日本-日本語
日本HPホーム 製品 & サービス OpenVMS製品情報
≫  お問い合わせ


OpenVMS マニュアル


 

OpenVMS ドキュメント
ライブラリ

タイトルページ
目次
まえがき
第1章:インストールの準備
第2章:インストール手順
第3章:インストールの検証
第4章:インストール後の作業
付録A:インストール実行例
付録B:XPG4ロケールデータファイルのインストレーション
付録C:IVPの出力例
付録D:ファイル一覧
索引
PDF
OpenVMS ホーム
日本語 HP OpenVMS

日本語 HP OpenVMS
V8.4 インストレーション・ガイド


目次 索引

第 3 章
インストレーションの検証

この章では,日本語 OpenVMS オペレーティング・システムがうまくインストールされたかどうかを検証する方法について説明します。

3.1 インストレーション検証プロシージャ(IVP)

日本語 OpenVMS のキットには,日本語 OpenVMS が正しくインストールされたかどうか確認するための,インストレーション検証プロシージャ(IVP)が含まれています。 IVP (JSY$IVP.COM) は,SYS$TEST に置かれます。

IVP は,日本語 OpenVMS の主な 14 個のユーティリティについてのテストから構成されており,このコマンド・プロシージャが正常終了した場合は,日本語 OpenVMS が正しくインストールされたことを示します。

IVP は,日本語 OpenVMS のインストレーション時に自動的に実行されます。

また,日本語 OpenVMS のインストレーション後に PAK を登録しロードした後に,単独でIVPを実行することもできます。その場合には,次のように入力して IVP を起動します。ただし,この操作には SYSPRV 特権が必要です。

    $ @SYS$TEST:JSY$IVP.COM    

IVP は,日本語 OpenVMS の 14 個のユーティリティが,それぞれインストールされているかどうかを判断し,インストールされていたならば,そのユーティリティについてのテストを実行します。

各ユーティリティそれぞれについてのテストが終了した時点で,そのユーティリティに問題が発見された場合,エラー・メッセージが出力されます。そして,14 個のテストすべてが終了した後に,日本語 OpenVMS のインストレーションが成功したかどうかのメッセージが出力されます。エラー・メッセージはJSY$TEST:ERROR.DAT にも出力されます。

すべてのユーティリティについてのテストの実行ではなく, 1 つのユーティリティについてだけテストを実行することができます。その場合には,次のように入力してください。

    $ @JSY$TEST:IVP_SETUP.COM [ユーティリティ・テスト名]    

たとえば,KCODE ユーティリティの場合には,次のように入力します。

    $ @JSY$TEST:IVP_SETUP.COM IVP_KCODE    

上記の @SYS$TEST:JSY$IVP.COM は,すべてのユーティリティのテストを実行します。これらのユーティリティのユーティリティ・テスト名を実行する順番に示します。

IVP_CMGR
IVP_FIP (Alpha 版のみ)
IVP_JCOBOL (Alpha 版のみ)
IVP_JDICEDIT
IVP_JMAIL (Alpha 版のみ)
IVP_JSORT
IVP_KANJIGEN
IVP_KCODE
IVP_KCONVERT (Alpha 版のみ)
IVP_KINQUIRE
IVP_NCOBOL (Alpha 版のみ)
IVP_TMH
IVP_XTPU
IVP_JSNA (Alpha 版のみ)

ただし,テストはインストールされているユーティリティについてだけ実行されます。 IVP が正しく実行されるためには, JSY$TEST:F_[ ユーティリティ名].DAT が JSY$TEST に存在していなければなりません。もし,それらがないとエラー・メッセージが出力されます。また,ファイル F_NECESSARY.DAT も存在しなければなりません。

IVP の実行を途中で止めたい時は [Ctrl/Y] を押してください。

IVP が,正常に終了した場合の出力メッセージについては, 付録 C を参照してください。


目次 索引

© 2012 Hewlett-Packard Development Company, L.P.