C.30.1 FIP 実行中のプロセス・ハングの解決 |
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Alpha V7.0
日本語 OpenVMS Alpha V6.1 および 6.2 では, $ INPUT START コマンドで日本語入力プロセス (FIP) を起動後,画面制御のエスケープ・シーケンスを端末に出力するような OpenVMS のコマンド(例えば $ SHOW SYSTEM/PAGE=SAVE, $ SEARCH/PAGE=SAVE)やアプリケーション(日本語DECforms や日本語 DEC COBOL を用いたプログラムなど)を実行すると,端末がハングするという問題がありました。この時,Ctrl/Y キーを入力してプログラムを停止し,次に他のコマンドを入力すると,そのプロセスは RWAST の状態になりハングします。このプロセスはシステムをリブートしない限り,削除することはできません。
この問題は,日本語 OpenVMS Alpha V7.0 で解決されました。
なお,日本語 OpenVMS VAX では,どのバージョンでもこの問題は発生しません。
V7.0
日本語 OpenVMS V6.2 でリタイアした KPRINT および KDUMP をフリーウェアとして提供しています。KPRINT と KDUMP が含まれるのは標準版 OpenVMS V7.0 CD-ROM キットのパッケージにバンドルされている OpenVMS Freeware CD-ROM V2.0 です。この CD-ROM には日本語 OpenVMS V6.1 で提供した KPRINT と KDUMP のソース・ファイル,日本語 OpenVMS V6.1 用実行イメージ,ヘルプ・ファイル,コマンド・リファレンス・マニュアルが含まれています。使用方法および実行イメージの作成方法は CD-ROM に含まれる README ファイルをご覧ください。なおフリーウェアには弊社のサポートは一切ありません。またお客様が自由にソース・ファイルを変更して使用することができます。
CD-ROM キットをお持ちでない,日本語 OpenVMS VAX のお客様の場合は,下記の OpenVMS の World Wide Web ホームページからフリーウェアをコピーすることができます。
日本語入力機能をサポートする DEC COBOL ランタイム・ライブラリ DEC$COBRTL.EXE は,従来日本語 OpenVMS のインストレーションで提供されていましたが,V7.0 から標準版 OpenVMS のインストレーションで提供されるようになりました。日本語 OpenVMS V7.0 では,このファイルを提供しません。