日本-日本語 |
|
|
|
OpenVMS マニュアル |
|
日本語 OpenVMS
|
目次 | 索引 |
JLB$GET_INPUT |
LIB$GET_INPUT のローマ字・かな漢字変換入力版
ret-status = JLB$GET_INPUT ( get-str [,[prompt-str] [,[out-len] [,[src-str]]]] )
get-str JLB usage 入力文字列 access 出力のみ mechanism Descriptor渡し prompt-str JLB usage プロンプト文字列 access 入力のみ mechanism Descriptor渡し out-len JLB usage 入力文字列のバイト長 type Word access 出力のみ mechanism Reference渡し src-str JLB usage 変換対象文字列 access 入力のみ mechanism Descriptor渡し
標準ランタイム・ライブラリの LIB$GET_INPUT と同様に使用でき,ローマ字・かな漢字変換入力が可能です。変換対象文字列は入力を行う前に表示され,変換を行うことができます。
ret-status SS$_NORMAL RMS$_EOF
3.5 日本語ファイル名ルーチン
注意 日本語ファイル名ルーチンはOpenVMS VAXではサポートされていません。 |
JLB$RMS_USER_VTF7 |
指定されたコードセットから VTF-7 コードセットへ,日本語ファイル名の文字コード変換を行います。
ret-status = JLB$RMS_USER_VTF7 ( [dst-str], src-str, out-len, [codeset] )
dst-str JLB usage 変換結果出力領域 type Byte string access 出力のみ mechanism Descriptor 渡し src-str JLB usage 変換対象文字列 type Byte string access 入力のみ mechanism Descriptor 渡し out-len JLB usage 変換結果のバイト長 type Word access 出力のみ mechanism Reference 渡し codeset JLB usage コードセット名 type Byte string access 入力のみ mechanism Descriptor 渡し
このルーチンは RMS を使用せずにファイルにアクセスするアプリケーションなどが,日本語ファイル名をサポートするために利用することができます。日本語ファイル名は Windows NT のサポートするファイル名に準拠しているため,一部の文字の変換規則は iconv と異なります。
変換結果出力領域は Fixed-Length String Descriptor または Dynamic String Descriptor である必要があります。変換結果出力領域を省略した場合は (引数 dst-str がゼロ),変換結果のバイト数のみを out-len に出力します。
コードセット名を省略した場合は (引数 codeset がゼロ) 現在のプロセスが使用しているコードセットを自動的に選択します。
ret-status SS$_NORMAL JSY$_STRTRU
JLB$RMS_VTF7_USER |
VTF-7 コードセットから指定されたコードセットへ,日本語ファイル名の文字コード変換を行います。
ret-status = JLB$RMS_VTF7_USER ( [dst-str], src-str, out-len, [codeset])
dst-str JLB usage 変換結果出力領域 type Byte string access 出力のみ mechanism Descriptor 渡し src-str JLB usage 変換対象文字列 type Byte string access 入力のみ mechanism Descriptor 渡し out-len JLB usage 変換結果のバイト長 type Word access 出力のみ mechanism Reference 渡し codeset JLB usage コードセット名 type Byte string access 入力のみ mechanism Descriptor 渡し
このルーチンは RMS を使用せずにファイルにアクセスするアプリケーションなどが,日本語ファイル名をサポートするために利用することができます。日本語ファイル名は Windows NT のサポートするファイル名に準拠しているため,一部の文字の変換規則は iconv と異なります。
変換結果出力領域は Fixed-Length String Descriptor または Dynamic String Descriptor である必要があります。変換結果出力領域を省略した場合は (引数 dst-str がゼロ),変換結果のバイト数のみを out-len に出力します。
コードセット名を省略した場合は (引数 codeset がゼロ),現在のプロセスが使用しているコードセットを自動的に選択します。
ret-status SS$_NORMAL JSY$_STRTRU
JSY$RMS_GET_ENCODING |
現在の RMS ファイル名コンバータの状態を取得します。
ret-status = JSY$RMS_GET_ENCODING ( dst-str, dst-len )
dst-str JLB usage コンバータ名の出力領域の先頭を指すポインタ type 文字列 access 出力のみ mechanism Value 渡し dst-len JLB usage コンバータ名のバイト長 type Longword access 出力のみ mechanism Reference 渡し
コンバータが有効の場合は "sdeckanji" が返されます。コンバータが無効の場合は "DISABLE" が返されます。
ret-status SS$_NORMAL SS$_INSFARG SS$_TOO_MANY_ARGS
JSY$RMS_LIST_ENCODING |
システムにインストールされているファイル名コンバータの名前を取得します。
ret-status = JSY$RMS_LIST_ENCODING ( context, dst-str, dst-len )
context JLB usage コンバータ管理用インデックス type Longword access 更新 mechanism Reference 渡し dst-str JLB usage コンバータ名の出力領域の先頭を指すポインタ type 文字列 access 出力のみ mechanism Value 渡し dst-len JLB usage コンバータ名のバイト長 type Longword access 出力のみ mechanism Reference 渡し
最初に JSY$RMS_LIST_ENCODING を呼び出す時に,あらかじめ引数 context をゼロに初期化しておきます。そして JSY$RMS_LIST_ENCODING を呼び出すごとに,システムにインストールされているファイル名コンバータを1つずつ返します。全てのコンバータの名前を取得し終えると,戻り値として SS$_NOMOREITEMS が返されます。この場合,コンバータ名は返されず,引数 context も更新されません。
ret-status SS$_NORMAL RMS$_EXTNOTFOU SS$_BADPARAM SS$_INSFARG SS$_NOMOREITEMS SS$_TOO_MANY_ARGS
JSY$RMS_SET_ENCODING |
RMS ファイル名コンバータを有効または無効に設定します。
ret-status = JSY$RMS_SET_ENCODING ( src-str, src-len )
src-str JLB usage コンバータ名の先頭を指すポインタ type 文字列 access 入力のみ mechanism Value 渡し src-len JLB usage コンバータ名のバイト長 type Longword access 入力のみ mechanism Value 渡し
コンバータを有効にする場合はコンバータ名として "sdeckanji" を指定します。コンバータを無効にする場合はコンバータ名として "DEFAULT" を指定します。なお,大文字/小文字の違いは無視されます。
ret-status SS$_NORMAL RMS$_EXTNOTFOU SS$_ACCVIO SS$_BADPARAM SS$_INSFARG SS$_TOO_MANY_ARGS
JSY$RMS_USER_VTF7 |
指定されたコードセットから VTF-7 コードセットへ,日本語ファイル名の文字コード変換を行います。
ret-status = JSY$RMS_USER_VTF7 ( src-str, src-len, [dst-str], [dst-len], out-len, [codeset], [codeset-len])
src-str JSY usage 変換対象文字列 type Byte string access 入力のみ mechanism Reference 渡し src-len JSY usage 変換対象文字列のバイト長 type Longword access 入力のみ mechanism Value 渡し dst-str JSY usage 変換結果出力領域 type Byte string access 出力のみ mechanism Reference 渡し dst-len JSY usage 変換結果出力領域のバイト長 type Longword access 入力のみ mechanism Value 渡し out-len JSY usage 変換結果のバイト長 type Longword access 出力のみ mechanism Reference 渡し codeset JSY usage コードセット名 type Byte string access 入力のみ mechanism Reference 渡し codeset-len JSY usage コードセット名のバイト長 type Longword access 入力のみ mechanism Value 渡し
このルーチンは RMS を使用せずにファイルにアクセスするアプリケーションなどが,日本語ファイル名をサポートするために利用することができます。日本語ファイル名は Windows NT のサポートするファイル名に準拠しているため,一部の文字の変換規則は iconv と異なります。
変換結果出力領域を省略した場合は (引数 dst-str および dst-len がゼロ),変換結果のバイト数のみを out-len に出力します。
変換対象文字列と変換結果出力領域が全く同じアドレスだった場合, JSY$RMS_USER_VTF7 は自動的に内部バッファを確保し,正常に変換を行います。しかし変換対象文字列と変換結果出力領域の一部だけが重複していた場合は,結果は保証されません。
コードセット名を省略した場合は (引数 codeset および codeset-len がゼロ),現在のプロセスが使用しているコードセットを自動的に選択します。
ret-status SS$_NORMAL JSY$_STRTRU
目次 | 索引 |
|