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OpenVMS マニュアル


 

OpenVMS ドキュメント
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タイトルページ
目次
まえがき
第 1 部:概論
第 1 章:日本語SMG (SMG$)の概要
第 2 章:日本語 SMG の出力操作
第 3 章:日本語 SMG 入力操作
第 4 章:日本語 SMG の高度な機能
第 5 章:フォーリン・ターミナルのサポート
第 6 章:日本語 SMG を使用したプログラム開発
第 7 章:日本語 SMG ルーチンの呼び出しの例
第 2 部:リファレンス・セクション
第 8 章:日本語 SMG リファレンス
コマンド一覧
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Create and Initialize a Subprocess ルーチンは,DCL サブプロセスを生成し,そのサブプロセスを仮想ディスプレイに対応づけます。

形式

SMG$CREATE_SUBPROCESS display-id [,AST-routine] [,AST-argument]


戻り値



OpenVMS 用法 cond_value
データ型 longword (unsigned)
アクセス write only
受け渡し方 by value



引数



display-id

OpenVMS 用法 identifier
データ型 longword (unsigned)
アクセス read only
受け渡し方 by reference


新しく生成したサブプロセスに対応づけられる,仮想ディスプレイの識別子。 display-id 引数は,この識別子を格納した符号なしロングワードのアドレスです。

この引数は SMG$CREATE_VIRTUAL_DISPLAY ルーチンによって与えられます。

AST-routine

OpenVMS 用法 ast_procedure
データ型 procedure entry mask
アクセス call without stack unwinding
受け渡し方 by value


現在実行中のコマンドが終了したときに呼び出される AST ルーチン(省略可能)。 AST-routine 引数はルーチンのプロシージャ・エントリ・マスクです。

AST ルーチンは 5 つの引数を使用して呼び出されます。最初の引数は, display-id 引数,AST-argument 引数, command-status 引数の値を格納したデータ構造を示すポインタです。 AST ルーチンに対する他の 4 つの引数は R0,R1,PC,PSL です。


AST-routine 引数を指定した場合には,SMG$EXECUTE_COMMAND ルーチンはそのルーチンに渡されたコマンドをバッファに登録し,各コマンドを順に実行し,各コマンドが終了すると,指定された AST ルーチンを呼び出します。 AST-routine 引数を指定しなかった場合には,SMG$EXECUTE_COMMAND ルーチンは,指定されたコマンドが終了するのを待ち,その後,制御をユーザに戻します。

AST-argument

OpenVMS 用法 user_arg
データ型 longword (unsigned)
アクセス read only
受け渡し方 by value


AST ルーチンに対して指定する引数(省略可能)。 AST-argument 引数は,AST ルーチンに渡される値を格納した符号なしロングワードです。


説明

SMG$CREATE_SUBPROCESS ルーチンを使用すれば,DCL サブプロセスを生成し,このサブプロセスを仮想ディスプレイに対応づけることができます(サブプロセスは SET NOVERIFY と SET NOON の DCL コマンドを使用して初期化されます)。その後,メイン・プロセスから SMG$EXECUTE_COMMAND ルーチンを使用してサブプロセスが実行するコマンドを指定できます。

プロセス間通信はメール・ボックスを使用して実行されます。したがって,入力コマンドと出力テキストを制御できます。コマンドをバッファに登録する場合には,オプションとして AST ルーチンを使用することにより,コマンドが終了したことをメイン・プロセスに通知します。このルーチンを使用するために,ブロードキャスト・トラッピングと要求されていない入力を禁止する必要はありません。

サブプロセスを生成する前に,日本語 SMG は,必要なメールボックスとサブプロセスを作成するための十分な資源があるかどうかを確認します。BYTLM の残存値は少なくとも 5,000 でなければならず,PRCLM の残存値は少なくとも 1 でなければなりません。

日本語 SMG は,ユーザが SMG$DELETE_SUBPROCESS ルーチンを呼び出さずに処理を終了した場合,サブプロセスを削除する終了ハンドラを宣言します。しかし,場合によっては,これらの機能が提供する終了ハンドラが実行されないことがあります。この場合には,DCL の SHOW PROCESS/SUB コマンドと DCL の STOP コマンドを使用してサブプロセスを削除しなければなりません。


戻される状態値

SS$_NORMAL 正常終了。
SMG$_INSQUOCRE サブプロセスを生成するのに必要なクォータが不足しています。
SMG$_INVDIS_ID display-id 引数に誤りがあります。
SMG$_SUBALREXI この display-id 引数に対応するサブプロセスがすでに存在します(代替正常終了状態)。
SS$_xxxx $GETDVI,$GETJPI,$DCLEXH,または $CREMBX から戻された状態値。
LIB$_xxxx LIB$SPAWN,LIB$GET_EF,LIB$GET_VM から戻された状態値。


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