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OpenVMS マニュアル |
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HP OpenVMS
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目次 | 索引 |
このコマンドは名前に "PL" という文字列が含まれているシンボルをすべてリストします。
#4 |
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DBG> SHOW SYMBOL/TYPE COLOR data SCALARS\MAIN\COLOR enumeration type (primary, 3 elements), size: 4 bytes |
このコマンドは変数 COLOR が列挙型であることを示します。
#5 |
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DBG> SHOW SYMBOL/TYPE/ADDRESS * |
このコマンドはすべてのシンボルに関するすべての情報を表示します。
#6 |
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DBG> SHOW SYMBOL * IN MOD3\COUNTER routine MOD3\COUNTER data MOD3\COUNTER\X data MOD3\COUNTER\Y DBG> |
このコマンドはパス名 MOD3\COUNTER で示される有効範囲で定義されているすべてのシンボルをリストします。
#7 |
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DBG> DEFINE/COMMAND SB=SET BREAK DBG> SHOW SYMBOL/DEFINED SB defined SB bound to: SET BREAK was defined /command DBG> |
この例では,DEFINE/COMMAND コマンドは SET BREAK コマンドのシンボルとして SB を定義します。SHOW SYMBOL/DEFINED コマンドはその定義を表示します。
SHOW TASK|THREAD |
マルチスレッド・プログラム (タスキング・プログラムとも呼ばれる) のタスクに関する情報を表示します。
SHOW THREAD [task-spec[,...]]
task-spec
タスク値を指定します。次のいずれかの形式で指定します。
- イベント機能が THREADS の場合
- プログラムで宣言されているタスク (スレッド) 名,または結果がタスク ID 番号となる言語式。
- 2 などのタスク ID 番号 (SHOW THREAD コマンドで表示される)
- イベント機能が ADA の場合
- プログラムで宣言されているタスク (スレッド) 名,または結果がタスク値となる言語式。パス名も使用できます。
- 2 などのタスク ID (SHOW THREAD コマンドで表示される)
- 次のタスク組み込みシンボルのいずれか
%ACTIVE_TASK GO,STEP,CALL または EXIT コマンドの実行時に実行されるタスク。 %CALLER_TASK Ada プログラムにのみ適用される。 accept 文の実行時に,その accept 文に対応するエントリを呼び出したタスク。 %NEXT_TASK デバッガのタスク・リスト中の可視タスクの次のタスク。タスクの順番は自由に決められますが,その順番は 1 回のプログラム実行の中で不変です。 %PREVIOUS_TASK デバッガのタスク・リスト中の可視タスクの前のタスク。 %VISIBLE_TASK シンボル,レジスタ値,ルーチン呼び出し,ブレークポイントなどの検索時に現在のコンテキストになっている呼び出しスタックとレジスタ・セットを持つタスク。
ワイルドカード文字のアスタリスク (*) は使用できません。代わりに /ALL 修飾子を使用してください。/ALL,/STATISTICS または /TIME_SLICE を指定する場合,タスクは指定できません。
/ALL
既存のすべてのタスク,つまり,すでに作成されているタスクで, (Ada タスクの場合には) マスタがまだ終了していないタスクを表示の対象として選択します。/CALLS[=n]
表示の対象として選択されたタスクごとに SHOW CALLS コマンドを実行します。これはタスクの現在アクティブなルーチン呼び出し (呼び出しスタック) を示します。/FULL
イベント機能が THREADS の場合は,コマンドを使用します。表示の対象として選択された各タスクについて補足的な情報を表示します。他の修飾子を指定しないで /FULL を指定した場合,あるいは /CALLS または /STATISTICS を指定した場合には,補足的な情報が表示されます。
/HOLD
/NOHOLD (省略時の設定)
イベント機能が THREADS の場合は, PTHREAD tset -n thread-number コマンドを使用します。表示の対象として凍結状態になっているタスクか凍結状態になっていないタスクのいずれかを選択します。
タスクを指定しない場合,/HOLD は凍結状態のすべてのタスクを選択します。タスク・リストを指定すると,/HOLD はタスク・リストに載っている凍結状態のタスクを選択します。
タスクを指定しない場合,/NOHOLD は凍結状態になっていないすべてのタスクを選択します。タスク・リストを指定すると,/NOHOLD はタスク・リストに載っている凍結状態になっていないタスクを選択します。
/IMAGE
呼び出しスタック上の個々のアクティブな呼び出しのイメージ名を表示します。 /CALLS 修飾子と組み合わせたときにのみ有効です。/PRIORITY=(n[,...])
イベント機能が THREADS の場合は, PTHREAD tset -n thread-number コマンドを使用します。タスクを指定しない場合には,指定した優先順位 n のどれかを持つすべてのタスクを選択します。ただし,n は 0 〜 15 の 10 進整数です。タスク・リストを指定すると,指定された優先順位のどれかを持つ,タスク・リストに載っているタスクを選択します。
/STATE=(state[,...])
タスクを指定しない場合,指定された状態,つまり,RUNNING,READY, SUSPENDED または TERMINATED のいずれかになっているタスクすべてを選択します。タスク・リストを指定すると,指定された状態のいずれかになっている,タスク・リスト内のタスクを選択します。/TIME_SLICE
(VAX のみ ) 前回の SET TASK/TIME_SLICE コマンドによる指定に従って,現在のタイム・スライス値を秒単位で表示します。 SET TASK/TIME_SLICE コマンドがそれまでに入力されていなかった場合には,プログラムで指定されているタイム・スライス値があればそれを表示します。それまでにタイム・スライス値が設定されていない場合には,値は 0.0,つまりタイム・スライスは無効ということになります。/TIME_SLICE はイベント機能が ADA のときのみに有効になります。
タスクは作成されるとすぐに,まず SHOW THREAD コマンドで表示することができます。タスクは終了するか,または (Ada タスキング・プログラムの場合) そのマスタが終了すると, SHOW THREAD コマンドを実行しても表示されなくなります。省略時の設定では,SHOW THREAD コマンドは選択されたタスク 1 つにつき 1 行の情報を表示します。/IMAGE 修飾子を指定すると,デバッガはまずデバッグ情報を持っている各イメージ (/DEBUG または /TRACEBACK 修飾子を使ってリンクされたもの) に対して SET IMAGE コマンドを実行します。その後,デバッガは呼び出しスタック上の個々のアクティブな呼び出しについて,イメージ名を表示します。出力ディスプレイが拡大され,イメージ名が最初の欄に表示されるようになっています。
share$image_name モジュール名は /IMAGE 修飾子によって提供されるので,デバッガはこの情報は表示しません。
SET IMAGE コマンドの実行結果は,SHOW THREAD/CALLS/IMAGE コマンドを実行している間のみ有効です。デバッガは SHOW THREAD/CALLS/IMAGE コマンドが完了したときに,セット・イメージ状態を復元します。
関連コマンド
DEPOSIT/TASK
EXAMINE/TASK
(SET, SHOW) EVENT_FACILITY
SET TASK|THREAD
#1 |
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DBG> SHOW EVENT_FACILITY event facility is ADA ... DBG> SHOW TASK/ALL task id pri hold state substate task object * %TASK 1 7 RUN 122624 %TASK 2 7 HOLD SUSP Accept H4.MONITOR %TASK 3 6 READY Entry call H4.CHECK_IN DBG> |
この例では,SHOW EVENT_FACILITY コマンドは現在のイベント機能として ADA を表示しています。SHOW TASK/ALL コマンドは,Ada サービスを使用して作成され,現在も存在しているすべてのタスクに関する基本的な情報を表示します。タスクごとに 1 行が使用されます。アクティブなタスクにはアスタリスク (*) が付けられます。この例では, %TASK 1 がアクティブなタスク (RUN 状態にあるタスク ) です。
#2 |
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DBG> SHOW TASK %ACTIVE_TASK,3,MONITOR |
このコマンドはアクティブなタスク,%TASK 3 タスク,および MONITOR というタスクを表示の対象として選択します。
#3 |
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DBG> SHOW TASK/PRIORITY=6 |
このコマンドは優先順位が 6 になっているすべてのタスクを表示の対象として選択します。
#4 |
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DBG> SHOW TASK/STATE=(RUN,SUSP) |
このコマンドは実行中であるか,中断されているすべてのタスクを表示の対象として選択します。
#5 |
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DBG> SHOW TASK/STATE=SUSP/NOHOLD |
このコマンドは,中断されていて,しかも凍結状態でないすべてのタスクを表示の対象として選択します。
#6 |
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DBG> SHOW TASK/STATE=(RUN,SUSP)/PRIO=7 %VISIBLE_TASK, 3 |
このコマンドは,可視タスクと %TASK 3 タスクの中から, RUNNING または SUSPENDED 状態になっていて,優先順位が 7 になっているタスクを表示の対象として選択します。
SHOW TERMINAL |
出力を編集するために使用される現在の端末画面の高さ ( ページ ) と幅を示します。
注意
このコマンドは,デバッガへの HP DECwindows Motif for OpenVMS ユーザ・インタフェースでは使用できません。
SHOW TERMINAL
現在の端末画面の高さと幅は前回 SET TERMINAL コマンドで設定された高さと幅です。省略時の設定では,SET TERMINAL コマンドを入力していなかった場合,現在の高さと幅はターミナル・ドライバに既知の高さと幅 ( 通常,VT シリーズ端末では 24 行,80 列 ) であり, DCL コマンドの SHOW TERMINAL が表示するのはこの高さと幅です。関連コマンド
SET TERMINAL
SHOW DISPLAY
SHOW WINDOW
DBG> SHOW TERMINAL terminal width: 80 page: 24 wrap: 80 DBG> |
このコマンドは現在の端末画面の幅と高さ ( ページ ) を 80 列, 24 行と表示し,メッセージは 80 列でラップするよう設定されています。
SHOW TRACE |
トレースポイントに関する情報を表示します。
SHOW TRACE
/PREDEFINED
定義済みトレースポイントに関する情報を表示します。/USER
ユーザ定義トレースポイントに関する情報を表示します。
SHOW TRACE コマンドは,WHEN 句または DO 句,/AFTER の数などのオプションも含めて,現在設定されているトレースポイントについての情報と,そのトレースポイントが無効になっているかどうかを表示します。省略時の設定では,SHOW TRACE はユーザ定義トレースポイントと定義済みトレースポイントの両方 ( ただし,ある場合 ) に関する情報を表示します。これは SHOW TRACE/USER/PREDEFINED コマンドを入力する場合と同じです。ユーザ定義トレースポイントは SET TRACE コマンドで設定されます。定義済みトレースポイントは,デバッガを起動すると自動的に設定され,デバッグの対象になっているプログラムの種類によって異なります。
SET TRACE/AFTER:n を使用してトレースポイントを設定した場合,SHOW TRACE コマンドは 10 進整数 n の現在の値,つまり最初に指定された整数値からトレースポイント記憶位置に到達するたびに1を引いた値を表示します。デバッガは n の値が 0 になるまでトレースポイント記憶位置に到達するたびに n を減少させていきます。0 になると,デバッガはトレース動作を取ります。
Alphaシステムでは,トレースが特定のクラスの命令にある場合は, (SET TRACE/CALL または SET TRACE/RETURN と同様に ) SHOW TRACE コマンドは個々の命令を表示しません。
関連コマンド
(ACTIVATE, DEACTIVATE, SET, CANCEL) TRACE
#1 |
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DBG> SHOW TRACE tracepoint at routine CALC\MULT tracepoint on calls: RET RSB BSBB JSB BSBW CALLG CALLS DBG> |
この VAX 例では,SHOW TRACE コマンドは現在設定されているすべてのトレースポイントを示します。この例は,実行が CALC モジュール内の MULT ルーチンか,または RET,RSB,BSBB,JSB,BSBW,CALLG または CALLS の命令のどれか 1 つに到達すると必ず検出されるユーザ定義トレースポイントを示します。
#2 |
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all> SHOW TRACE/PREDEFINED predefined tracepoint on program activation DO (SET DISP/DYN/REM/SIZE:64/PROC SRC_ AT H1 SOURCE (EXAM/SOURCE .%SOURCE_SCOPE\%PC); SET DISP/DYN/REM/SIZE:64/PROC INST_ AT H1 INST (EXAM/INSTRUCTION .0\%PC)) predefined tracepoint on program termination all> |
このコマンドは現在設定されている定義済みトレースポイントを示します。この例はマルチプロセス・プログラムの場合,デバッガによって自動的に設定される定義済みトレースポイントを示します。新しいプロセスがデバッガの制御下に入ると,プログラム起動のトレースポイントが起動されます。 DO 句はプロセス起動トレースポイントが検出されると, SRC_n という名前のプロセス固有のソース表示と INST_n という名前のプロセス固有の機械語命令ディスプレイを作成します。プロセスがイメージ終了を行うと,プログラム終了のトレースポイントが検出されます。
SHOW TYPE |
型がコンパイラ生成型ではないプログラム記憶位置の現在の型を示します。 /OVERRIDE が指定された場合には,現在の上書き型を示します。
SHOW TYPE
/OVERRIDE
現在の上書き型を示します。
型がコンパイラ生成型ではないプログラム記憶位置の現在の型は前回 SET TYPE コマンドで設定された型です。 SET TYPE コマンドを入力していなかった場合,そのような記憶位置の型はロングワード整数になります。すべてのプログラム記憶位置に対する現在の上書き型は前回 SET TYPE/OVERRIDE コマンドで設定された上書き型です。 SET TYPE/OVERRIDE コマンドを入力していなかった場合,上書き型はありません。
関連コマンド
CANCEL TYPE/OVERRIDE
DEPOSIT
EXAMINE
(SET,SHOW,CANCEL) MODE
(SET,SHOW,CANCEL) RADIX
SET TYPE
#1 |
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DBG> SET TYPE QUADWORD DBG> SHOW TYPE type: quadword integer DBG> |
この例では,型がコンパイラ生成型ではない記憶位置に対して型をクォドワードに設定します。SHOW TYPE コマンドはそれらの記憶位置の現在の省略時の型をクォドワード整数として表示します。これは,特に他に指定がないかぎり ( たとえば EXAMINE コマンドで type 修飾子を使用するなどによる ),デバッガがそれらの記憶位置にある要素をクォドワード整数として解釈し,表示することを意味します。
#2 |
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DBG> SHOW TYPE/OVERRIDE type/override: none DBG> |
このコマンドは上書き型が定義されていないことを表します。
SHOW WATCH |
ウォッチポイントに関する情報を表示します
SHOW WATCH
SHOW WATCH コマンドは,WHEN 句または DO 句,/AFTER の数などのオプションも含めて現在設定されているウォッチポイントに関する情報と,そのウォッチポイントが無効になっているかどうかを表示します。SET WATCH/AFTER:n を使用してウォッチポイントを設定した場合,SHOW WATCH コマンドは 10 進整数 n の現在の値,つまり最初に指定された整数値からウォッチポイント記憶位置に到達するたびに 1 を引いた値を表示します。デバッガは n の値が 0 になるまでウォッチポイント記憶位置に到達するたびに n を減少させていきます。 0 になると,デバッガはウォッチ動作を取ります。
関連コマンド
(ACTIVATE,CANCEL,DEACTIVATE,SET) WATCH
DBG> SHOW WATCH watchpoint of MAIN\X watchpoint of SUB2\TABLE+20 DBG> |
このコマンドは 2 つのウォッチポイントを表示します。 1 つは (MAIN モジュールに定義されている ) 変数 X にあるもので,もう 1 つは SUB2\TABLE+20 の記憶位置 ( アドレス式 TABLE によって示されるアドレスに 20 バイト加えた位置 ) にあるものです。
目次 | 索引 |
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