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OpenVMS マニュアル |
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HP OpenVMS
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LOCALE SHOW VALUE |
現在の国際化環境をもとに,1つ以上のキーワードの値を表示します。
LOCALE SHOW VALUE name
name
必須。複数の 名前 を指定できます。次のいずれかの名前を指定します。
- キーワード
- キーワードを指定すると,現在のロケールでのそのキーワードの値が表示されます。
- 値が割り当てられていない整数キーワードの場合は, CHAR_MAX (127) という値が表示されます。
- キーワード値にセミコロン,二重引用符,バックスラッシュ,制御文字のいずれかが含まれる場合には,その前にエスケープ文字 (通常はバックスラッシュ) が挿入されます。
- カテゴリ
カテゴリを指定すると,そのカテゴリのすべてのキーワードの値が表示されます。
表 4-4 は,指定できるカテゴリとキーワードを示しています。
表 4-4 ロケール・カテゴリとキーワード カテゴリ キーワード キーワードの説明 LC_CTYPE 文字分類名 LC_TIME DAY 曜日の完全名 ABDAY 曜日の短縮名 MON 月の完全名 ABMON 月の短縮名 D_T_FMT 日付/時刻形式 D_FMT 日付形式 T_FMT 時刻形式 T_FMT_AMPM 12時間表示の時刻形式 AM_PM 午前(a.m.)および午後(p.m.)を表す文字列の表示方法を定義する ERA ロケールにおける年(年号)の数えかた,および表示方法を定義する ERA_D_FMT 年号の日付形式 ERA_D_T_FMT 年号の日付/時刻形式 ERA_T_FMT 年号の時刻形式 ALT_DIGITS 数字の代替シンボルを定義する文字列 LC_NUMERIC DECIMAL_POINT 小数点として使用する文字 THOUSANDS_SEP 小数点の左側で数字を区切るのに使用する文字 GROUPING 小数点の左側で文字をどのように区切るかを定義する LC_MONETARY INT_CURR_SYMBOL 国際通貨記号を表す文字列 CURRENCY_SYMBOL ローカル通貨記号として使用される文字列 MON_DECIMAL_POINT 金額を書式化するときに小数点として使用される文字 MON_THOUSANDS_SEP 小数点の左側で数字の位取りに使用する文字 POSITIVE_SIGN 正の金額を表すのに使用する文字列 NEGATIVE_SIGN 負の金額を表すのに使用する文字列 INT_FRAC_DIGITS 国際通貨記号を使用して金額を書式化する場合,小数点の右側に表示される桁数 FRAC_DIGITS ローカル通貨記号を使用して金額を書式化する場合,小数点の右側に表示される桁数 P_CS_PRECEDES 正の金額値について,ローカル通貨記号が数値の前にくる場合は1,数値の後にくる場合は0に設定する N_CS_PRECEDES 負の金額値について,ローカル通貨記号が数値の前にくる場合は1,数値の後にくる場合は0に設定する P_SEP_BY_SPACE 正の金額値について,通貨記号と値のあいだにスペースがない場合は0,スペースがある場合は1,記号と符号文字列のあいだにスペースがある場合は2に設定する N_SEP_BY_SPACE 負の金額値について,通貨記号と値のあいだにスペースがない場合は0,スペースがある場合は1,記号と符号文字列のあいだにスペースがある場合は2に設定する P_SIGN_POSN POSITIVE_SIGN文字列の位置を指定するために使用される整数 N_SIGN_POSN NEGATIVE_SIGN文字列の位置を指定するために使用される整数 MON_GROUPING 金額値を編集するときの数字の位取りを定義する LC_MESSAGES YESSTR 現在のロケールの中でYESを表す文字列 NOSTR 現在のロケールの中でNOを表す文字列 YESEXPR 現在のロケールの中で肯定応答を表す式 NOEXPR 現在のロケールの中で否定応答を表す式
注意
現在のロケールの設定に影響を及ぼす環境変数が,無効なロケールを指定している場合,ロケール"C"が設定されます。
カテゴリの一部として,デフォルトの設定で表示されない他の有効なキーワードには,次のキーワードが含まれます。
- CHARMAP --- ロケールが作成されたときに使用されたcharmapのファイル指定を表示する。
- CODE_SET_NAME --- charmapファイルの定義の対象となるコード化文字セット名を定義する。
- MB_CUR_MAX --- マルチバイト文字内の最大バイト数を定義する。
- MB_CUR_MIN --- コード化文字セット内の文字の最小バイト数を定義する。
/CATEGORY
オプション。デフォルトの設定:カテゴリ名を表示しない。各キーワードの前にカテゴリ名を表示します。
/KEYWORD
オプション。デフォルトの設定:キーワード名を表示しない。キーワードの値の前にキーワード名を表示します。
LOCALE SHOW VALUE コマンドは,現在の国際化環境をもとに, 1つ以上のキーワードの値を表示します。
%LOCALE-E-NOKEYFND, no keyword keyword-name foundkeyword-nameは,有効なキーワードではありません。 表 4-4 にリストされているキーワードだけを指定してください。
#1 |
---|
$ LOCALE SHOW VALUE NOEXPR "^[nN][[:alpha:]]*" |
修飾子を指定せずにLOCALE SHOW VALUEを実行すると, NOEXPR文字列の値が表示されます。
#2 |
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$ LOCALE SHOW VALUE /CATEGORY NOEXPR LC_MESSAGES "^[nN][[:alpha:]]*" |
/CATEGORYを指定すると,NOEXPR文字列の値の前に,カテゴリ名(LC_MESSAGES)が表示されます。
#3 |
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$ LOCALE SHOW VALUE /KEYWORD NOEXPR noexpr= "^[nN][[:alpha:]]*" |
/KEYWORDを指定すると,キーワード値の前に,キーワード名が表示されます。
#4 |
---|
$ LOCALE SHOW VALUE /KEYWORD /CATEGORY NOEXPR LC_MESSAGES noexpr= "^[nN][[:alpha:]]*" |
/KEYWORDおよび/CATEGORYを指定すると,キーワード値の前に,カテゴリおよびキーワード名が表示されます。
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