日本語 OpenVMS 
 日本語 OpenVMS 
 日本語入力プロセス 利用者の手引き
  
第 7 章 FIP/SUBのかな漢字変換
 
この章では,FIP/SUB のかな漢字変換について説明します。
  
 FIP/SUB はユーザ・キー定義ライブラリ (IMLIB) をサポートしています。 IMLIB はかな漢字変換のキー定義を自分の好みにあわせて変更するためのライブラリです。文字入力におけるかな漢字変換のキー定義を,各ユーザが好みにあわせて変更することができます。ユーザは自分の使い慣れた変換キーでかな漢字変換が行えます。
 詳しくは『ユーザ・キー定義 利用者の手引き』を参照してください。
  
IMLIB であらかじめ4種類のキー定義が提供されています。ユーザはこれらのうちの1つを選択して使うこともできますし,ユーザ作成のキー定義も使用できます。
 
- JVMSキー
  日本語 OpenVMS 標準のキー定義です。JVMSキーを使うと,かな漢字変換キーとOpenVMSの行編集キーとが重ならないという特徴があります。詳しくは,『日本語ライブラリ 利用者の手引き』を参照してください。
 - EVEJキー
 EVEJエディタのキー定義です。日本語EVEのEVEJキーパッド・モードで使われています。詳しくは『日本語EVE ユーザーズ・ガイド』を参照してください。
 - LEIAキー
 LEIAエディタのキー定義です。数字キーパッドを使ってかな漢字変換を行います。詳しくは,『日本語ライブラリ 利用者の手引き』を参照してください。
 - TAROキー
 ワープロ・ソフトの一太郎に似たキー定義です。 
 (注:一太郎は株式会社ジャストシステムの登録商標です。)
  
  
ここでは,数字キーパッドで変換するためにLEIAキーを指定する方法を紹介します。詳しくは『ユーザ・キー定義 利用者の手引き』を参照してください。
 数字キーパッドを使用してかな漢字変換を行っていたユーザは, SYS$LIGIN に IM$PROFILE.DAT を用意してください。起動時に IM$PROFILE.DAT が参照され,数字キーパッドでかな漢字変換が行えます。
 
 
   
    $ COPY SYS$LIBRARY:IM$PROFILE_LEIA.DAT SYS$LOGIN:IM$PROFILE.DAT 
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 また,/PROFILE の修飾子で次のような指定も可能です。
 
 
 
    $ INPUT START/SUBPROCESS/PROFILE=IM$PROFILE_LEIA 
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 半角カタカナがサポートされているオペレーティング・システムでは,半角カタカナの入力ができます。以下のように論理名 FIP$SUB_DEFAULT_CODE_SET に同値名 SDECKANJI を割り当ててから,FIP/SUBを起動してください。起動後,KANJIGEN/INPUT=KANJI/EDIT=ENABLE に設定してください。
 
 
 
    $ DEFINE FIP$SUB_DEFAULT_CODE_SET SDECKANJI 
    $ INPUT START/SUBPROCESS 
    Creating subprocess... 
    Process INASAWA_1 spawned 
    Enter LOGOUT command to exit. Type F14 to enter Kanji. 
    $ RUN JSY$SYSTEM:KANJIGEN 
    KANJIGEN > SET/EDIT=ENABLE/INPUT=KANJI 
    KANJIGEN > EXIT 
    $ 
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