HP OpenVMS Systems Documentation |
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日本語 HP FMSのインストレーション,および日本語FMS起動のプロシージャ(SYS$MANAGER:JFMSTRTUP.COM)内で,システムの論理名 JFMS$EXAMPLES:が定義されます。この論理名で表されるディレクトリには,日本語FMS V2.5のサンプル・アプリケーション・プログラムに関連したファイルが含まれています。この論理名がシステムに定義されていない場合は,システム・マネージャに伝えてください。
サンプル・アプリケーション・プログラムは日本語 HP FMS V2.5がインストールされる時,オプションとしてインストールされます。サンプル・アプリケーション・プログラムを実行するには,これらのプログラムがインストールされていなくてはなりませんが,言語ファイル (FDVDEF.xxx)は必ずJFMS$EXAMPLES:に登録されています。
日本語 HP FMS V2.5には,次のようなサンプル・アプリケーション・プログラムがあります。
言 語 | プログラム | 実行可能イメージ |
---|---|---|
BASIC | SAMP.BAS | SAMP.EXE |
BLISS | SAMPBLI.BLI | SAMPBLI.EXE |
C | SAMPCC.C | SAMPCC.EXE |
COBOL | SAMPCOB.COB | SAMPCOB.EXE |
FORTRAN | SAMPFOR.FOR | SAMPFOR.EXE |
PASCAL | SAMPPAS.PAS | SAMPPAS.EXE |
BASICのサンプル・アプリケーション・プログラムを起動するには,次のコマンドを使います。
$ RUN JFMS$EXAMPLES:SAMP |
サンプル・アプリケーション・プログラム中で振込依頼を選択すると,デフォルト・ディレクトリにデータ・ファイルSAMPCH.DATが作成されます。
5.1 サンプル・アプリケーション・プログラムに関連したファイル
サンプル・アプリケーション・プログラムを作成するための次のようなファイルも,JFMS$EXAMPLESディレクトリに含まれています。
言 語 | 定義ファイル |
---|---|
BASIC | FDVDEF.BAS |
BLISS | FDVDEF.REQ |
C | FDVDEF.H |
COBOL | FDVDEF.LIB |
FORTRAN | FDVDEF.FOR |
PASCAL | FDVDEF.PAS |
これらのファイルは,次のような内容を含んでいます。
言 語 | ファイル |
---|---|
COBOL | SAMPCOB.LIB
SMPCOBUAR.LIB |
FORTRAN | SMPACCOM.FOR
SMPREGCOM.FOR SMPSTATUS.FOR SMPWORK.FOR |
言 語 | コマンド・ファイル |
---|---|
BASIC | SAMPBAS.COM |
BLISS | SAMPBLI.COM |
C | SAMPCC.COM |
COBOL | SAMPCOB.COM |
FORTRAN | SAMPFOR.COM |
PASCAL | SAMPPAS.COM |
5.2 ワークステーションでのサンプル・アプリケーションの実行
サンプル・アプリケーション・プログラムはそのまま変更なしにワークステーションで実行することができます。ただし,ワークステーションではVT280あるいはVT382のウィンドウを大きく使用することができます。これを利用するためにサンプル・アプリケーションのフォームを1 つ変更します。REGISTERフォームには,チェック・レジスタを表示するためのスクロール領域が含まれていますが,このフォームを55行のワークステーションのウィンドウで使用できるように変更したフォームが用意されています。このフォームは,日本語 HP FMS V2.5のキットには JFMS$EXAMPLES:LONG_REGIST.FRMというファイルで登録されています。サンプル・アプリケーションを55行のウィンドウで利用するためにはフォーム・ライブラリSAMP.FRMを次の手順で変更してください。
$ JFMS/LIBRARY/EXTRACT - _$ JFMS$EXAMPLES:SAMP/FORM=REGISTER/OUTPUT=JFMS$EXAMPLES:REGISTER.FRM |
$ JFMS/LIBRARY/REPLACE JFMS$EXAMPLES:SAMP JFMS$EXAMPLES:LONG_REGIST |
$ SET TERMINAL/PAGE=55 |
SAMP.FLBフォーム・ライブラリのLONG_REGISTフォームを使用した場合,サンプル・アプリケーションは標準ターミナル(VT280あるいは VT380シリーズなど)では動作しなくなりますので注意してください。
本リリースでは,現在お読みのリリース・ノートの他に次のドキュメントが改訂されています。
これ以外のマニュアルは,以前のバージョンのドキュメントが適用されます。
日本語FMSはローマ字・かな変換キーを次のように割り当てています。
例 A-1 キーパッド配列 |
---|
┌─────┬─────┬─────┬─────┐ │ Gold │ │ │ │ │─────│─────│─────│─────│ │ PF1 │ PF2 │ PF3 │ PF4 │ ├─────┼─────┼─────┼─────┤ │漢字変換│記号変換│ 半角 │ │ │─────│─────│─────│─────│ │ 前変換 │ 8 │ 9 │ − │ ├─────┼─────┼─────┼─────┤ │文節縮小│文節右移動│ │ │ │─────│─────│─────│─────│ │文節拡張│文節左移動│ 6 │ , │ ├─────┼─────┼─────┼─────┤ │ひらがな│カタカナ│ 全角 ││ │─────│─────│─────│─────│ │ 1 │ 2 │ 3 ││ ├─────┴─────┼─────┼─────┤ │ 無変換 │ │ │ │───────────│─────│ ENTER │ │ 0 │ . │ │ └───────────┴─────┴─────┘ |
キー | 機能 | 説明 |
---|---|---|
キーパッド7 | 漢字変換
次候補 |
かな/ローマ字→漢字
同音異義語の次候補 |
キーパッド1 | ひらがな変換 | かな/ローマ字→ひらがな |
キーパッド2 | カタカナ変換 | かな/ローマ字→カタカナ |
キーパッド3 | 全角変換 | 半角文字→全角文字 |
キーパッド8 | 記号変換 | 英数,特殊記号→全角特殊記号 |
キーパッド9 | 半角変換 | 全角文字→半角文字 |
キーパッド0 | 無変換 | 変換を行わない |
GOLD,
キーパッド7 |
前候補 | 同音異義語の前候補 |
キーパッド4 | 文節縮小 | 現文節の縮小 |
GOLD,
キーパッド4 |
文節拡張 | 現文節の拡大 |
キーパッド5 | 文節右移動 | 現文節を右の文節に移動 |
GOLD,
キーパッド5 |
文節左移動 | 現文節を左の文節に移動 |
┌─────────────────┬─────────────┐ │ローマ字│ひらがな│ ├─────────────────┼─────────────┤ │aiueo│あいうえお│ │kakikukeko│かきくけこ│ │qaqiquqeqo│くぁくぃくくぇくぉ│ │sasisuseso│さしすせそ│ │tatituteto│たちつてと│ │naninuneno│なにぬねの│ │hahihuheho│はひふへほ│ │fafifufefo│ふぁふぃふふぇふぉ│ │mamimumemo│まみむめも│ │yayiyuyeyo│やいゆえよ│ │rarirurero│らりるれろ│ │lalilulelo│らりるれろ│ │wawiwuwewo│わゐうゑを│ │n│ん│ │││ │xaxixuxexo│ぁぃぅぇぉ│ │xkaxke│ヵヶ│ │xtu│っ│ │xtsu│っ│ │xyaxyixyuxyexyo│ゃぃゅぇょ│ │xwaxwu│ゎぅ│ │││ │gagigugego│がぎぐげご│ │zazizuzezo│ざじずぜぞ│ │jajijujejo│じゃじじゅじぇじょ│ │dadidudedo│だぢづでど│ │babibubebo│ばびぶべぼ│ │papipupepo│ぱぴぷぺぽ│ │vavivuvevo│ヴァヴィヴヴェヴォ│ └─────────────────┴─────────────┘ ┌──────────────────┬─────────────┐ │ローマ字│ひらがな│ ├──────────────────┼─────────────┤ │kyakyikyukyekyo│きゃきぃきゅきぇきょ│ │qyaqyiqyuqyeqyo│くゃくぃくゅくぇくょ│ │kwakwikwukwekwo│くゎくぃくくぇくぉ│ │syasyisyusyesyo│しゃしぃしゅしぇしょ│ │shashishushesho│しゃししゅしぇしょ│ │tyatyityutyetyo│ちゃちぃちゅちぇちょ│ │cyacyicyucyecyo│ちゃちぃちゅちぇちょ│ │chachichuchecho│ちゃちちゅちぇちょ│ │tsatsitsutsetso│つぁつぃつつぇつぉ│ │thathithuthetho│てゃてぃてゅてぇてょ│ │nyanyinyunyenyo│にゃにぃにゅにぇにょ│ │hyahyihyuhyehyo│ひゃひぃひゅひぇひょ│ │fyafyifyufyefyo│ふゃふぃふゅふぇふょ│ │myamyimyumyemyo│みゃみぃみゅみぇみょ│ │ryaryiryuryeryo│りゃりぃりゅりぇりょ│ │lyalyilyulyelyo│りゃりぃりゅりぇりょ│ │││ │gyagyigyugyegyo│ぎゃぎぃぎゅぎぇぎょ│ │gwagwigwugwegwo│ぐゎぐぃぐぐぇぐぉ│ │zyazyizyuzyezyo│じゃじぃじゅじぇじょ│ │jyajyijyujyejyo│じゃじぃじゅじぇじょ│ │dyadyidyudyedyo│ぢゃぢぃぢゅぢぇぢょ│ │dhadhidhudhedho│でゃでぃでゅでぇでょ│ │byabyibyubyebyo│びゃびぃびゅびぇびょ│ │pyapyipyupyepyo│ぴゃぴぃぴゅぴぇぴょ│ │││ │itchian’annonno│いっちあんあんのんの│ │kemmarombunsampai│けんまろんぶんさんぱい│ └──────────────────┴─────────────┘ |
ローマ字/かな変換では,次の特殊文字変換も行います。
┌──────────────┬───────────────┐ │変換前│変換後│ ├──────────────┼───────────────┤ │;(セミコロン)│、(読点)│ │.(ピリオド)│。(句点)│ │+(正符号)│・(中点)│ │−(負符号)│ー(長音記号)│ │¥(円記号)│\(逆斜線)│ │`(左シングル引用符)│‘(左シングル引用符)│ │ ̄(オーバーライン)│〜(波ダッシュ)│ │@(単価記号)│◎(二重丸)│ │*(星印)│※(米印)│ │=(等号)│〓(げた記号)│ │[(始め大括弧)│「(始めかぎ括弧)│ │](終り大括弧)│」(終りかぎ括弧)│ │<(不等号,より小)│〈(始め山括弧)│ │>(不等号,より大)│〉(終り山括弧)│ └──────────────┴───────────────┘ |
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