V1.2
この例では,ドラッグ・ドロップ機能の典型的な使用法が示されています。
このプログラム例の起動時には,有効なドロップ先はありません。色をドラッグして移動するためのドラッグ元を示す異なったカラーの四角形がまず表示されます。ドロップ先は,次のようにして決めます。
- ポインターを(白の背景)を持つ描画領域に移動します。
- MB1を押してドラッグすると,ラバーバンド効果が確認できます。
- 希望するところまでドラッグしたら,MB1を離します。
黒の四角な囲みケイが現れます。この囲みケイの数には制限はありません。
描画領域の内側に作成された四角が色の有効なドロップ先です。たとえば黄色の四角からドラッグを開始して,描画領域の内側にある四角な囲みケイの 1 つまでドラッグしていき,そこでMB2を放すことで,これを確認することができます。
ドラッグを開始するには,ポインタをドラッグ元の上に移動し, BTransferを押したままマウスを移動します (BTransferは省略時の設定では MB2 になります)。カーソルがドラッグ元の四角の色と同じ色のパレットの形に変わったことを確認してください。
ドラッグ中には,次の点に注目してください。
- ルート・ウィンドウ上をドラッグしているときは,ドラッグ・アイコンはパレットだけになること。
- 描画領域内の四角な囲みケイのないところでは,ドラッグ・アイコンはパレットの上に"DO NOT ENTER!"(侵入禁止)の表示が現れること。
- 描画領域内の四角な囲みケイの内側をドラッグしているときは, "DO NOT ENTER!"(侵入禁止)の表示が絵筆の形に変わること。
ドロップを行うには MB2を放します。描画領域内の四角な囲みケイの外側やルート・ウィンドウ上でMB2を放すと,ドラッグ・アイコンは一瞬ドラッグ開始のためのポインタに変わってから,消えます。これによって実行しようとしたドロップが失敗したことが分かります。ポインタが描画領域内のいずれかの四角な囲みケイの内側にあるときに, MB2 を放すと,ドラッグ・アイコンは背景に吸い込まれるように消えます。これによってドロップが成功したことが分かります。ドロップが実行された四角な囲みケイの中は,ドラッグされた色で塗りつぶされます。
描画領域内の四角な囲みケイの中は,ドラッグ元として使用することができます。ポインタをいずれかの四角な囲みケイの中からドラッグを開始すると,カーソルが四角形に変わります (四角形の大きさは X カーソルのサイズ制限内で,囲みと同じ大きさか,より小さいものになります)。四角形のカーソルをドラッグして,描画領域内の別の場所にドロップしてください。このようにして元の四角形を新しい場所に移動することができます。
四角形を新しい場所に複写する場合は,ドラッグ中またはドロップを行うときに,適切な変更キーを使用します (現在のところは,Ctrlキーが複写への変更キーとして設定されています)。四角形を変更キーを押さないでドラッグした場合,またはShiftキーを押した場合には,ドラッグを開始した塗りつぶされた四角形は,点線の囲みケイに変わります。この状態は,ドラッグを行っている間中,またはCtrlキーを押して複写モードに変更するまで継続します。 Ctrlキーが押されると点線の囲みケイは,元の四角形に戻ります。
注意
ドラッグ中に取消キー(F11)を押すと,ドラッグを中止することができます。また,Helpキーを押せば,ドロップの成否や可能なドロップ操作についての情報が表示されます。
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