日本語 DECwindows Motif では,X11R6 の国際化機能を使用して日本語のアプリケーションが作成できます。 XmbDrawString() 等を用いた日本語の表示や,XmbLookupString() 等を使用した日本語の入力が可能です。
X library は以下の日本語ロケールをサポートします。
ja_JP
ja_JP.eucJP
ja_JP.deckanji
ja_JP.sdeckanji
ja_JP.deckanji2000
X Library は XIM プロトコルとして,X11R6 標準の R6 XIM プロトコルと Ximp プロトコルをサポートします。入力サーバと接続する場合,最初に R6 XIM プロトコルをサポートする入力サーバとの接続を試み,続いて Ximp プロトコルをサポートする入力サーバとの接続を試みます。以前の日本語 DECwindows Motif では,Ximp プロトコルをサポートする入力サーバと接続する場合,論理名 DECW$XVENDORLAYER を定義する必要がありましたが,現在は不要です。
日本語 DECwindows Motif は DEC 日本語入力サーバ(DECW$JIM) を提供します。 DECW$JIM を使用する場合の im modifier は "DEC" です。im modifier を省略した場合も "DEC" として動作します。
例