この節では, DECwindows Motif 用 X Window System 拡張について説明します。
3.7.1 XINERAMA での XCopyArea の使用 |
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V1.3--1
グラフィック・エクスポーズ・イベントは XCopyArea 要求に対して生成されるようになりました。 XCopyArea 関数を呼び出すプログラムでは,要求で使用される gc で常にグラフィック・エクスポーズを有効にしておく必要があります。
3.7.2 XINERAMA が VisibilityNotify を正しく報告しない問題 |
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V1.3--1
XINERAMA を使用するマルチヘッド・システムでアプリケーションが表示を行う場合, VisibilityNotify イベントはウィンドウの状態を正しく報告しません。ウィンドウが表示され VisibilityNotify が選択されている場合,ウィンドウの状態は Unobscured として報告されますが,実際のウィンドウの状態は Unobscured または PartiallyObscured である可能性があります。この問題を回避するには, VisibilityNotify イベントを PartiallyObscured として扱うようにアプリケーションを変更してください。
ウィンドウが表示されると,それ以上表示に関するイベントは報告されません。たとえば,
VisibilityNotifyが選択されているウィンドウが他のウィンドウの下に隠れた場合,
FullyObscuredであることを示すイベントを報告する必要がありますが,このイベントは送信されません。