A.3.2 XT 変換における変更 |
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XT 変換コードの問題を解決した結果 (Patch 25 for X11 R5), Xt における変換は,現在では厳密に処理されて,もう以前のように見込みによる一致を受け付けません。この変更により,QATS および Motif VTS テスト・スーツの動作が変更されて,キーパッドで定義されている矢印キーがあるような特定のキーボードに対して,誤った仮定をするようになりました。他の Motif アプリケーションも同じような影響を受けることがあります。
問題となるキーについてバインディングを再定義するファイルを作成し,そのファイルをxmodmapユーティリティに渡すことにより,この問題を回避することができます。
次の例は,矢印キーに一致するキーパッド・キー用のバインディングを変更して,キーパッドの数字ではなく,矢印キーだけを生成するようにします。この新しい定義を使用すると,アプリケーションは矢印キーとともに修飾子を使用できるようになります。