HP OpenVMS Systems Documentation |
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記号変換は,1〜3文字の英数字,特殊記号から,漢字コード体系の記号 1文字に変換,および,区点コード変換,漢字コード変換を行う機能です。
例 A-2 1文字変換 |
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┌────┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐ │変換前│1│2│3│4│5│6│7│8│9│0│−│ ├────┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │変換後│└│┴│┘│├│┼│┤│┌│┬│┐│││─│ └────┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘ |
例 A-3 2文字変換 |
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┌────┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐ │変換前│||│,.│..│``│([│])│<<│>>│[[│]]│[(│)]│+-│XX│:-│ ├────┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │変換後│‖│…│‥│“│〔│〕│《│》│『│』│【│】│±│×│÷│ └────┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘ ┌────┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐ │変換前│=/│<=│>=│OO│.;│O>│O+│''│.C│C/│L-│SS│><│()│<>│ ├────┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │変換後│≠│≦│≧│∞│∴│♂│♀│″│℃│¢│£│§│☆│○│◇│ └────┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘ ┌────┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐ │変換前│[]│<\│</│=|│>-│<-│|^│|v│ ├────┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │変換後│□│△│▽│〒│→│←│↑│↓│ └────┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘ |
例 A-4 3文字変換 |
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┌────┬──┬──┬──┬──┬──┬──┐ │変換前│K><│K()│K<>│K[]│K<\│K</│ ├────┼──┼──┼──┼──┼──┼──┤ │変換後│★│●│◆│■│▲│▼│ └────┴──┴──┴──┴──┴──┴──┘ |
区点コード変換
区点コードから,漢字に変換します。
"J" に続けて区番号(1〜3桁),点番号(2桁) 区番号 1 〜 94 DEC漢字セット 101 〜 194 拡張領域 点番号 1 〜 94 (例) J125 →“々” 区番号 1 点番号 25 |
16進コード変換
16進コードから,漢字に変換します。
"X" に続けて16進2バイトコード 第 1 バイト A1 〜 FE 第 2 バイト A1 〜 FE DEC漢字セット 21 〜 7E 拡張領域 (例) XA1B9 →“々” 第1バイト A1 第2バイト B9 |
VAX FMS V1呼び出しと,これに対応する HP FMS V2呼び出しの一覧表と,両者の違いの簡単な説明を次にあげます。
V1呼び出し | V2呼び出し | 説明 |
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FDV$INIT | FDV$ATERM | FDV$ATERMは端末をフォーム・ドライバにアタッチし, FDV$AWKSPはワークスペース(不純領域)を端末にアタッチします。FDV$ATERMとFDV$AWKSPは, V1プログラムのFDV$INIT呼び出しにより自動的に呼び出されます。 |
FDV$CLRSH
FDV$SHOW |
FDV$CDISP
FDV$DISP |
FDV$CDISPとFDV$DISPは,フォームを画面上で指定されている行数だけ上下させるよう,フォーム・ドライバに指示するオプショナル・オフセット引き数をもちます。また,V1のFDV$SHOWとFDV$CLRSH呼び出しは,フォームの属性をクリアする領域に連結されているオフセット引き数をもちます。V2のフォームでは,クリアする領域に行(0,0)を指定することができますが,これは行がクリアされないという意味です。V1では,この値を指定することはできず,もしもFDV$CLRSH呼び出しと同時に使われると,VDV$_LINエラーが発生します。 |
FDV$INLN | FDV$GETSC | FDV$INLNは,この名が機能を表すように改名されました。 |
FDV$PUT
FDV$PUTAL |
FDV$PUTD
FDV$PUTDA |
FDV$PUTDは1つのフィールドに省略値を付けます。 FDV$PUTDAはすべてのフィールドに省略値を付けます。FMSV1では,FDV$PUT(ナル値の付いたFDV$PUT)と FDV$PUTAL(引き数の付かないFDV$PUTAL)に特別な変形を与え,同じ動作が行えるようになっていました。 |
FDV$OUTLN | FDV$PUTSC | FDV$OUTLNは,この名が機能を表すように,FDV$PUTSCと改名されました。 |
FDV$RETN | FDV$RET | FDV$RETNは,この名が機能を表すように,FDV$RETと改名されました。 |
FDV$IDATA | FDV$RETDI | FDV$IDATAは,この名が機能を表すように,FDV$RETDIと改名されました。 |
FDV$NDATA | FDV$RETDN | FDV$RETDNはFDV$NDATAと同等ですが,FDV$RETDNは名前をつけられているデータ・インデックスを返す点が違います。 |
FDV$GCF | FDV$RETFN | FDV$GCFは,この名が機能を表すように,FDV$RETFNと改名されました。 |
FDV$LEN | FDV$RETLE | FDV$LENは,この名が機能を表すように,FDV$RETLEと改名されました。 |
FDV$TERM | FDV$TCHAN | FDV$TERMは,この名が機能を表すように,FDV$TCHANと改名されました。 |
FDV$GET | FDV$WAIT | FDV$WAITにより,フォーム・ドライバは,ユーザとアプリケーション・プログラムを同期させることができます。FMS V1でも,同じ動作を行うFDV$GET呼び出し(フィールド名引き数の付かない FDV$GET)の特別な変形が与えられていますが,FDV$WAITもフィールド・ターミネータを返す点が違います。 |
本リリースのキットには,英語版 V2.4 の ECO1〜ECO5 で修正された内容が含まれています (ただし,ECO5 のユーロ通貨記号のサポートのための修正を除く)。
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