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OpenVMS マニュアル


 

OpenVMS ドキュメント
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目次
まえがき
第 1 章:日本語環境設定ユーティリティ (JSY$CONTROL) -- I64/Alpha のみ
第 2 章:日本語メール・ユーティリティ (JMAIL) -- Alpha/VAX のみ
第 3 章:日本語ソート/マージ (SORT/MERGE)
第 4 章:ローマ字・かな漢字変換型 INQUIRE (KINQUIRE)
第 5 章:個人辞書編集ユーティリティ (JDICEDIT)
第 6 章:漢字コード変換ユーティリティ (KCODE)
第 7 章:DEC 漢字コード変換ユーティリティ (KCONVERT) -- Alpha/VAX のみ
第 8 章:デバッガの日本語拡張機能
第 9 章:日本語DECnet/SNA リモート・ジョブ・エントリ (RJE) -- Alpha/VAX のみ
第 10 章:日本語DECnet/FNA リモート・ジョブ・エントリ (F-RJE) -- VAXのみ
第 11 章:日本語メッセージ -- Alpha/VAX のみ
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日本語ユーティリティ 利用者の手引き


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SET コマンドは他のコマンドと組み合わせて,メール・ユーティリティの特性を定義したり変更したりするときに使用します。

<形式>

JMAIL> SET [キーワード]

<キーワード>

AUTO_PURGE
JMAIL> SET [NO]AUTO_PURGE
EXIT コマンドまたは SET FILE コマンド入力時に WASTEBASKET フォルダに残っているメッセージを削除するかどうかを決定することができます。

CC_PROMPT
JMAIL> SET [NO]CC_PROMPT
メッセージを送るときにカーボン・コピー・プロンプト (CC:) を出すかどうか決定します。

COPY_SELF
JMAIL> SET COPY_SELF コマンド名
SEND または REPLY または FORWARD コマンドが入力されたときにメッセージのコピーを送信者に返送するかどうかを決定します。
SEND,NOSEND,REPLY,NOREPLY,FORWARD,NOFORWARD のいずれかを指定します。

EDITOR
JMAIL> SET [NO]EDITOR エディタ名
SEND,REPLY,FORWARD,EDIT コマンドで使用するエディタを指定することができます。
エディタ名
使用するエディタを指定します。あなたのシステムにあるすべてのコーラブル・エディタを指定することができます。XTPU エディタを使用する場合には,
SET EDIT XTPU
とします。

FILE
JMAIL> SET FILE ファイル名
指定されたファイルをメール・ファイルとして設定し,オープンします。日本語ファイル名は指定できません。COPY コマンド,FILE コマンド,または,MOVE コマンドを使って他のメール・ファイルを作成しておけば,その後は SET FILE コマンドでそのメール・ファイルをオープンすることができます。
ファイル名
オープンするメール・ファイルの名前を指定します。ファイルをオープンするときには,メール・ファイル・ディレクトリと MAI というファイル・タイプが使われます。

FORM
JMAIL> SET [NO]FORM フォーム名
省略時設定のプリント・フォームを設定します。SET NOFORM コマンドは設定したプリント・フォームを解除し,省略時設定を SYS$PRINT にします。
フォーム名
設定するプリント・フォーム名です。

FORWARD
JMAIL> SET [NO]FORWARD アドレス
メールの転送先アドレスをセットすることができます。SET FORWARD コマンドを入力すると,受信メッセージはこのコマンドで指定したアドレスに転送されます。
アドレス
メール転送先のアドレス (NODE::NAME) を指定します。

MAIL_DIRECTORY
JMAIL> SET [NO]MAIL_DIRECTORY [修飾子] サブディレクトリ名
すべてのメール・ファイルをメール・ディレクトリ SYS$LOGIN: から指定サブディレクトリへ移動させます。
サブディレクトリ名
サブディレクトリ名を指定します。このサブディレクトリにすべての .MAI ファイルが移動されます。日本語ディレクトリは指定できません。

PERSONAL_NAME
JMAIL> SET [NO]PERSONAL_NAME  個人名
送信するメール・メッセージの "From:" フィールドの末尾に,もう 1 つのフィールドを付け足すことができます。このフィールドには,送信者の氏名などの情報を入れることができます。
個人名
送信するメール・メッセージの "From:" フィールドに入れるストリングを指定します。省略すると,プロンプトが出て日本語入力ができます。

QUEUE
JMAIL> SET [NO]QUEUE キュー名
ユーザ・プロファイル中のプリント・キューの省略時設定をセットします。 SET NOQUEUE コマンドは,セットしていた設定を解除し,プリント・キューを SYS$PRINT に設定します。
キュー名
設定するプリント・キューの名前です。

SIGNATURE_FILE
JMAIL> SET SIGNATURE_FILE ファイル名
署名ファイルを指定します。すべてのメッセージに自動的に指定した署名ファイルが付加されます。RMS が日本語モードの場合には,最大 118 文字までの日本語ファイル名を指定できます。 SET NO SIGNATURE_FILE は,署名ファイルの設定を解除します。
ファイル名
署名ファイルの名前です。省略時のファイル・タイプは .SIG です。


WASTEBASKET_NAME
JMAIL> SET WASTEBASKET_NAME フォルダ名
WASTEBASKET フォルダの名前を変更します。
フォルダ名
削除したメッセージを一時保存するための WASTEBASKET フォルダの名前をセットします。フォルダ名には,どの英数字を使用してもかまいませんが,MAIL または NEWMAIL という文字列を指定してはいけません。


日本語OpenVMS V7.0 より JMAIL の次のコマンドで /PAGE 修飾子を指定すると,画面操作機能を有効にすることができます。

  • BACK

  • CURRENT

  • DIRECTORY

  • FIRST

  • LAST

  • NEXT

  • READ

/PAGE 修飾子では次のキーワードが指定できます。

CLEAR_SCREEN ページモードで表示(各ページの表示前に画面を消去する)
SCROLL スクロールモードで表示(1行ずつスクロールする)
SAVE[=n] 画面操作機能を有効にする。n は保存されるページ数

/PAGE=SAVE 修飾子を使用すると,最大5画面,255桁分の画面を保存できます。この時,次のキーを使って画面の移動などができます。

キー名 動作
上矢印(↑),Ctrl/B 1行スクロールアップ
下矢印(↓) 1行スクロールダウン
左矢印(←) 1桁左へシフト
右矢印(→) 1桁右へシフト
Find(E1) 文字検索を起動
Insert Here(E2) 半画面右シフト
Remove(E3) 半画面左シフト
Select(E4) 80/132 桁切り替え
Prev Screen(E5) 前画面に移動
Next Screen(E6),Return,Enter,Space 次画面に移動
F10,Ctrl/Z 終了
Help(F15) MAIL, JMAIL では使用できない
Do(F16) 最新(現在)画面と(履歴内で)最古画面の入れ換え
Ctrl/W 再表示

省略時の設定は /NOPAGE です。

  注意
日本語を正しく表示するためには,あらかじめ日本語環境設定ユーティリティ (JSY$CONTROL) を用いてロケールの設定を行っておく必要があります。詳しくは 第 1 章 を参照してください。


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