日本-日本語
日本HPホーム 製品 & サービス OpenVMS製品情報
≫  お問い合わせ


OpenVMS マニュアル


 

OpenVMS ドキュメント
ライブラリ

タイトルページ
目次
まえがき
第1章:DEC入力サーバライブラリ
   ≫ 概要
   ≫ DIMsクラスのリソース
   ≫ パブリック・ルーチン
   ≫ サンプル・ファイル
PDF
OpenVMS ホーム
日本語 HP DECwindows Motif for OpenVMS

日本語 HP DECwindows Motif for OpenVMS
DEC 入力サーバ・ライブラリ


目次




DIMsウィジェットに対応する入力コンテキストの状態更新セッションを終了させます。



フォーマット

void DIMsStatusDone (w)


引数



Widget w;


戻り値

1
戻り値はありません。


説明

DIMsStatusDoneは,状態領域を更新した後に呼び出す必要があります。クライアント側では,StatusDoneコールバックが発行されます。この呼び出しは,XIMStatusCallbackにのみ使用できます。

この呼び出しは,createICCb(),またはreason引数として DimCR_CreateIC を設定するようなコールバックでは,クライアントと IMS の接続がまだ確立されていないため使用できないことに注意してください。このようなコールバックの詳細については, setAreaCb の項およびそれ以降のいくつかの項を参照してください。

w 入力コンテキストに対応するDIMsウィジェットを指定します。




DIMsウィジェットに対応する入力コンテキストの状態領域を更新する関数です。



フォーマット

void DIMsStatusDraw (w, type, string, string_length, reditions, renditions_length, bitmap)


引数



Widget w;
XIMStatusDataType type;
void *string;
int string_length;
XIMFeedback *renditions;
int rendition_length;
Pixmap bitmap;


戻り値

1
戻り値はありません。


説明

DIMsStatusDrawは,入力コンテキストの状態領域を更新します。クライアント側では,StatusDrawコールバックが発行されます。この呼び出しは,XIMStatusCallbackにのみ使用できます。

この呼び出しは,createICCb(),またはreason引数として DimCR_CreateIC を設定するようなコールバックでは,クライアントと IMS の接続がまだ確立されていないため使用できないことに注意してください。このようなコールバックの詳細については, setAreaCb の項およびそれ以降のいくつかの項を参照してください。

w 入力コンテキストに対応するDIMsを指定します。
type テキストまたはビットマップのいずれを使用するかを指定します。
string 状態領域を更新するためのテキストを指定します。エンコーディングはDIMsEncoding(w)の戻り値と一致しなければなりません。このデータにメモリを割り当てたら呼び出し後に解放する必要があります。
string_length stringのバイト数を指定します。
renditions 文字ごとの表示情報を持つXIMFeedback の配列へのポインタを指定します。
rendition_length renditionsのメンバ数を指定します。
bitmap typeがXIMBitmapTypeの場合にビットマップを指定します。




クライアントと,ジオメトリについての折衝を開始する関数です。



フォーマット

Boolean DIMsGeometryNegotiation (w)


引数



Widget w;


戻り値

1
クライアントが GeometryNegotiation コールバックをサポートする場合は,True が返されます。クライアントがGeometryNegotiation コールバックをサポートしない場合は, Falseが返されます。


説明

DIMsGeometryNegotiationは,ジオメトリについてのクライアントとの折衝を開始します。クライアント側では,GeometryNegotiationコールバックが発行されます。この呼び出しは入力スタイルが off-the-spot の場合のみ使用できます。

この呼び出しは,createICCb(),またはreason引数として DimCR_CreateIC を設定するようなコールバックでは,クライアントと IMS の接続がまだ確立されていないため使用できないことに注意してください。このようなコールバックの詳細については, setAreaCb の項およびそれ以降のいくつかの項を参照してください。

w 入力コンテキストに対応するDIMsウィジェットを指定します。




DIMsウィジェットに対応する入力コンテキストへの,クライアントからのイベント転送を有効または無効にします。



フォーマット

void DIMsSetEventsForward (w, state)


引数



Widget w;
Boolean state;


戻り値

1
戻り値はありません。


説明

DIMsSetEventsForwardは,XFilterEvents()による,クライアントから入力コンテキストへのイベント転送を有効,または無効にします。この関数は,IMSが動的イベント・フロー・モデルをサポートする場合にのみ有用です。イベント・フロー・モデルについての詳細は, 第 1.3.3 項 を参照してください。

この呼び出しは,createICCb(),またはreason引数として DimCR_CreateIC を設定するようなコールバックでは,クライアントと IMS の接続がまだ確立されていないため使用できないことに注意してください。このようなコールバックの詳細については, setAreaCb の項およびそれ以降のいくつかの項を参照してください。

w 入力コンテキストに対応するDIMsウィジェットを指定します。
state イベント・フロー状態を指定します。クライアントによる入力コンテキストへのイベント転送を有効にする場合は Trueを指定し,クライアントがトリガオン・キーを受信するまで入力コンテキストへのイベント転送を無効にするには Falseを指定します。




クライアントから DIMs ウィジェットに対応する入力コンテキストにイベントが転送されているかどうかを問い合わせる関数です。



フォーマット

Boolean DIMsIsEventsForwarded (w)


引数



Widget w;


戻り値

1
クライアントからのイベント転送が有効になっている場合には,Trueが返されます。クライアントからのイベントの転送が無効になっている場合には, Falseが返されます。


説明

DIMsIsEventsForwardedは,入力コンテキストのイベント転送状態を返します。動的イベント・フロー・モデル使用時に,クライアントからのイベント転送を開始/停止する方法については, DIMsSetEventsForward の項を参照してください。イベント・フロー・モデルについての詳細は, 第 1.3.3 項 を参照してください。

w 入力コンテキストに対応するDIMsウィジェットを指定します。




確定された文字列をクライアンに送信する関数です。



フォーマット

void DIMsCommit (w, string, string_length)


引数



Widget w;
void *string;
int string_length;


戻り値

1
戻り値はありません。


説明

DIMsCommitは,確定された文字列をクライアントの入力コンテキストに送信します。クライアントは, XmbLookupString()またはXwcLookupStringを使用して,確定された文字列を得ることができます。入力スタイルが on-the-spot の場合, IMSプログラマは,DIMsPreEditDone(w)を呼び出した後にこの関数を呼び出さなければならないことに注意してください。

この呼び出しは,createICCb(),またはreason引数として DimCR_CreateIC を設定するようなコールバックでは,クライアントと IMS の接続がまだ確立されていないため使用できないことに注意してください。このようなコールバックの詳細については, setAreaCb の項およびそれ以降のいくつかの項を参照してください。

w 入力コンテキストに対応するDIMsウィジェットを指定します。
string 確定された文字列を指定します。エンコーディングについては DIMsEncoding()によって返される値に一致する必要があります。詳細については DIMsEncoding の項を参照してください。 IMSプログラマは,このデータにメモリを割り当てたら呼び出し後に解放する必要があります。
string_length stringのバイト数を指定します。




クライアントと IMS とで同意したエンコーディングを返す関数です。



フォーマット

char *DIMsEncoding (w)


引数



Widget w;


戻り値

1
クライアントと IMS が同意したエンコーディングを指定するヌル終了文字列を返します。


説明

DIMsEncodingによってクライアントと IMS が同意したエンコーディングを取得することができます。クライアントが XOpenIM() を呼び出すと, XIM ライブラリは使用するエンコーディングについて IMS と折衝し,同意されたエンコーディングが DIMs ウィジェット・データとして IMSSL に保持されます。このエンコーディングは,前編集文字列 (on-the-spot の場合),確定された文字列,および resetICCb に返される文字列に使用されます。

この関数が返す文字列は解放されてはなりません。

エンコーディングの設定方法についての詳細は, 第 1.4.7 項 を参照してください。

w 入力コンテキストに対応するDIMsウィジェットを指定します。




DIMsウィジェットに対応する入力コンテキストのロケールを返す関数です。



フォーマット

char *DIMsLocale (w)


引数



Widget w;


戻り値

1
入力コンテキストのロケールを指定するヌル終了文字列が返されます。


説明

DIMsLocaleによって,入力コンテキストのローケル情報を取得することができます。クライアントがXOpenIM を呼び出すと, Ximに対応するロケールが IMS に送信されます。IMSSLは,このロケールを DIMsウィジェット・データとして保持します。

返される文字列は解放されてはなりません。

w 入力コンテキストに対応するDIMsウィジェットを指定します。




DIMsウィジェットに対応する入力コンテキストの入力スタイルを返す関数です。



フォーマット

XIMStyle DIMsInputStyle (W)


引数



Widget w;


戻り値

1
入力コンテキストの入力スタイルを指定するXIMStyle型の値を返します。

説明

DIMsInputStyleによって,入力コンテキストの入力スタイルが取得されます。クライアントが XCreateIC() を呼び出す場合には,入力スタイルを指定して,IMS に送信する必要があります。 IMSSLは,この入力スタイルをDIMsウィジェットのデータとして保持します。

w 入力コンテキストに対応するDIMsウィジェットを指定します。




DIMsウィジェットに対応する入力コンテキストのXNClientWindow のXIC値を返す関数です。



フォーマット

Window DIMsClientWindow (W)


引数



Widget w;


戻り値

1
入力コンテキストのクライアント・ウィンドウを指定するWindow型の値を返します。

説明

DIMsClientWindowは,入力コンテキストのクライアント・ウィンドウを取得します。クライアントが XCreateIC() を呼び出す場合には,クライアント・ウィンドウを指定する必要があります。 IMSSLは,このクライアント・ウィンドウをウィジェット・データとして保持します。

w 入力コンテキストに対応するDIMs ウィジェットを指定します。




DIMsウィジェットに対応する入力コンテキストのXNFocusWindow のXIC 値を返す関数です。



フォーマット

Window DIMsFocusWindow (w)


引数



Widget w;


戻り値

1
入力コンテキストのフォーカス・ウィンドウを指定するWindow型の値を返します。

説明

DIMsFocusWindowは,入力コンテキストのフォーカス・ウィンドウを取得します。クライアントが,XCreateIC() または XSetICValues() を呼び出す場合には,フォーカス・ウィンドウを指定する必要があります。IMSSLは,このウィンドウをウィジェット・データとして保持します。フォーカス・ウィンドウが指定されない場合は,クライアント・ウィンドウが返されます。

w 入力コンテキストに対応するDIMsウィジェットを指定します。




入力コンテキストの固有データを返す関数です。



フォーマット

Opaque *DIMsUserData (w)


引数



Widget w;


戻り値

1
入力コンテキストの固有データを指すポインタを返します。データ型は任意です。

説明

DIMsUserDataは,入力コンテキストの固有データを取得します。このデータは,クライアントが XCreateIC() を呼び出し,コールバックが呼び出される場合に,IMS プログラマによって作成されます。コールバックについての詳細は, createICCb の項を参照してください。

w 入力コンテキストに対応するDIMsウィジェットを指定します。




すべてのクライアントのトリガ・キーを変更する関数です。



フォーマット

void DIMsSetTriggerKeys (new_keys)


引数



DIMsTriggerKeys new_keys;


戻り値

1
戻り値はありません。

説明

DIMsSetTriggerKeysは, IMS のトリガ・オン/オフのためのキーを変更します。この呼び出しによって,すべてのDIMs クラスの DIMsNtriggerKeysリソースが変更され,新しいトリガ・キーがすべてのクライアントに送信されます。イベント・フロー・モデルにおけるトリガ・キーについては, 第 1.3.3 項 を参照してください。

この呼び出しは,createICCb(),またはreason引数として DimCR_CreateIC を設定するようなコールバックでは,クライアントと IMS の接続がまだ確立されていないため使用できないことに注意してください。このようなコールバックの詳細については, setAreaCb の項およびそれ以降のいくつかの項を参照してください。

new_keys IMSの新しいトリガ・キーを指定します。 DIMsTriggerKeysのデータ型の定義は 第 1.4.8 項 を参照してください。 IMSプログラマは,このポインタを後で解放しなければなりません。


目次

© 2011 Hewlett-Packard Development Company, L.P.