1.8.15 ステップ15: OpenVMS Cluster構成の確認 |
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Advanced Server は,複数のOpenVMS Alpha Clusterメンバ上で実行することができます。これには,次の手順を行います。
- TCP/IPトランスポートを使用しようとする場合は, Advanced Server を実行するすべてのクラスタ・メンバが同じTCP/IPサブネット内にあることを確認します。
- PATHWORKS for OpenVMS,PATHWORKS V5 for OpenVMS (LAN Manager),または日本語 Advanced Server for OpenVMS の以前のバージョンがいずれかのクラスタ・メンバ上で実行されている場合は,そのサーバを停止します。クラスタ内にある Advanced Server の以前のバージョンについての詳細は,「
第 1.1.2.2 項, OpenVMS Clusterのアップグレード 」を参照してください。
外部認証を提供するために,できるだけ外部認証ソフトウェアをクラスタ内のすべてのノードにセットアップしてください。 OpenVMSファイル・サーバを実行しないノードに外部認証サポートをセットアップするには,「
第 5.7 節, 外部認証のセットアップ 」を参照してください。
- Advanced Server をインストールする各システムで,この章で説明したタスクを完了します。
複数のシステム・ディスクを使用するクラスタ構成では, OpenVMS Registry Server が共通レジストリ・データベースを使用するように構成しなければなりません。詳細については,「 第 1.8.5 項, ステップ5: OpenVMS Registry Serverの起動 」を参照してください。
ファイル・サーバおよびプリント・サーバとして使用するそれぞれのクラスタ・メンバで,「
第 3 章, Advanced Serverの構成 」で説明するように, Advanced Server 構成コマンド・プロシージャ(PWRK$CONFIG.COM)を実行します。これにより,各ノードで適切なパラメータが設定されサーバを実行するのに十分なリソースを持つようになります。
- Advanced Server を実行するすべてのクラスタ・メンバは,次の共通のものを共有しなければなりません。
- システムの利用者登録ファイル (SYSUAF.DAT)
- ライトリスト・ファイル (RIGHTSLIST.DAT)
- OpenVMS レジストリ・データベースの位置 (SYS$REGISTRY:)
- Advanced Server データ・ディレクトリの位置 (PWRK$COMMONROOT:)
Advanced Server をOpenVMS Cluster メンバにインストールするとき,次の両方の条件があてはまる場合は,サーバをシャットダウンし,サーバを実行しているシステムをリブートする必要があります。
- クラスタ内の 2 つ以上のシステム・ディスクに Advanced Server がインストールされている。
- Advanced Server が,インストレーションが行われているシステム・ディスク以外のシステム・ディスクからブートされた 1 つ以上のクラスタ・メンバですでに実行されている。
Advanced Server をインストールするには,「
第 2 章, Advanced Server ソフトウェアのインストレーション 」の手順に従います。