を設定する場合に呼び出されます。



フォーマット

int setExtICValuesCb (w, client_data, attributes, value_len, value, attribute_flag, reason)


引数



Widget w;
Opaque *client_data;
char *attributes;
short value_len;
Opaque *value;
DIMsAttributesType attribute_flag;
int reason;


戻り値

1
コールバックが正常終了した場合,IMSSLに1が返されます。コールバックが異常終了した場合,IMSSLに0が返されます。

説明

setExtICValuesCbは,リソース DIMsNsetExtICValuesCbによって指定されるコールバック関数です。 DIMsNsetExtICValuesCbについては, 第 1.4.12 項 を参照してください。 IMS はいくつかの拡張(非標準) XIC属性を定義でき,クライアントは, XSetICValuesを呼び出してこれらの属性の値を設定することができます。 IMS に拡張XIC属性を追加する方法については, 第 1.4.5 項 を参照してください。

w 入力コンテキストに対応するDIMsウィジェットを指定します。
client_data リソース DIMsNclientdataによって指定されるデータのポインタを指定します。 DIMsNclientdataについては, 第 1.4.54 項 を参照してください。
attributes 拡張XIC値の名称を指定します。
value_len valueフィールドのサイズ(バイト単位)を指定します。この属性のデータ型がstring_tでない場合,このフィールドは無視できます。 第 1.4.4 項 を参照してください。
value 属性値のポインタを指定します。属性値のデータ型は任意ですが, IMSプログラマは,実際のデータ型へのポインタを属性に従ってキャストする必要があります。
attribute_flag XICの属性の型を指定します。 DIMsAttributeTypeのデータ型は次のとおりです。
typedef enum {

GenericAttributesType,
PreeditAttributesType,
StatusAttributesType
}DIMsAttributesType;

GenericAttributesTypeは,XICの値が PreeditAttributeおよびStatusAttributeのどちらにも属さないことを示します。

PreeditAttributesTypeは,XICの値がPreeditAttributeに属すことを示します。

StatusAttributesTypeは,XICの値がStatusAttributeに属すことを示します。

reason コールバックの理由を指定します。 DimCR_CreateICまたは DimCR_SetICValuesのいずれかを指定します。 DimCR_CreateICはクライアントのXCreateIC()によってコールバックが開始されることを意味し, DimCR_SetICValuesはクライアントのXSetICValues()によってコールバックが開始されることを意味します。




このコールバック関数は,拡張(非標準) XIC属性の値を取得するために呼び出されます。



フォーマット

int getExtICValuesCb (w, client_data, attribute, value_len, value, attr_flag)


引数



Widget w;  
Opaque *client_data;  
char *attributes;  
short *value_len; (呼び出し側へ返す)
Opaque **value; (呼び出し側へ返す)
DIMsAttributesType attr_flag;  


戻り値

1
コールバックが正常終了した場合,IMSSLに1が返されます。コールバックが異常終了した場合,IMSSLに0が返されます。

説明

getExtICValuesCbは,リソース DIMsNgetExtICValuesCbによって指定されるコールバック関数です。 DIMsNgetExtICValuesCbについては 第 1.4.13 項 を参照してください。 IMS はいくつかの拡張(非標準) XICの属性を定義することができ,クライアントはXGetICValues()を呼び出してこれらの属性の値を検索することができます。IMS に拡張XIC属性を追加する方法については, 第 1.4.5 項 を参照してください。

w 入力コンテキストに対応するDIMsウィジェットを指定します。
client_data リソース DIMsNclientdataによって指定されるデータのポインタを指定します。 DIMsNclientdataについては 第 1.4.54 項 を参照してください。
attributes 拡張XIC値の名称を指定します。
value_len valueフィールドのサイズ(バイト単位)を呼び出し側に返します。この属性のデータ型がstring_tでない場合,このフィールドは無視できます。 第 1.4.4 項 を参照してください。
value 属性値のポインタを呼び出し側に返します。 IMSプログラマは,このデータにメモリを割り当てなければなりません。このメモリは,IMSSLによって後で解放されます。
attr_flag 属性の型を指定します。データ型の定義については setExtICValuesCb の項を参照してください。




このコールバック関数は,入力コンテキストがフォーカスを取得した場合に呼び出されます。



フォーマット

int setICFocusCb (w, client_data)


引数



Widget w;
Opaque *client_data;


戻り値

1
コールバックが正常終了した場合,IMSSLに1が返されます。コールバックが異常終了した場合,IMSSLに0が返されます。

説明

setICFocusCbは,リソースDIMsNsetICFocusCbによって指定されるコールバック関数です。 DIMsNsetICFocusCbについては, 第 1.4.14 項 を参照してください。

w 入力コンテキストに対応するDIMsウィジェットを指定します。
client_data リソース DIMsNclientdataによって指定されるデータのポインタを指定します。 DIMsNclientdataについては 第 1.4.54 項 を参照してください。




このコールバック関数は,入力コンテキストがフォーカスを失った場合に呼び出されます。



フォーマット

int unsetICFocusCb (w, client_data)


引数



Widget w;
Opaque *client_data;


戻り値

1
コールバックが正常終了した場合,IMSSLに1が返されます。コールバックが異常終了した場合,IMSSLに0が返されます。

説明

setICFocusCbは,リソース DIMsNunsetICFocusCbによって指定されるコールバック関数です。 DIMsNunsetICFocusCbについては, 第 1.4.15 項 を参照してください。

w 入力コンテキストに対応するDIMsウィジェットを指定します。
client_data リソース DIMsNclientdataによって指定されるデータのポインタを指定します。 DIMsNclientdataについては 第 1.4.54 項 を参照してください。




このコールバック関数は,入力コンテキストが再設定される場合に呼び出されます。



フォーマット

int resetICCb (w, client_data, string, string_length)


引数



Widget w;  
Opaque *client_data;  
void **string; (呼び出し側へ返す)
int *string_length; (呼び出し側へ返す)


戻り値

1
コールバックが正常終了した場合,IMSSLに1が返されます。コールバックが異常終了した場合,IMSSLに0が返されます。

説明

resetICCbは,リソースDIMsNresetICCbによって指定されるコールバック関数です。 DIMsNresetICCbについては 第 1.4.16 項 を参照してください。現在の前編集セッションは,このコールバックが実行されてから終了します。

w 入力コンテキストに対応するDIMsウィジェットを指定します。
client_data リソース DIMsNclientdataによって指定されるデータのポインタを指定します。 DIMsNclientdataについては, 第 1.4.54 項 を参照してください。
string DIMsEncoding(w)によって与えられたエンコーディングで現在の前編集文字列を返します。 IMSプログラマは,このデータにメモリを割り当てなければなりません。このメモリはIMSSLによって後で解放されます。
string_length stringのバイト数を返します。




このコールバック関数は,入力コンテキストがIMS にイベントを転送する場合に呼び出されます。



フォーマット

int processEventCb (w, client_data, event, send_back)


引数



Widget w;  
Opaque *client_data;  
XEvent *event;  
Boolean *send_back; (呼び出し側へ返す)


戻り値

1
コールバックが正常終了した場合,IMSSLに1が返されます。コールバックが異常終了した場合,IMSSLに0が返されます。

説明

processEventCb は,リソースDIMsNprocessEventCb によって指定されるコールバック関数です。 DIMsNprocessEventCbについては, 第 1.4.17 項 を参照してください。

クライアントが XFilterEvent() を呼び出すと, XNFilterEventの値を取得するXGetICValues関数でIMS によって選択されたイベントがIMS に転送され,このコールバックを呼び出します (IMS に必要なイベントの選択方法については getFilterEventsCb の項を参照してください)。 IMS によっては,これらのイベントは,文字列の確定,前編集セッションの開始または終了,あるいはその他の状況を引き起こします。

ただし,入力スタイルが on-the-spot の場合, 1つのKeyPressイベントでDIMsCommit,DIMsPreEditDone,および DIMsPreEditStartを同時に呼び出すことはできません。同時に呼び出すと,クライアントは,確定文字列およびコールバックを正しい順序で得ることができません。このため,KeyPressイベントでDIMsPreEditDoneとDIMsCommitを呼び出したあとで,対応するKeyReleaseイベントでDIMsPreEditStartを呼び出して次の前編集セッションを開始してください。

w 入力コンテキストに対応するDIMsウィジェットを指定します。
client_data リソース DIMsNclientdataによって指定されるデータのポインタを指定します。 DIMsNclientdataについては, 第 1.4.54 項 を参照してください。
event クライアントから転送するイベントを指定します。
send_back イベントをクライアントに返送するかどうかを指定します。 Trueが返されるとXFilterEventはクライアントにFalseを返し, Falseの場合,イベントはクライアントによって破棄されます。


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