HP OpenVMS Systems Documentation |
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LPD でこのプリンタに出力する場合は, DCPSスプール機能を有効にする必要があります ( 第 3.5.5 項 を参照)。
Raw TCP でこのプリンタに出力するには次のことが必要です。
10.18 HP Color LaserJet 4650
10.18.1 サービス・エラーで印刷に失敗する問題
特定のPostScriptファイルを出力した時にサービス・エラー 49.4C02 で印刷に失敗する場合があります。この問題は,プリンタのファームウェア・バージョン 20050524 07.003.3で修正されています。
10.19 HP Color LaserJet 5500
10.19.1 キューの起動エラー
このプリンタは,古いバージョンのファームウェアで動作している場合,ジョブ開始時の DCPS 同期化要求には応答しません。このため,このプリンタのファームウェアを 20030605 04.016.2 以上にしないと DCPS ジョブが開始されません。
プリンタのファームウェアをアップグレードする代わりに,このプリンタのキューを起動する前に論理名 DCPS$queuename_NO_SYNC を定義することでこの問題を回避することもできます。また,プリンタの PERSONALITY 設定を PS (PostScript) にしておくこともお勧めします。ただし,プリンタの PERSONALITY 設定を PS (PostScript) にするだけではこの問題を解決することにはなりません。
10.20 HP Color LaserJet 5550
10.20.1 サービス・エラーで印刷に失敗する問題
特定のPostScriptファイルを出力した時にサービス・エラー 49.4C02 で印刷に失敗する場合があります。この問題は,プリンタのファームウェア・バージョン 20050524 07.007.3 で修正されています。
10.21 HP LaserJet IIIDプリンタ
10.21.1 ジョブが "Starting" 状態のままとなること
論理名DCPS$queuename_NO_SYNC を使用することにより, PostScript レベル 2カートリッジを使用して HP LaserJet IIIDプリンタに印刷する際の,報告されている問題を解決することができます。このカートリッジには,ホストに送信する状態メッセージを破壊するという既知の問題があります。これにより,DCPSが同期シーケンスを使用しようとすると,ジョブが "Starting" 状態で停止してしまうことがあります。詳細については, 第 3.5.3 項 を参照してください。
10.21.2 両面印刷時の不正確な用紙枚数
HP LaserJet IIID,その他いくつかのHP LaserJet プリンタは,内部的に物理シートを数えるのではなく,イメージ処理されたページを数えます。したがって,トレーラ・ページの"Sheets printed"のデータは,処理されたイメージの数を反映します。たとえば,バースト・ページとトレーラ・ページが有効で,
/PARAMETERS=(SIDES=2)を指定した6ページのプリント・ジョブは, 5 ページしか印刷されていない場合でも "Sheets printed"は 8 ページと表示されます。
10.22 HP LaserJet IIISiプリンタ
10.22.1 ネイティブなPCLジョブにおける不正確な用紙枚数
HP LaserJet IIISiプリンタは,ネイティブなPCLファイルの印刷時に用紙の枚数を数えません。トレーラ・ページとOpenVMSアカウンティング・システムのいずれにおいても,ジョブの終わりに報告される枚数は,ジョブ・セパレータ・ページのように, PostScriptモードで印刷された用紙のみです。現在のところ対処法は報告されていません。
10.22.2 両面印刷時の不正確な用紙枚数
HP LaserJet IIISiプリンタは,用紙の枚数について, 第 10.21.2 項 と同じように動作します。
10.23 HP LaserJet 4SiMXプリンタ
10.23.1 両面印刷時の不正確な用紙枚数
HP LaserJet 4SiMXプリンタは,用紙の枚数について, 第 10.21.2 項 と同じように動作します。
10.24 HP LaserJet 5Mプリンタ
10.24.1 給紙トレイ選択時の問題
DCPSは,HP LaserJet 5Mについて, INPUT_TRAYパラメータの明示的な値を無視して,他の給紙トレイの用紙を使用することがあります。 DCPSはまた,トレイ 1が空の場合,それが標準トレイであっても TRAY_1が利用可能でないと報告することがあります。
これらの問題はともに,対象のトレイが空かそれ以外の理由で利用できない場合に,プリンタが他の給紙トレイを選択しようと試みることに関連しています。これらの問題を回避するには,HP 5Mコンソールを使用して,トレイ 1が"カセット"であることを指定し,利用可能な給紙トレイのうち,1つを除く他のトレイを全部ロックアウトします。詳細については,プリンタのユーザ・マニュアルを参照してください。
10.24.2 両面印刷時の不正確な用紙枚数
HP LaserJet 5Mプリンタは,用紙の枚数について, 第 10.21.2 項 と同じように動作します。
10.25 HP LaserJet 5SiMXプリンタ
10.25.1 次のトレイへのジョブ・トレーラ・ページ印刷
ネットワーク管理者が,プリンタに付属の管理ソフトウェアを使用して,メールボックス・トレイを"ジョブ・セパレータ・モード" にすると,DCPSジョブ・ログ・ページおよびトレーラ・ページは,ジョブの他の部分とは別に,次のトレイに印刷されます。
10.25.2 用紙に対するメモリ不足: 利用不能なトレイ
現在のメモリ構成では印刷することができない用紙サイズが給紙トレイに装着された場合, DCPSはトレイが利用不能であると報告します (メモリの必要条件については,HP5SiMXのユーザーズ・ガイドを参照してください)。
10.25.3 用紙に対するメモリ不足: サポートされない両面印刷
現在のメモリ構成では両面印刷することができない用紙サイズが給紙トレイに装着された場合, DCPSは両面印刷がサポートされていないと報告します (メモリの必要条件については,HP5SiMXのユーザーズ・ガイドを参照してください)。
10.25.4 両面印刷時の用紙枚数の誤り
HP LaserJet 5SiMXプリンタは,用紙の枚数について, 第 10.21.2 項 と同じように動作します。
10.26 HP LaserJet 2100 および 2200
10.26.1 キューの起動に関する問題
このシリーズの一部のモデルでは, DCPS ジョブの起動が許されないことがあります。この問題を解決するには,プリンタを PostScript モードにするか, DCPS の PostScript 同期を抑制します。詳細は, 第 11.1.1 項 を参照してください。
10.27 HP LaserJet 4000,4050 および 5000
10.27.1 最小のファームウェア・バージョン
DCPS から HP LaserJet 4000 または 5000 プリンタを使用するには,プリンタでファームウェア・バージョン 19980714 MB3.68 以上を使用している必要があります。 HP LaserJet 4050 プリンタを使用するには,プリンタでファームウェア・バージョン 19991030 MB6.30 以上を使用することをお勧めします。古いバージョンのファームウェアでは,DCPS ANSI トランスレータの使用時に,印刷誤りや,文字が印刷されないといった問題が生じることがあります。特に,ランドスケープ方向や NUMBER_UP でジョブを印刷する際にこのような問題が生じることがあります。このファームウェア・バージョン番号は,プリンタの構成ページに Firmware Datecode として表示されます。
プリンタでこれより古いバージョンのファームウェアを使用している場合は, HP に連絡して適切なバージョンを要求してください。新しいファームウェアは,SIMM として送付され,プリンタに装着するようになっています。
10.28 HP LaserJet 4200 および 4300
10.28.1 キューの起動に関する問題
これらのプリンタは,ジョブ開始時の DCPS 同期要求に応答しません。このため,これらのプリンタへのキューが起動される前,または DCPS ジョブが開始される前に, DCPS$queuename_NO_SYNC 論理名を定義しなければなりません。詳細は, 第 11.1.1 項 を参照してください。
また,プリンタの PERSONALITY 設定に PS (PostScript) を設定することもお勧めします。ただし,プリンタの PERSONALITY に PS (PostScript) を設定するだけでは,このプリンタの問題は解決しません。この問題は,プリンタ・ファームウェアの将来のバージョンで解決される予定です。
10.28.2 日本語フォントについて
別売の日本語 PostScript フォント DIMM を追加することにより,これらのプリンタで日本語を含んだテキストを印刷することができます。フォント DIMM の入手方法については,弊社営業所/各支店までお問い合せください。
10.29 HP LaserJet 4250 および 4350
10.29.1 サービス・エラーで印刷に失敗する問題
特定のPostScriptファイルを出力した時にサービス・エラー 49.4C02 で印刷に失敗する場合があります。この問題は,プリンタのファームウェア・バージョン 20050831 08.009.3 で修正されています。
10.30 HP LaserJet 8000,8100 および 8150
10.30.1 オプションのメールボックス
HP LaserJet 8000 プリンタのオプション設定に応じて,DCPS は,このプリンタのオプション・メールボックス・ビンに,1 から 5,1 から 7,または 1 から 8 のいずれかの番号を付けます。これは,ビン側面のプラスティックに刻印された数字に一致します。これに対し,プリンタのコンソールでは,これらのビンに 2 から 9 の番号を付けて参照します。使用しているプリンタ・モデルの番号付け,および異なるオプションと構成によるトレイの目的についての詳細は,『HP LaserJet User Guide』を参照してください。
10.30.2 キューの起動に関する問題
このシリーズのいくつかのモデルでは,DCPS ジョブを開始できないことがあります。この問題を解決するには,プリンタを PostScript モードに設定するか,または DCPS の PostScript の同期化を抑制します。詳細については,
第 11.1.1 項 を参照してください。
10.30.3 最小のファームウェア・バージョン
DCPS から HP LaserJet 8000 プリンタを使用するには,プリンタでファームウェア・バージョン 19980610 MB4.28 以上を使用している必要があります。このファームウェア・バージョン番号は,プリンタの構成ページに Firmware Datecode として表示されます。
プリンタでこれより古いバージョンのファームウェアを使用している場合は, HP に連絡して適切なバージョンを要求してください。新しいファームウェアは,SIMM として送付され,プリンタに装着するようになっています。
10.31 HP LaserJet 9050
10.31.1 サービス・エラーで印刷に失敗する問題
特定のPostScriptファイルを出力した時にサービス・エラー 49.4C02 で印刷に失敗する場合があります。この問題は,プリンタのファームウェア・バージョン 20050617 08.102.2で修正されています。
10.32 HP LaserJet 9055 MFP および 9065 MFP
10.32.1 サービス・エラーで印刷に失敗する問題
特定のPostScriptファイルを出力した時にサービス・エラー 49.4C02 で印刷に失敗する場合があります。この問題は,プリンタのファームウェア・バージョン 20050601 07.004.0で修正されています。
10.33 HP XL300プリンタ
10.33.1 通信に関連する問題
XL300プリンタが,XL300プリンタに印刷されるファイルに,クイック・サクセションから返された複数のユーザ・データ・メッセージが含まれている場合,メッセージの一部が失われたり,誤って返されたりすることがあります。また,場合によっては,DECprint Supervisorが返すメッセージが誤って伝達されることがあります。これにより,ユーザの端末に誤ったメッセージが返されます (/NOTIFYが設定されている場合)。そうでない場合,ジョブは正しく印刷されます。
10.34 Lexmark Optra Rt+プリンタ
10.34.1 トレイのリンクとINPUT_TRAY
プリンタ・コンソールによってトレイのリンクが有効になっている場合,リンクされたトレイは, INPUT_TRAYパラメータを使用して個別に選択することができません。 INPUT_TRAYパラメータでリンクされたトレイを指定すると,それ自体のアルゴリズムに従って,リンクされたトレイのいずれかが選択されます。
10.35 Lexmark Optra S,Optra T および T シリーズ
10.35.1 キューの起動に関する問題
Lexmark Optra S,Optra T および T シリーズのいくつかのモデルでは, DCPS ジョブを開始できないことがあります。この問題を解決するには,プリンタを PostScript モードに設定するか,または DCPS の PostScript の同期化を抑制します。詳細については,
第 11.1.1 項 を参照してください。
10.36 Tektronix Phaser
10.36.1 プリンタ構成の設定
DCPS から Phaser プリンタを使用する場合は,次の AppSocket 設定を変更する必要があります。
AppSocket 設定 | 値 |
---|---|
Interpreter または Language | PostScript |
Filtering | Interpreter-Based |
10.37 Xerox Phaser 4500,6250,7300,7750 および 8400
10.37.1 サポートするプロトコル
TCP/IP 経由でこれらのプリンタに出力する場合は LPD プロトコルを使用してください。これらのプリンタは DCPS にジョブ終了情報を返さないため, Raw TCP プロトコルを使用することはできません。 Raw TCP 経由のジョブは出力時にストールし,最終的にホールド状態になります。
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