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OpenVMS マニュアル


日本語HP DECprint Supervisor for OpenVMS

日本語HP DECprint Supervisor for OpenVMS
ユーザーズ・ガイド


目次 索引





制限事項

  • Government Letter用紙はサポートされません。

  • F4用紙はサポートされません。

  • シフト出力機能はサポートされません。

  • ソータ機能はサポートされません。

  • マルチソータ機能はサポートされません。

  • 10 ビン・マルチビン・ユニットの大容量 (スタッカ) モード機能はサポートされません。

  • ホチキス止め機能はサポートされません。

  • 両面印刷ユニットが必須です。

セパレータページの給紙指定

セパレータページを給紙するトレイを指定するための論理名である DCPS$queue-name_SEPARATOR_TRAY に指定する等価名は,次の通りです。

等価名 給紙トレイ
1 カセット1
2 カセット2
3 カセット3,オプション
4 カセット4,オプション
5 カセット5,オプション



19.3.2 InterLaser LP-8700PS3

制限事項

  • スタンプ・マーク印刷はサポートされません。

  • 製本印刷はサポートされません。

  • 洋形0号の用紙サイズを指定した場合,「ヨウシサイズエラー」と表示されることがあります。

  • 次の用紙はサポートされません。

    • F4

    • 不定形

    • 角形2号

    • GovernmentLetter

セパレータ・トレイの指定

0 手差し
1 用紙カセット1
2 増設トレイ,オプション
3 増設トレイ,オプション



19.3.3 ESPER-LASER LP-9200PS3

制限事項

  • A3W用紙はサポートされません。

  • Government Letter用紙はサポートされません。

  • F4用紙はサポートされません。

  • 往復はがきはサポートされません。

セパレータページの給紙指定

セパレータページを給紙するトレイを指定するための論理名である DCPS$queue-name_SEPARATOR_TRAY に指定する等価名は,次の通りです。

等価名 給紙トレイ
0 標準トレイ
1 カセット1
2 カセット2,オプション
3 カセット3,オプション



19.3.4 ESPER-LASER LP-8400PS3

制限事項

  • 往復はがきはサポートされません。

セパレータページの給紙指定

セパレータページを給紙するトレイを指定するための論理名である DCPS$queue-name_SEPARATOR_TRAY に指定する等価名は,次の通りです。

等価名 給紙トレイ
0 標準トレイ
1 上カセット
2 下カセット (オプション)



19.3.5 ESPER-LASER LP-9200PS2

制限事項

  • A3ノビ+,GOVT LEGAL,GOVT LETTER 用紙サイズはサポートされません。

  • Ethernet インタフェースを使用しての DCPS から AppleTalk 経由の印刷はサポートされません。

脚注

+ DCPS V1.3 で新たに追加された A3NOBI 用紙サイズは LP-9200PS2 では A3W に相当します。



19.4 富士ゼロックス製日本語プリンタ



制限事項

  • 封筒用紙はサポートされません。

  • ユーザ定義用紙はサポートされません。

  • セパレータ・トレイの指定はサポートされません。



19.4.2 FUJI XEROX DocuPrint C1250

制限事項

  • 12x18" 用紙はサポートされません。

  • 8x10" 用紙はサポートされません。

  • SRA3 用紙はサポートされません。

  • 非定型用紙はサポートされません。

セパレータページの給紙指定

セパレータページを給紙するトレイを指定するための論理名である DCPS$queue-name_SEPARATOR_TRAY に指定する等価名は,次の通りです。

等価名 給紙トレイ
0 トレイ1
1 トレイ2
2 トレイ3
3 トレイ4



19.4.3 FUJI XEROX Laser Press 4410

制限事項

  • 八開用紙はサポートされません。

  • 非定形用紙はサポートされません。

  • ホチキス止め機能はサポートされません。

  • オフセット・キャッチ機能はサポートされません。

  • パラレル・ポートによる接続はサポートされません。

セパレータページの給紙指定

セパレータページを給紙するトレイを指定するための論理名である DCPS$queue-name_SEPARATOR_TRAY に指定する等価名は,次の通りです。

等価名 給紙トレイ
0 トレイ1
1 トレイ2 (オプション)
2 トレイ3/大容量給紙トレイ3 (オプション)
3 トレイ4/大容量給紙トレイ4 (オプション)



19.5 DIGITAL Colorwriter LSR 2000+ プリンタ

DIGITAL Colorwriter LSR 2000+ プリンタは, DIGITAL Colorwriter LSR 2000 のアップグレード機種です。 DCPS ドキュメントの DIGITAL Colorwriter LSR 2000 についての記述は, DIGITAL Colorwriter LSR 2000+ プリンタについても適用されます。

19.5.1 装着されていない用紙サイズへの印刷要求

プリンタでサポートされていても,現在給紙トレイに装着されていない用紙サイズを指定した場合,プリンタは指定した用紙サイズを装着するよう要求します。別のプリンタの場合は,SIZNOTAVL エラーを表示して要求を拒否します。

19.5.2 INPUT_TRAY および PAGE_SIZE あるいは SHEET_SIZE パラメータ

Colorwriter LSR 2000 プリンタの制限により, DCPS では用紙サイズと給紙トレイの両方を指定することはできません。両方を指定しようとした場合,NOSHEETANDTRAY エラーが表示されます。いずれか一方だけであれば指定することができます。

19.5.3 ANSI トランスレータの 64 行出力の制限

Colorwriter LSR 2000 プリンタの上部マージンの最小値は 0.5 インチです。このため,A4 サイズの用紙に省略時のフォント・サイズで表示する場合に必要な 66 行よりも短い行に印刷領域を制限します。各ページの先頭行が印刷領域からはずれることを避けるために, ANSI トランスレータは通常の出力を 64 行に制限します。

(NUMBER_UP=1) あるいは (LAYUP=COLORWRITER-2000-FULL-PAGE)パラメータを指定することにより,66 行を出力することができます。これらのパラメータにより,DCPS はイメージを縮小して印刷領域に収まるようにします。

19.6 DIGITAL DECcolorwriter 1000 プリンタ



次の表に示すセットアップ・モジュールを使用することにより,各種プリンタの属性をユーザのプリント・ジョブ用に変更することができます。

セットアップ・モジュール 説明
DCW1000_STANDARD 300 x 300 dpi,2 ppm の最速印刷
DCW1000_ENHANCED 300 x 300 dpi,ディザ拡張,1.5 ppm
DCW1000_HIGHRES 300 x 600 dpi,ディザ拡張,1 ppm
DCW1000_VIVDBLUE 紫よりも青
DCW1000_DISPLAY 写真輝度,モニタ表示のシミュレーション
DCW1000_SIMPRESS 新聞印刷シミュレーション
DCW1000_NOCORECT 色補正なし,省略時の設定

たとえば,次のコマンドでは,300 x 600 DPI で鮮明な青色を印刷します。

$ PRINT /NOTIFY /SETUP=(DCW1000_VIVDBLUE,DCW1000_HIGRES) filename



19.7 DIGITAL DEClaser 1152 プリンタ



DEClaser 1152 プリンタに印刷中のジョブを削除した場合に,次のすべての条件が存在すると,その次のジョブがハングします。

  • DEClaser 1152 の AppleTalk (LocalTalk) ポートが使用されている場合。

  • 削除されたジョブの多くのページがまだプリンタ・バッファに残っていて,ジョブの削除後もプリンタが継続して印刷中である場合。

  • 前のジョブのすべてのページの印刷が完了する前に,次のジョブの印刷が始まった場合。

次のジョブは印刷されず,"Printing" 状態でキューに残り,キューは "Stalled" 状態となります。この問題は,プリンタが AppleTalk 接続がレディ状態となる前に AppleTalk 接続を受け付けたためです。ハングしたジョブは一度削除した後に,再度登録しなければなりません。ジョブを削除するために,最大 90 秒かかります。

19.8 DIGITAL DEClaser 3500 プリンタ



この項で説明されるモジュールは,DEClaser 3500 プリンタのみに適用されます。これらのモジュールは,解像度を拡張したり,トナー節約モードを有効にしたり, DECimage-Lite イメージ拡張技術のバージョンをプリンタにダウンロードするものです。

解像度の拡張用のセットアップ・モジュールは,テキストおよびグラフィックスの両方についてスムージング処理を行います。スムージングのレベルは,DARK セットアップ・モジュールで増加させ, LIGHT セットアップ・モジュールで減少させます。 DARK 設定は細い線をやや太くしますが,望ましいものでない可能性があります。プリンタの工場出荷時の設定は,medium です。

  • DL3500_RET_DARK

  • DL3500_RET_MED

  • DL3500_RET_LIGHT

  • DL3500_RET_OFF



トナー節約モード用のセットアップ・モジュール DL3500_TSAVER は,すべての文字をアウトラインで印刷し,同様にグラフィックスの暗い部分もアウトラインで印刷します。この機能は文書のドラフトの印刷に有用であり,ページの解像度を medium とします。

DECimage-Lite 用のセットアップ・モジュールは,次の 5つの異なるコントラスト (パンチ) を提供します。

DL3500_DI_HC コントラストを 20% だけ増加させます
DL3500_DI_LC コントラストを 20% だけ減少させます
DL3500_DI_BRIGHTER 輝度を 10% だけ増加させます
DL3500_DI_DARKER 輝度を 10% だけ減少させます
DL3500_DI_FLAT グレイ・レベルの調整なしで,特別なハーフトーンを適用します。

注意:

  • これらのモジュールは相互に排他的です。最後に指定したものが有効となります。

  • DECimage-Lite 機能は,プリンタの RET 機能と競合します。いずれか 1 つを使用することはできますが,両方を使用することはできません。プリンタの RET の省略時の設定が有効となっている場合, DECimage-Lite セットアップ・モジュールは現在のジョブに対してその設定を無効とします。



次の例は,特定のプリント・ジョブに対して暗さを強調するものです。

$  PRINT /SETUP=(DL3500_RET_DARK) file-name



19.8.2 FAX オプションの使用

[SYSHLP.EXAMPLES.DCPS] にあるファイルの例を使用することにより, DEClaser 3500 プリンタで FAX メッセージを送信することができます。また,これらのファイルをドライバ開発者およびエンド・ユーザに自由に配布することも可能です。これらのファイルは,DEClaser 3500 を FAX 送信機として使用するアプリケーションを持たない OpenVMS,UNIX,DOS の各オペレーティング・システム上でも使用することができます。 Microsoft Windows 3.1 および Macintosh システムについては, FAX 送信用のドライバが利用可能であり,上記のファイルの代わりにそのドライバを使用しなければなりません。

DEClaser 3500 プリンタから FAX 送信する実際の PostScript ファイルあるいはテキスト・ファイルの前にこれらのヘッダ・ファイルを送信し,各アプリケーションに応じてヘッダ・ファイルを変更するようにします。各ファイルには多くのコメント行が含まれており,それらのファイルの編集法および使用法についての情報を含んでいます。さらに,[SYSHLP.EXAMPLES.DCPS]FAX_3500_PRINTME.PS ファイルは,ヘッダ・ファイルの使用法を説明しています。

  • DL3500_SEND_FAX_PS.PS
    任意の FAX 受信機で受信可能な標準 CCITT FAX 送信用の PostScript ファイルを送信するために使用されます。

  • DL3500_SEND_FAX_PS_SENDPS.PS
    その他の DEClaser 3500 プリンタあるいはその他の PostScript FAX 受信機用の PostScript データとして PostScript ファイルを送信するために使用されます。受信機がその PostScript データを受信することができない場合,呼び出しは停止し,プリンタは CCITT データ形式のデータを再度作成した後,再度呼び出しを行います。

  • DL3500_SEND_FAX_TEXT.PS
    任意の FAX 受信機で受信可能な標準 CCITT FAX 送信用のテキスト・ファイルを送信するために使用されます。

  • DL3500_SEND_FAX_TEXT_SENDPS.PS
    その他の DEClaser 3500 プリンタあるいはその他の PostScript FAX 受信機用の PostScript データとしてテキスト・ファイルを送信するために使用されます。受信機がその PostScript データを受信することができない場合,呼び出しは停止し,プリンタは CCITT データ形式のデータを再度作成した後,再度呼び出しを行います。

DEClaser 3500のファックス・オプションを使用すると,すでにサポートされているPostScriptおよびテキスト・ファイルだけでなく ANSI 文書をファックス送信することができます。印字可能なASCII文字列だけで構成された文書は, SYS$COMMON:[SYSHLP.EXAMPLES.DCPS]FAX_3500_PRINTME.PSに記述されている命令に従うテキスト・ファイルとして送信することができます。あるいは,次に説明するANSI文書として送信することができます。タブ,改行,その他の制御文字,ANSIエスケープ・シーケンスを含む文書は,次に示す命令を使用して送信しなければなりません。

ANSI文書をファックス送信するには,最初にOpenVMS特権ユーザがファックス受信者に関する情報を含むファックス設定モジュールを作成する必要があります。設定モジュールが作成されると, PRINT/SETUPコマンドを使用してANSI文書を受信者に送信することができます。

  1. 特定の受信者のファックス情報を含むファックス設定ファイルを作成します。ファックスをCCITT標準ファックス・マシンに送信するのか, DEClaser 3500などのPostScriptファックス・デバイスに送信するかに応じて, SYS$COMMON:[SYSHLP.EXAMPLES.DCPS]DL3500_SEND_FAX_PS.PSあるいは DL3500_SEND_FAX_PS_SENDPS.PSをテンプレートとして使用します。

  2. ユーザ独自の PostScript 装置制御ライブラリがない場合は,システム管理者に作成を依頼してください。

    $ LIBRARY /CREATE /TEXT SYS$COMMON:[SYSLIB]library_name
    


    ここで library_name は,ライブラリとして選択する名前です。

  3. システム管理者は,DCPS_LIB論理名が DCPS装置制御ライブラリ (DCPS$DEVCTL) およびユーザ独自の装置制御ライブラリの両方を示していることを確認しなければなりません。詳細については,『 DCPS システム管理者ガイド』およびSYS$STARTUP:DCPS$STARTUP.COMコマンド・プロシージャのコメント行を参照してください。
    DCPS_LIBの定義を変更した場合,ファックス送信に使用しているDCPSキューを一度停止した後に,再度起動する必要があります。

  4. 続いて,システム管理者はファックス設定ファイルからファックス設定モジュールを作成します。

    $ LIBRARY /INSERT /TEXT -
    _$ SYS$COMMON:[SYSLIB]library_name fax_settings_file
    


    ここで,fax_settings_file はファックス情報を含むファイルです。

以上の設定が完了すると,次のコマンドを使用してANSI文書をファックス送信することができます。

$ PRINT /PARAMETERS=DATA_TYPE=ANSI -
_$ /SETUP=fax_settings_module fax_file

ここで,fax_settings_module はシステム管理者が作成した設定モジュールで, fax_file はファックス送信しようとしている ANSI文書です。


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