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OpenVMS マニュアル |
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日本語 HP OpenVMS
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この章では,日本語 OpenVMS オペレーティング・システムがうまくインストールされたかどうかを検証する方法について説明します。
3.1 インストレーション検証プロシージャ(IVP)
日本語 OpenVMS のキットには,日本語 OpenVMS が正しくインストールされたかどうか確認するための,インストレーション検証プロシージャ(IVP)が含まれています。 IVP (JSY$IVP.COM) は,SYS$TEST に置かれます。
IVP は,日本語 OpenVMS の主な 14 個のユーティリティについてのテストから構成されており,このコマンド・プロシージャが正常終了した場合は,日本語 OpenVMS が正しくインストールされたことを示します。
IVP は,日本語 OpenVMS のインストレーション時に自動的に実行されます。
また,日本語 OpenVMS のインストレーション後に PAK を登録しロードした後に,単独でIVPを実行することもできます。その場合には,次のように入力して IVP を起動します。ただし,この操作には SYSPRV 特権が必要です。
$ @SYS$TEST:JSY$IVP.COM |
IVP は,日本語 OpenVMS の 14 個のユーティリティが,それぞれインストールされているかどうかを判断し,インストールされていたならば,そのユーティリティについてのテストを実行します。
各ユーティリティそれぞれについてのテストが終了した時点で,そのユーティリティに問題が発見された場合,エラー・メッセージが出力されます。そして,14 個のテストすべてが終了した後に,日本語 OpenVMS のインストレーションが成功したかどうかのメッセージが出力されます。エラー・メッセージはJSY$TEST:ERROR.DAT にも出力されます。
すべてのユーティリティについてのテストの実行ではなく, 1 つのユーティリティについてだけテストを実行することができます。その場合には,次のように入力してください。
$ @JSY$TEST:IVP_SETUP.COM [ユーティリティ・テスト名] |
たとえば,KCODE ユーティリティの場合には,次のように入力します。
$ @JSY$TEST:IVP_SETUP.COM IVP_KCODE |
上記の @SYS$TEST:JSY$IVP.COM は,すべてのユーティリティのテストを実行します。これらのユーティリティのユーティリティ・テスト名を実行する順番に示します。
IVP_CMGR
IVP_FIP (Alpha 版のみ)
IVP_JCOBOL (Alpha 版のみ)
IVP_JDICEDIT
IVP_JMAIL (Alpha 版のみ)
IVP_JSORT
IVP_KANJIGEN
IVP_KCODE
IVP_KCONVERT (Alpha 版のみ)
IVP_KINQUIRE
IVP_NCOBOL (Alpha 版のみ)
IVP_TMH
IVP_XTPU
IVP_JSNA (Alpha 版のみ)
ただし,テストはインストールされているユーティリティについてだけ実行されます。 IVP が正しく実行されるためには, JSY$TEST:F_[ ユーティリティ名].DAT が JSY$TEST に存在していなければなりません。もし,それらがないとエラー・メッセージが出力されます。また,ファイル F_NECESSARY.DAT も存在しなければなりません。
IVP の実行を途中で止めたい時は [Ctrl/Y] を押してください。
IVP が,正常に終了した場合の出力メッセージについては, 付録 C を参照してください。
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